「既に予定している事も構わずシフトの連絡が直前。」「テスト期間中なのにシフトに入ってくれと言われる」「15分未満の勤務時間が切り捨てられる」「売れ残った商品を買わされる」「やめたいと言ったら、『求人広告費分として給料から4分の3を差し引く』と言われた」「シフトを無理に入れられ、深夜にも呼び出される」などなどのバイトの実態を告発し、「市内でも街頭で宣伝をしていると『私が働いている所はブラックです』と話をしてくれる学生に出合います。 市内には3つの大学があり、ブラックバイトによって大学を辞めざるを得ない学生を出さないためにも対策が必要」と市の考えを質しました。 市長は、「市として経営の中身に関与することはできないが、市内大学生への啓発、HPを活用した広報はしていく。商工会議所などと連携していきたい。」と答弁し、市のゆるキャラ「ゾウキリン」を使った啓発ポスターが制作されました。
2015年12月議会で、さらに啓発ポスターをほっとプラザなど若者が利用する施設で貼りだすこと、ゾウキリンを使い護身術啓発チラシを作成し、成人式などで配布すること、労働相談窓口を設置することを求めました。 担当部長は、「ポスター張り出し、教委へほっとプラザ、図書館への張り出しをお願いしていく。護身術啓発チラシを工夫し作成していきたい。相談窓口は県が行っている支援につなげていく」と答弁。教育長は「要請があれば、ほっとプラザ、図書館等に貼りだしていく」と答弁しました。 日本共産党市議団は、「ブラックバイトに追い詰められている若者は相談する相手もいないため泣き寝入りしてしまうことが多々ある。」として、市としても相談窓口を設置するよう強く求めています。