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「九条の会」を新座でもつくりましょう! |
「九条まもれ」の一点で手をつなぎましょう |
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自民、公明、民主と与野党とも憲法改正を声高に叫ぴ、目本国憲法はいま大きな試練にさらされています。民主党の岡田代表は国会初日を欠席しアメリカで講演。日米同盟を最重点に紛争解決で米軍とともに自衛隊の武力行使ができるよう「憲法改正」を明言しました。
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「憲法9条、いまこそ旬」と日本を代表する知識人9名が立場の違いを越えて「九条の会」を結成。「憲法を自分のものとして選びなおそう」というアピール(下記参照)は日に日に賛同者を広げています。
7月24日の記念講演会には申し込みが殺到。「最後の何人になろうとも九条を守り抜く」(作家の井上ひさし氏)、「私たちの心につるを折って死んだ少女を思い起こすならばヒロシマは風化しない」(作家の大江健三郎氏)、「軽々しく9条を廃止して安保条約の強化に踏み込むのは非常に危険」(評論家の加藤周一氏)、「自分たちの一番の中心になるべきは9条。ここから1ミリも引きません」(ノンフィクション作家の澤地久枝氏)など呼びかけ人の講演に千名の聴衆は「憲法を輝かせたい」の熱い思いであふれました。
「九条の会」は全国つつうらうらで「九条の会」をつくろうと呼びかけています。
私たちの新座市でも近く旗揚げをするため、呼びかけ人を募っています。あなたのお力をお貸しください。
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「会」の発足と趣旨を知らせるポスター |
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※「九条の会」が6月10日発表したアピール(全文)は次の通りです。
「九条の会」アピール(全文)
日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。
ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五干万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を導きだしました。
侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。
しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の.国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。
アメリカのイラク攻撃と占領の泥沼状態は、紛争の武力による解決が、いかに非現実的であるかを、日々明らかにしています。なにより武力の行使は、その国と地域の民衆の生活と幸福を奪うことでしかありません。1990年代以降の地域紛争への大国による軍事介入も、紛争の有効な解決にはつながりませんでした。だからこそ、東南アジアやヨーロッパ等では、紛争を、外交と話し合いによって解決するための、地域的枠組みを作る努力が強められています。
20世紀の教訓をふまえ、21世紀の進路が問われているいま、あらためて憲法九条を外交の墓本にすえることの大切さがはっきりしてきています。相手国が歓迎しない自衛隊の派兵を「国際責献」などと言うのは、思い上がりでしかありません。
憲法九条に基づき、アジアをはじめとする諸国民との友好と協力関係を発展させ、アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、世界の歴史の流れに、自主性を発揮して現実的にかかわっていくことが求められています。憲法九条をもつこの国だからこそ、相手国の立場を尊重した、平和的外交と、経済、文化、科学技術などの面からの協力ができるのです。
私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。そのためには、この国の主権者である国民一人ひとりが、九条を持つ日本国憲法を、自分のものとして選び直し、日々行使していくことが必要です。それは、国の未来の在り方に対する、主権者の責任です。日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。
2004年6月10日
井上ひさし
梅原 猛
大江健三郎
奥平 康弘
小田 実
加藤 周一
澤地 久枝
鶴見 俊輔
三木 睦子 |