日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2005.7.10  No.1121
日本共産党新座市委員会
6月議会報告号
「公民館有料化」に市民の根強い反対の声
「戦争美化の教科書採択求める陳情」は否決
 6月議会には7月から有料化される「公民館・コミセンの原則無料を求める陳情」が60を越える市民団体から提出されました。

生涯学習の後退につながる有料化

 日本共産党は「公民館は市民の学びの拠点。市は充分な調査や検討をしないままトップダウンで有料化を決めた。全国的に評価の高い新座の社会教育を台無しにしかねない」と陳情採択を主張。高邑議員も「社会教育は新座の財産で金で買えないものだ。行政は援助すべき」と主張。

 しかし保守、公明、民主議員は「3月議会で結論が出た」として陳情を不採択にしました。市民は納得できません。

 また、中学校歴史教科書の採択を8月に控え戦争を美化した「教科書」の採択を暗に求める陳情が出されました。

 日本共産党は「侵略戦争をアジア解放のためと偽るような歴史教科書を採択させるため教育委員会に圧力をかけるのが狙いだ」として不採択を主張。公明党、星川、高邑議員が同意して不採択となり市議会の良識を示しました。

「靖国参拝中止を」 保守、公明、民主が反対

 国への意見書で日本共産党は、渦中の問題である「靖国神社参拝の中止を求める意見書」「サラリーマン増税反対の意見書」(詳細は裏面)を提案しましたが、保守、公明、民主党議員の反対多数で否決されました。

 靖国神社は、侵略戦争を美化し、戦犯はぬれぎぬを着せられた英霊なので顕彰すべしと宣伝を続けている特異な神社。自民、民主党議員は戦争に無反省な態度を鮮明にし「A級戦犯は戦争に反対した」など白を黒と歪めるような反対討論も展開されました。自民党内部や遺族会などからも「国益を考え中止を」の声が上がり「参拝中止」を求める世論は過半数を超えています。日本の歴史の真実を正確に子どもたちに伝え、平和国家として歩むことが大切ではないでしょうか。
陳情・意見書に対する各議員の態度
6月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
笠原すすむ
文教経済常任委員
笠原すすむ
1 環境影響評価条例をつくれ
2 堀の内二丁目の歩道拡幅を
3 財政情報などを公開し市民、職員、議員参加で後期基本計画策定を
4 職員の政策能力向上を
保坂フミ子
厚生常任委員
保坂フミ子
1 法人保育園職員の労働条件改善を
2 保健センターカレンダー改善
3 老人福祉センターのクラブ活動補助金の復活を
4 北野入口旧商店街の交通安全対策
朝賀ひでよし
総務常任委員
朝賀ひでよし
1 指定管理者制度で総括的な条例は必要ない
2 この間行われた米軍大和田通信基地の施設改修の内容は
3 臨時職員からの駐車場料金徴収をやめよ
石島よう子
総務常任委員
石島よう子
1 市民参加で新座の魅力発見活動を
2 歴史や地名の由来が分かる案内板増設を
3 歴史民族資料館に洋式トイレ設置を
4 情緒障害通級学級の指導の充実を
こじか伸衛
建設常任委員長
こじか伸衛
1 市内業者に公共事業発注を(住宅リフォーム助成制度実施など
2 四市消防の通信指令センター建設は凍結を
3 埼玉りそな銀行の借入利率は入札利率に
工藤かおる
建設常任委員
工藤かおる
1 介護保険制度見直しで軽度者へのサービ存続を
2 市の福祉制度を市民に周知を
3 公民館を無料化に戻せ
4 八ツ場ダムから撤退するよう県知事に進言を
共産党 市内業者の仕事確保を提案
答弁・・「二億八千万円の仕事を市内業者に発注する」
 6月議会で日本共産党市議団は「地域経済振興のためにも、公共事業はあらゆる工夫をして市内業者に仕事を発注すべき」として次の4点を提案し、前向きの答弁を市長より得ました。

1新座駅南口土地区画整理地区内の電線共同溝や雨水幹線工事など今年度約4億円の大型工事は、ゼネコン参加のJV方式(共同企業体)ではなく、分区して市内業者で競争入札すべき

答弁・・経費は少し割高になるが電線共同溝工事(二億八千万円)は、2工区のJVを変更して6工区に分割して市内業者に発注したい。

2県が発注する市内での工事等も市内業者への発注を市長から強く申し入れるべき。

答弁・・市長から県に申し入れをする。

3住宅リフォーム助成制度の創設を。隣の朝霞市では市内の業者への発注を条件に工事費5%限度額10万円の補助制度を実施し、昨年度は109件の市民の利用があり総契約高は約2億円だ。市の補助金は738万円で実に27倍もの経済波及効果があった。大工や職人さんの仕事の大きな呼び水になる。ぜひ実現を。

答弁・・財源も考え住宅リフォーム制度を検討してみたい

4小規模工事登録制度の限度額は50万円となっているが志木市のように130万円まで引き上げを。

答弁・・すぐ引き上げられないが、利用が多くなるよう改善したい。
老人福祉センター補助金の復活を
臨時職員への駐車料金徴収やめよ
 老人福祉センターには民謡、ダンスなど79サークルに1829人が参加していますが、市は今年度各サークル補助金3万円を廃止しました。

 共産党は6月議会で「講師料が無くなりサークル運営が大変と聞いている。高齢者の生きがい対策の後退になりかねない」と補助金復活を主張しました。

 また、現在市には事務や保育士など150名の臨時職員が働いていますが、時給5%カット(850円の場合808円)の上に駐車場料金・月1500円徴収が始まりました。共産党は「市の職員とほぼ同じ仕事で処遇が全く異なる臨時職員から同一に駐車場料金徴収はやめるべきでは」と主張しました。
「サラリーマン大増税は許さない」
怒りの声をあげましょう
「まだいじめるのかって感じ」−テレビや新聞も政府の大増税計画を告発しています。

 政府税制調査会がうちだした「サラリーマン増税」は所得税の各種控除を見直し、定率減税を廃止する・・年金を改悪し、医療費の負担をふやしたうえに、まだ庶民のフトコロから絞りとろうというのです。こんな「増税」をやられたら、家計は破綻してしまいます。
あなたの増税額は?
共産党「増税やめよ」意見書を提案
保守、公明、民主が反対

 「サラリーマン増税やめよ」日本共産党は6月市議会で国への意見書を提案しましたが、賛成者は共産党6名、星川、高邑議員の計8名で、保守、公明、民主の議員は反対しました。
黒塗り公用車2台削減など 市民の願い実現へ
 共産党市議が3月議会の一般質問で取り上げた市民要望がその後、一部実現したのでお知らせします。

★若者向けの就職相談窓口を・・
 現在の「高齢者職業相談室」を 若年者も含めた「地域職業相談室」に移行する準備を進めています。

★青少年のひきこもり相談のPRを・・
 広報、ホームページで「精神保健 の相談」にひきこもりに関する相談を行っており周知に努めます。

★黒塗り公用車の削減と、空いた地下駐車場を市民や障がい者が利用できるように・・
 黒塗り公用車を2台、4月に廃車。空いたスペースは一台は市民向け障害者など専用スペースに、もう一台は 行政委員や来客専用スペースとして設置する方向で検討。

★伊豆殿橋の通学児童の安全対策が必要・・
 伊豆殿橋に歩道橋の設置工事を発注しました。

★産業道路と志木街道の交差点の道路改良を・・
 5月16日、17日に埼玉県と同時施行で舗装補修工事を実施しました。

★自治基本条例の地域説明会が2回だけでは不足・・
 早速検討し地域説明会は4回に増やし、希望するグループには出張説明もいたします。
戦後60年被爆60年 平和願い、あなたも一歩を!
☆7月30日(土)新座市民会館二階・ピースアクション
(歌、アニメ、詩の朗読、写真展など市民の手作り平和展)

☆7月31日(日)新座市民会館ホール・ピースフェスティバル
(新座少年少女合唱団、タマーズ、コーラス等)

☆8月2日から12日・原爆写真展・市役所ロビー
核兵器廃絶国民平和大行進
 7月3日核兵器廃絶国民平和大行進の埼玉コースが新座から元気に出発しました。先頭は党代表で挨拶したあやべ澄子さん。
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