日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2005.9.4  No.1129
日本共産党新座市委員会
アスベスト除去工事、保育園の新増設補助など
9月議会はじまる
 9月2日から10月4日までの会期で新座市議会が開会されました。市長提出議案は40件で、補正予算9件、決算認定9件などです。

 「新座市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例」が新規条例として提案されました。これは、地方自治法が改定され、現在委託されている公の施設は06年9月までに、指定管理者か直営かを選択しなければならなくなったことに基づきます。「老人福祉センターと放課後児童保育室は来年4月から指定管理者に移行する」と市長は言っており、どこを指定管理者とするかが注目されます。

 社会問題となっているアスベスト問題では、東野小、新堀小、第六中のアスペスト除去工事(約2159万円)が予算化されました。3校の廊下などの吹きつけに4・6%(設計図書による)のアスベストが使われ、一部破損などにより児童生徒に触れる危険性があるということで、緊急工事を実施するものです。この補正予算(第三号)は9月2日開会日に審議し可決されれば工事施工業者を決め9月の連休も利用して9月中には工事を完了する予定です。

 3校以外にもアスベストの使用状況を調査する必要のある学校、公民館、図書館、市民会館、老福センター、児童センターなどの公共施設のアスベスト定量分析調査が一箇所6万3千円で157万円予算化されました。

 福祉関係では、08年開設予定の(仮称)すぎのこ保育園新設補助と、山ぴこ保育園、フェアリーテール保育園の増設補助が1億1021万7千円、知的障害者の通所授産施設建設補助400万円、児童扶養手当の受給者の増加に伴う増額1992万円、特養ホームの30床増床への補助などが提案されています。

 建設関係では、都市計画道路ひばりヶ丘・片山線用地取得や土地開発公社への返還額などが7億円強となっています。

 日本共産党は市民要望に基づき、全員が一般質問をおこないます。ご意見ご要望をいつでもお寄せ下さい。(下記事参照)
「所得税増税」「墓地拡張」に反対する市民の声
請願、陳情
 9月市議会に新たに2件の請願と4件の陳情が提出されました。

 請願は埼玉土建労組新座支部が提出し、日本共産党6市議が紹介議員となりました。

 「石綿被害対策を国に求める請願」は2152筆の署名がついて後藤征志支部長が請願者となっています。緊急調査や被害防止対策の徹底、被害者の救済などを国に求めてほしいという内容です。

 「所得税増税、消費税増税に反対する請願」は後藤支部長、佐藤青年部長、佐藤主婦の会会長と12人の分会長が請願代表者となって提出されました。定率減税の縮小・廃止および各種の所得控除の見直しによる所得税増税をおこなわないこと、消費税増税をおこなわないよう市議会として国に意見書を提出してほしいというものです。いずれも9月16日の総務常任委員会で審議される予定です。

 陳情は次の4件です。( )内は、審議される常任委員会。

1年金者組合新座支部から「庶民の老後の生活を支えるために『年金制度と税制について国会に意見書を提出すること』を市議会に求める陳情」(総務)。

2野寺一丁目の大蔵住宅自治会と貝沼住宅親和会から「野寺一丁目公園集会所(仮称)拡張工事に関する陳情」(建設)

3野火止4丁目町内会役員から「野火止4丁目児童公園の存続を求める陳情』(建設)

4堀ノ内町内会、殿山自治会と特別養護老人ホーム殿山亀寿苑の代表から1万1545筆の署名を添えて「墓地拡張に反対する条例などの変更を求める陳情」(文教経済〉です。
2005年9月議会日程
 9月 2日
(金)
本会議
開会・市長提出議案の上程説明、先議案件の議決
 9月12日
(月)
本会議
04年度決算に関する資料要求、市長提出議案に対する質疑
 9月13日 (火) 本会議 市長提出議案に対する質疑
 9月14日
(水)
委員会
常任委員会。条例、補正予算、決算、陳情
 9月15日 (木) 委員会 常任委員会。条例、補正予算、決算、陳情
 9月16日 (金) 委員会 常任委員会。条例、補正予算、決算、陳情
 9月20日
(火)
本会議
一般質問
 9月21日 (水) 本会議 一般質問
 9月22日 (木) 本会議 一般質問(4小鹿市議5石島市議)
 9月26日 (月) 本会議 一般質問(1保坂市議2朝賀市議3工藤市議4笠原市議)
 9月27日 (火) 本会議 一般質問
 9月30日
(金)
本会議
各常任委員長の報告。質疑、討論、採決
10月 4日 (火) 本会議 各常任委員長の報告。質疑、討論、採決・閉会
9月議会で質問します!
市政に提案日本共産党議員の一般質問項目
こじか伸衛 9月22日(木) 4番目
1. 新座駅南口第2土地区画整理事業について。
1事業計画と資金計画を昨年見直してスタートしたが、どう進めていくのか。何年計画にするのか。
2地権者の土地利用計画をよく聞いて、道路整備などを進めるべきでは。
3区画整理事業と平行して進める野火止用水の復元、導水計画の進捗、新座ふるさと館の建設は。
2. 新座駅第3土地区画整理事業は、今の財政状況では見通しが立たないので凍結すべきでは。
3. 野火止4丁目児童公園の廃止が突然告知されたが、代替地が見つかるまで廃止は待てないか。
4. 公民館利用料は設置目的に合う団体には無料に、また減額用件を緩和して利用しやすいようにすべきでは。
石島よう子 9月22日(木) 5番目
1. 被爆60年を迎え、市民の平和的生存権を守る立場で、非核平和宣言を挙げる考えはないか。
2. 新座市次世代育成支援行動計画について。
1先進市として注目され期待されていますが、年次計画を持って進めるべきでは。
2ニーズ調査で要望の高い、保育園の延長保育や休日保育、病後児保育などの検討状況は。
3中高生の居場所づくりについて、新座小学校の跡地利用も含めて進めるべきと考えますが検討状況は。
4各放課後児童保育室の夏休み利用児童の増加への対応はどうなっていますか。
3. 野寺集会所、片山集会所の傷んだ机の買い替え要望がありますが、実現を。
保坂フミ子 9月26日(月) 1番目
1. 台風11号によってどのような風水害が出ているか。溢水対策や中野川の冠水対策はどのように改善を図るのか。
2. 老人福祉センター行きのバスを小型化して、住宅地内の市道にバス停の設置の要望があるが改善すべきでは。
3. 北野入り口交差点改良に伴う歩道整備について、歩道が中断されている箇所の整備の考えを問う。
朝賀ひでよし 9月26日(月) 2番目
1. 介護保険法が改定されましたが、次の点について問う。
1今後3年間の介護保険の対象者、認定者、介護の各段階の予測者数は。
2地域包括支援センターは、要支援対象者の対応など重要な役割を担うが、どのように検討されていますか。
3施設入所者について、ホテルコスト(居住費)食事代の導入で施設から出ざるをえない方が出るのではないか。
4介護保険料についてどのように検討していますか。
2. アスベスト被害が社会問題になっていますが、公共施設の使用状況の調査、対応は。また、民間施設の調査は、どのように取り組むことになるのか。市民の不安解消のため相談窓口を設置すべきでは。
3. 「ふれあい地域連絡協議会」の活動について、成果と課題は。
工藤かおる 9月26日(月) 3番目
1. 乳幼児医療費の窓口払い撤廃は待ち望まれてきましたが、現在の進行状況は。実施に向けて準備はどのように進めてきたのでしょうか。また市外の病院や大病院でも早期に実施できるよう対策をどう進めるのでしょうか。
2. 学校給食調理業務の民間委託について。
1新座市は、冷凍・加工食品の不使用、アトピー除去食への対応、地場野菜の取り入れなどを特徴としてきましたが、現在の実施状況は。
2学校給食の実績や、新座市の特徴を実践できない業者は指名委員会に推薦すべきではないと考えるが。
3経験の蓄積が必要なため、調理員の継続雇用が望ましいが民間委託校の現状は。
3. 大和田小学校のマンモス化への対応について、児童数の増加の見通しや、学区の変更を全市的な見地でどのように考えていますか。敷地の拡張を検討すべきでは。
笠原すすむ 9月26日(月) 4番目
1. 自治基本条例について問う。
1多くの市民参加によって制定することが大切と考えるが、市民の関心を高めるため何が必要と考えていますか。
2検討委員会の条例素案の作成過程で、市長や職員との意見交換が必要と思うがどう考えていますか。
2. 地域経済活性化の観点等から、住宅リフォーム助成制度を新設すべきと考えますが、いかがですか。
3. 公共工事や業務委託など市が行う契約の下で、適正な賃金・労働条件が確立されているか、改善点はあるか。
4. 観光都市にいざビジョンについて。
1市長のまちづくりの基本的視点は。市民が活動する「場」が必要だが、どう具体化し推進するのか。
2レジヤー農園の拡充、雑木林の減少を食い止める有効な具体策は考えているのか。
3現在ある施設をどう活用するか、という視点が弱いのではないか。
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