日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.1.28  No.1201
日本共産党新座市委員会
市民要望の強い県道の歩道整備を
 日本共産党新座市委員会が昨年行った「市民アンケート」では、市政に望むことの第3位は、歩道の整備と生活道路の改善です。中でも歩道の拡幅が進まない県道の整備について「大変狭く、重ねて側溝のフタが歩道になっている。段差もあって高齢者や、ベビーカーの方など本当に危ない。」といった声が寄せられました。

 新座市議団は要望を取りまとめ、1月18日に埼玉県朝霞県土整備事務所と交渉を行いました。要望は、1県道保谷・志木線、2志木街道、3旧254号線、4防衛道路、5県道練馬・所沢線の各県道について、歩道の拡幅整備や、傷んだ側溝の取替え、突起物の撤去などです。

 担当部長は「県内は66%の歩道整備率だが、新座市内の県道の歩道整備率は80数%である。路線ごとというより、通学路整備・歩道整備といった事業ごとに、また地元の協力度を考慮して進めている。朝霞県土整備事務所管内では、交差点整備を重点にしている。現在、栗原交差点から東久留米市に向けての拡幅整備を実施しているが、来年度にはほぼ完成する。次は栗原交差点から野寺小までを両側歩道にするため、現況調査を行っている。」と全体的な考え方を示しました。側溝のフタの傷み等具体的な要望については、「現地を確認し検討する。緊急性のあるものについては実施したい。」と答えました。
工藤かおる市議が県議選に出馬会見
 1月19日、日本共産党西部東地区委員会は、4月8日投票の県会議員選挙に工藤かおる市議を擁立することを発表しました。

 工藤市議は記者会見で「上田知事は公共事業見直しを公約して登場したが、ハツ場ダムの事業費を倍化するなど、前土屋知事の事業を継承している。一方、68歳・69歳の老人医療費助成制度や民間保育園の一時金カット、重度障がい者の手当てを削るなど福祉切捨てを進めてきた。しかし、県議会は自民党・公明党・民主党などの『オール与党』ばかりとなり、議会はチェック機能をなくしている。私は、増税に苦しむ庶民の声、福祉・教育こそ充実してほしいという市民の声をしっかり受け止め、県政の流れを変えたい。」と立候補の決意を語りました。

 工藤市議は第一の公約として「30人学級の実現」を掲げ、「教員や市議四期の経験を生かし、行き届いた教育をめざしたい。」と抱負を述べました。介護保険料の軽減や福祉の充実、子どもの医療費の中学校までの無料化、正規雇用の拡大をめざし、全力で選挙戦に臨むと表明しました。
大和田交差点が右折車線2車線に
県道川越・新座線(防衛道路)の右折車線が1車線→2車線になります
 市内大和田の県道川越・新座線(通称防衛道路)は非常に渋滞します。
 日本共産党新座市議団は、毎年、県との交渉の場で、渋滞解消を申し入れてきました。

 朝霞県土整備事務所は、「大和田中町の交差点から254バイパスの交差点までの間を、右折車線を1車線増やして2車線とする工事を、3月中には開始したい。歩道が広いので、その部分も利用してもう1車線増設することになる。」と日本共産党市議団に回答しました。
足もとで海外で戦争する準備が進む
中央即応集団・朝霞司令部の狙いは
 「イラクで自衛隊員がひとりも死ななかったのは、憲法九条のおかげだ。こんなに憲法の存在の大きさを感じたことはなかった。」(陸上自衛隊の制服幹部)しんぶん赤旗の山本記者のインタビューに応じた、イラク南部サマワでの「イラク人道復興支援任務」に参加した自衛隊幹部の言葉です。

 1月19日、基地学習会がひらかれ、山本記者が塩川衆院議員とともに自衛隊朝霞基地内を調査したときの様子、自衛隊幹部などのインタビューなどを交え、海外での戦争準備が進む自衛隊の状況を詳しく語りました。

 「米軍再編が進んでいるが、本質は日米同盟の変革であって、海軍・空軍・陸軍とも米軍の司令部がある場所に、自衛隊の司令部も設置されるように変わり、一体化が進んでいる」ことが語られました。

 また、陸上自衛隊朝霞基地内での訓練が従来のほふく前進から市街地戦闘訓練型に変わり、プレハブ住宅を利用してゲリラ戦の訓練を実施しており、日本で初めての実弾使用の屋内戦闘訓練場も新設されます。

 「朝霞基地には、すでに研究本部も設置されており、イラクにも派兵され、イラク現地から連日リボートが送られてきていた。海外派兵部隊の本部となる中央即応集団司令部が、今年3月に発足する。入居するビルを建設中(新座市敷地分)。さらに現地情報隊も設置され、陸上自衛隊朝霞基地は、海外で戦争する部隊の中心的役割を果たそうとしている。足もとで、海外で戦争する準備が進んでいる」と語りました。

 また、冒頭で語った自衛隊の制服幹部は、「憲法九条があるので武力行使はできない。自衛隊はイラクの復興支援のお手伝いをするために来たので、『アメリカ占領軍とは違う。』とイラク住民に説明してきた。9条は変えないほうがいいと思う。」と語っています。憲法九条を守る運動の大切さを実感した学習会でした。

(笠原進市議記)
世直し誓う新春バスツアー
 1月21日、6市1町の日本共産党後援会連絡会主催の「新春バスツアー」が行われ、バス9台を連ねてレトロ博物館、水沢観音、富弘美術館をめぐりました。天候が心配されましたが、穏やかな日和にめぐまれ、交流を深めました。参加者の感想を紹介します。
 今年の「新春バスツアー」は、秩父より北だからさぞかし寒いことと思って出かけましたが、風もなく薄日のさすよい天気でした。9台のバスが連なっていくさまは壮観で、新座市からは80人近くの人が参加しました。
 「昭和レトロ博物館」は、よくも集めたものだという小物から、自動車まで懐かしくもあり楽しめました。「富弘美術館」は三度目の訪問ですが、あのときの感動をと見学しました。手足が不自由な人が、あれほど感動的な絵と文章をロで書くなんて私には「努力が足りないよ」と言われているようでした。
 私のバスの中では、詩や句を作る時間に十編の参加があり、小学2年生の女の子の
『ぐんまけん 知らないことが ありすぎる』
が入選しました。
 あやべ澄子参議院埼玉予定候補者、工藤かおる県議予定候補がそれぞれ挨拶をし、「だたかえば互角の選挙です、今までに増しての活動を」と力強い訴えがあり、大きな拍手で奮闘を約束しました。

(松尾)
 心配した天気予報がはずれ、「天気は上々」一路群馬路へ。
 レトロ博物館では人形の歴史を見たような、なつかしい気分になりました。母の手作りの人形に着せ替えの衣装を作った頃が甦りました。
 水沢観音のお参りはそこそこに、物産店での昼食は、名物水沢うどんにかやくご飯。候補者の紹介と挨拶では、あやべ澄子さんの力強い決意が表明されました。
 富弘美術館では、絵筆をロに、あたたかい一言を添えた素晴らしい絵は、何度見ても感動。五体満足で、何とか暮らしていける生活に不平を言っている自分がはずかしくなりました。
 日頃集金で親しくしているAさんは、親族五人も誘って参加され、とても楽しかったそうです。足の悪い方、体に故障のある方も参加されましたが、さすが後援会、助け合って無事に成功しました。
『大寒や 世府し誓う バスの旅』

(酒井)
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