日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.12.23  No.1246
日本共産党新座市委員会
「消費税増税するな」の意見書を提案
12月市議会 日本共産党
 12月市議会で日本共産党は「消費税増税の中止を」など7本の国への意見書を提案しました。

 そのうち、「原油高騰に対する緊急対策」「産科・救急体制の整備を早急に」など4本は全会一致で採択され直ちに国へ送付されましたが、「消費税増税の中止」には自民、公明、民主が反対、「軍事利権の全貌解明を求める意見書」は自民、公明が反対して否決。市民の願いに背を向けました。

 この4年間16回の市議会で議員提案の意見書は82本ありましたが、共産党の提案は57本で約70%を占め第一位。市民の願いを国に伝えたり、陳情採択に奮闘する共産党の発言力は他会派を圧倒しています。

 一方、議員提案に一番多く反対しているのは公明党で41本に反対。しかも殆どすべてが 反対の理由を述べない黙って反対でした。
意見書への各会派の態度
日本共産党 市議選候補者(6名)を発表
市議選候補者6名
左から、
こじか伸衛、笠原すすむ、石島よう子、工藤かおる、小野だいすけ、朝賀ひでよし
の各市議候補者
 日本共産党新座市委員会は、2月17日投票の市議選の候補者を発表しましたのでお知らせします。10期37年活働してきた保坂フミ子議員は新人の小野だいすけさんと交代します。

6人の活動地域は下記のとおりです。

朝賀ひでよし
《活動地域》
 栄、池田、東、東北2丁目、野火止6、7、8丁目の一部

こじか伸衛
《活動地域》
 本多、菅沢、あたご、中野、大和田、野火止3、4丁目

笠原すすむ
《活動地域》
 石神、堀の内、西堀、新堀

工藤かおる
《活動地域》
 畑中、馬場、野火止1、2丁目、6、7、8丁目の一部

石島よう子
《活動地域》
 野寺、栗原、片山、道場

小野だいすけ
《活動地域》
 北野、新座、東北1丁目、野火止5丁目
小学校6年生まで医療費無料化を
 12月市議会で日本共産党は「小学校卒業まで子ども医療費無料制度を実施するよう。」求めました。

 長引く不況や増税で子育て世代の平均所得は10年間で1割減少し、70%の人が経済的支援を求めています。

 共産党議員は「来年、国と県の医療制度改正によって新座市の負担が約5600万円減ることになる。その分を充てて小学校卒業まで医療費無料化にふみ出すチャンスの年だ。」と質問。

 市長は「県の乳幼児医療費補助制度は2分の1補助と言いながら実際には5分の1しかこない。6年生まで全て無料にするのは難しい。」と答弁しました。

あと800万円で小学校3年生まで医療費が無料に

 そこで共産党議員は「小学校1年生から3年生までの医療費の試算は」と質問。福祉健康部長は「入院は約265万円、通院は約6148万円」と答弁しました。
 共産党議員は「入院通院の合計は約6400万円で、あと800万円あれば小学校3年生まで無料にできることがわかった。アトピーや喘息の子の医療費はずっと続く。何はなくても命と健康を守るのが自治体の仕事ではないか。」と追求。

 市長は「予算編成の中で充分検討する。」と答弁しました。
市民の願い第一は「国保税、介護保険料の引下げ」
市民アンケートから
 日本共産党が全戸に配布した「市民アンケート」には約700通のご回答がありました。ご協力ありがとうございます。

 「この一年暮らしが悪くなった」と答えた方は6割。「市政に満足している」のは2割弱。「市政に望むこと」の第一は「国民健康保険税、介護保険料の引下げ」第二は「高齢者福祉の充実」でした。皆さんのご意見を大切に、住みよいまちづくりに奮闘していきます。
新座市政に特に望むことは?
新座市はほんとにお金がないの?
財政力は全国上位
 新座市は本当にお金がない市なのでしょうか。

 全国782市・23特別区の中で新座市の財政力は131位(06年度決算)で全国の上位6分の1以内にあります。市民一人当たりの住民税納付額は87位。お金がないのではなく、使い方に問題があるのです。

 06年度は土木費が歳出の18・3%と2割近くを占め、全国116位で高い方です。大型道路建設などで借金が多く、このことが財政を圧迫しています。今、大切なことは大型公共事業を見直し、不要不急な事業を思い切ってカットすることです。

 日本共産党は新座駅南口第二土地区画整理事業が進行している間は「北口」は着手しないこと、11億円もかける「ふるさと新座館」建設の中止を提案しています。

 他の特徴としては、民生費が歳出の34・6%で全国63位と福祉予算は多い方ですが、教育費は9・7%の536位で極めて低くなっています。職員人件費も全国平均以下です。

 「市民の暮しを応援する福祉、教育に予算を」の声を上げましょう。
12月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
こじか伸衛
副議長・建設常任委員こじか伸衛
Q.お年寄りいじめ、差別医療の『後期高齢者医療制度』は凍結でなく中止・撤回を。高い保険料の引下げと人件費への県補助を。
A.国会で決めたことなので法律の範囲で進めたい。東京都のように県に人件費補助を要求していく。
その他1相続等で買収要望が出ている公園等の実態と買取と返還の基準は。2金龍土木の焼却炉の解体指導を。3住宅リフォーム助成制度を。4新座駅南ロ広場前の放置自転車を事業者責任で。
保坂フミ子
厚生常任委員保坂フミ子
Q.妊産婦無料健診の回数を増やし経済的不安で受診しないことがないよう母体や胎児の健康保持を。また国県の補助を働きかけよ。
A.平成20年4月から妊婦健診無料回数を5回とする。国の交付税や県補助は見込めない。
その他1児童生徒が増えている大和田、東北、東野、第二中の学区変更の見通しは。2軽度の介護者のサービス切下げの実態調査と改善を。3凸版通りと北野入ロ商店街通りの安全対策を。
朝賀ひでよし
総務常任委員朝賀ひでよし
Q.保育園の待機児童数が240名を超えているが対策の検討を。
A.来春法人保育園の改築で定員が30名増える。また家庭保育室への保護者負担の軽減を考えている。現在、家庭保育室の開設の間合せが2〜3ある。
その他1市民サービスの切下げはやめよ。2栄小学校隣の基地跡地への国家公務員宿舎建設の計画は。3シャトルバス廃止後の代替案を早急に。4職員削減計画の見直しを。
石島よう子
文教経済常任委員石島よう子
Q.消費生活相談窓口で行っている多重債務相談員を増やすとともに、広報を充実して市民が相談しやすい雰囲気づくりが必要ではないか。
A.多重債務相談について市の広報でPRする。相談しやすい雰囲気、窓口にするのは市の責務である。
その他1来年の国・県の医療制度改正を生かし、子ども医療費無料化を小学校6年生まで延長を。2不要入れ歯貴金属のリサイクルでユニセフに寄付する事業の実施を。3片山緑地遊歩道の街 頭を明るく。
笠原すすむ
建設常任委員長笠原すすむ
Q.中小企業制度融資の貸付利率を来年度から値上げしようとしているが、不景気で苦しんでいる市内中小業者を困らせるな。
A.県内の多くの自治体で値上げするようだが、金融機関と話し合って値上げしないように努力する。
その他1財政状況を考え、大型公共事業をスローダウンせよ。2公共事業は地元の中小建設業を重視せよ。3高すぎる介護保険料を引下げよ。4石神二丁目の信号で待機場所の設置を。5石神三丁目の排水溝の改修を急げ。
いのち暮らし守って来年も全力でがんばります
 イラクヘ自衛隊を派遣し続ける『テロ特措法』「200億円の油を無償でアメリカに提供するくらいなら、国民に安い灯油とガソリンを」と日本共産党は追及しています。

 いい加減な年金記録、厚生労働省の薬害肝炎患者リストの放置。国民の命をおろそかにする「アメリカ言いなりと大企業優先」の政治の大もとを変え命暮らしを守って力いっぱい頑張ります。

塩川鉄也  衆議院議員
あやべ澄子 衆議院北関東国政対策委員長
桜井はる子 衆議院埼玉4区国政対策委員長
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