日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.7.5  No.1272
日本共産党新座市委員会
市長選挙に保坂フミ子氏が出馬表明
くらし守る あったか市政に転換を「明るい会」と日本共産党が推薦
市長選挙への決意を述べる保坂フミ子さん
市長選挙への決意を述べる保坂フミ子さん
2008.7.1 新座市役所内・記者クラブにて

 「市民のための明るい新座市政をつくる会」は7月13日投票で行われる新座市長選挙に保坂フミ子氏を擁立すると7月1日、市役所内の記者クラブで発表しました。

 保坂フミ子さんは10期37年間日本共産党市議を務めたベテラン元市議。国言いなりに「行財政リストラ」で増税と福祉サービス切捨てを強行してきた須田市政と真正面から対決し、市民の暮らしを守って奮闘してきた人です。

 保坂さんは現市政が「後期高齢者医療制度」など、「国のやることには全く無策で言いなり。市民に負担を次々に押し付ける須田市政を変えたい」と決意を述べました。

 保坂さんは「子ども大好き、人間大好き」。頼まれたらイヤとは言えない性分で、新座市の保育所づくりや学童保育運動の先頭に立ってきました。「市議会常任委員会に3歳の息子を連れていって懲罰動議を出されそうになったこと」や、「都内の保母さんを説得して第一保育園創設にこぎ着けた」エピソードなどを披露しました。

 保坂フミ子さんは市長選挙に臨み、「子ども医療費無料化、少人数学級、市内循環バス、国保税・介護保険料の引下げ、緑の保全と地域経済活性化ふるさと新座館など大型事業見直し、市長給与30%削減」などを公約に掲げ、『住民が主人公のあったか市政』の実現に全力を尽くすと述べました。

教育基本法改悪反対署名に取り組む保坂フミ子氏
暮らし平和守る運動の常に先頭に立ってきた保坂フミ子さん(右から3番目)
須田市政の与党だった人が変えられるか
市長選挙への決意を述べる保坂フミ子さん
記者に答える保坂氏 08.7.1

 保坂フミ子さんは記者会見の席上で、一度は勇退した後、あえて公職に復帰する決意を固めた理由を記者に問われて答えました。

「市民負担を増やし続ける須田市政は止めなければならない。またすべての議案に賛成してきた前市議の田中ゆきひろ氏は須田与党だった」と述べ、住民本位のあったか市政への転換をめざす考えを述べました。

引き続き放課後児童保育室は、社会福祉協議会が運営を
 新座市の放課後児童保育室(学童保育所)は社会福祉協議会が指定管理者になっています。

 朝賀英義議員は6月議会の一般質問で、「長年、学童保育所を運営してきた社会福祉協議会が、引き続き指定管理者になる方策をとるべき」と市に求めました。

事業の継続性や熟練した指導員が必要

 指定管理者制度は「官から民へ」の政府の方針でつくられた制度です。日本共産党市議団は新座市がこの制度を導入する際、「1働いている人の雇用が不安定になる。2事業の継続性が保ちにくい。3安上がりな事業運営に重きが置かれる」などを問題点として指摘しました。

 現在の学童保育所は大規模化し、指導員の確保に苦労しています。関係者の運動の結果、指導員の雇用条件が少し改善されました。様々な家庭環境に育つ異年齢の子どもたちの発達を保障するには熟練したマンパワーや事業の継続性が必要です。

市長が答弁「社会福祉協議会で問題ない」

 朝賀議員は「事業をさらに充実、改善するうえで現在の指定管理者で進めることが大切だ」と主張。

 市長は「継続していくことに問題はない」と明確に答えました。朝賀議員はさらに「契約期間も三年ではなくもっと長くせよ」と求めました。
ノーモア広島、ノーモア長崎
核兵器廃絶国民平和大行進が出発
核兵器廃絶国民平和大行進が出発
 6月29日、08年原水爆禁止世界大会成功をめざす『国民平和大行進』の埼玉東コース出発集会が三軒屋公園で開かれました。

 埼玉土建、新婦人、市職員組合、年金者組合、教職員組合、民主商工会、日本共産党など90名が参加。雨をついて元気に核廃絶を訴えて市内をパレードしました。参加者は「日本の宝である平和憲法という『伝統建築』を守るため引き続き運動していく」(埼玉土建労組)など次々に決意を述べました。

 あやべ澄子衆院比例候補、桜井はる子衆院埼玉4区予定候補、保坂フミ子氏も参加して「核兵器廃絶を願う声を大きく広げましょう」と連帯の挨拶を述べました。
人間らしい社会取り戻し、温暖化対策を
埼玉母親大会に参加して
 第53回埼玉母親大会が6月29日越谷市立富士中学校で午前十時より開かれました。あいにくの雨で大会後の母親行進は中止でしたが、千二百人以上の参加で元気をもらいました。

 大会挨拶などは校内放送でしたが、分科会の時間が充分とれ、21分科会も実践的な討議でした。

県知事、越谷市長、埼労連、埼教組、埼玉生協蓮などからもメッセージが届きました。

 温暖化問題では、CO2削減のため、コンビニの深夜営業や自販機の電気量を減らすよう消費者が深夜利用を控えること、人間らしい社会を取り戻す運動とも結びつくとの助言もあり、興味深い内容でした。

 美空ひばりの若き日の姿が楽しめた映画の分科会。樋口一葉の「たけくらべ」の明治の舞台が延四百人の参加者を魅了しました。女性を描く名匠といわれた五所平之助監督で、女性の人権が認められなかった時代を現代も引きずっているとの案内者の言葉、リアルな映像とともにずっしりときました。

(投稿・藤井)
分けへだてない医療は人間の権利
医療シンポジウム

 先日、川口市議団主催の医療シンポジウムのパネリストとして参加しました。

 埼玉協同病院院長の高石医師が「分けへだてない医療を受けられるのは人間の権利。『健康は人権』受益者負担の考え方はなじまない」と講演。 埼玉社会保障推進協議会からは、「埼玉県内で国保税滞納世帯は22%に及ぶが、資格証明書を発行しているのは半数以下の30自治体だ。誰でも医療を受けられる制度を守っていこう」と報告がありました。私も「後期高齢者医療制度は廃止を」と訴えました。

(あやべ澄子)

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