日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.8.16  No.1328
日本共産党新座市委員会
”安心と希望”のあたらしい日本を
桜井はる子氏 衆院埼玉4区「公開討論会」で堂々と
パネリスト。右から神風英男氏(民主党)、水野武光氏(幸福実現党)、桜井はる子氏(日本共産党)、早川忠孝氏(自民党)
パネリスト。右から神風英男氏(民主党)、水野武光氏(幸福実現党)、桜井はる子氏(日本共産党)、早川忠孝氏(自民党)=2009年8月9日
 8月9日、朝霞青年会議所主催による『公開討論会』が行われ、埼玉4区の立候補予定者4人が一堂にかいして各党の政策(マニュフェスト)を元に持論を展開しました。
 日本共産党の桜井はる子予定候補は、「国民が大切にされる福祉の国づくりをめざす」として二人の前国会議員等と互角に堂々と政策を展開しました。
 桜井氏は、「日本の将来像は国民のくらしを守るルールある経済社会をめざす」とし「医療費無料化と労働者派遣法の抜本改正を実現する」「景気回復には内需拡大が一番。雇用の安定で将来不安をなくす。中小企業の予算を1兆円に増やすべき」「最低保障年金制度や保育園、介護保険の改善で安心できる社会保障を」と語りました。

 「財源は?」と聞かれ「福祉の財源は、大企業の法人税率を元に戻し、税金のムダ遣いを正すなどで十二兆円を生み出す」と明確に答えました。

 年金制度の改善について早川忠孝氏(自民)と神風英男氏(民主)は「基礎年金は税負担でまかなう」と明言したのに対し桜井氏は「社会保障は企業が応分の負担をすべきだ」とキッパリ。消費税増税を退けました。

 少子化対策に話題が移り、神風氏は「民主党の目玉は月額2万6千円の子ども手当創設」

 しかし、少子化の原因は若い世代の雇用や高い教育費等にあることの認識はなく、「何とか人口を増やしていきたい。移民問題も真剣に取り組む」(神風氏)、「人手不足の農業や介護に移民を労働者として受け入れ、人口を2億人にする」(水野氏)と的外れでした。

 自民党の早川忠孝氏は国の役割を外交や防衛などに限定する道州制が目標。「憲法改正が提案できる程度の安定的な保守勢力の結集が必要」と暗に大連立へと民主党にエールを送りました。

 幸福実現党の水野氏は「北朝鮮のミサイル脅威に対して国の無策をみて5月に結党した」として「国防力の強化」を終始力説。神風氏も「国益を守る外交」と本音を披露。

 桜井氏は「自分は長崎生まれで、核兵器廃絶と戦争のない世界をめざし、憲法九条を守る」ことを重点政策に掲げていました。
”原爆の日”の広島で「核の傘が必要」とは!
核廃絶をもとめるあやべ澄子候補(左)、桜井はる子候補(右)
核廃絶をもとめるあやべ澄子候補(左)、桜井はる子候補(右)

 8月6日、秋葉広島市長は平和記念式典の『平和への誓い』の中で、「核廃絶は次の世代への最低限の責任」と訴えました。そして、米オバマ大統領の「核兵器廃絶をめざす」世界への呼びかけを歓迎し、「核廃絶をめざす我々こそが世界の多数派」だと、改めて「核兵器廃絶」を誓ったのです。

 ところがネットのニュースを見て驚きました。平和記念式典にも出席していた麻生総理が、広島での記者会見で「核の傘、核抑止力が必要だと強調した」という文字が目に飛び込んできたのです。−−「一方的に誰かがやめれば、相手もきれいにやめてくれる世界ではない」と述べ、現状では米国の「核の傘」が必要との認識を強調した−−と。

 アメリカ大統領が「核兵器廃絶」をめざすと世界に呼びかけ、さらにイタリア・ラクイラのサミットでは主要国が初めて「核兵器廃絶」で意見が一致したというのに! まったく世界の流れが目に入っていない。被爆者の何十年にもわたる心の叫びをまったく受け止めようとしない、首相の言葉に強い怒りを覚えます。

 世界の平和の潮流にも、被爆者の願いにも逆らう、こんな首相と自公政治に、キッパリとノーの審判を!

(あやべ澄子比例予定候補)

力合わせ核兵器のない世界へ 原水爆禁止世界大会
 今月3日から9日まで広島と長崎で開かれた原水爆禁止2009年世界大会は、「核兵器のない世界」をめざす新たな機運にふさわしく、活気にあふれ、確信と決意に満ちた大会となりました。

 大会参加者は、オバマ米政権が「核兵器のない世界」を掲げ、核軍縮に前進のきざしが生まれていることを歓迎しました。海外政府代表も「新しい協力の精神が生まれている。共同の努力の良いスタートだ」(エジプト)と発言するなど情勢の変化を前向きにとらえ、共鳴し合う討論となりました。

 今週のにいざ民報は、実際に原水爆禁止世界大会へ参加した新座市在住の青年から大会の様子や参加した感想を聞き掲載しました。

核兵器廃絶、平和へのおもい継承を 世界大会に参加して

 私は原水爆禁止2009年世界大会・長崎に、埼玉県の青年達の一員として参加してきました。私は今大会が初めての参加でした。原水禁世界大会の存在を知ったのも最近のことで、具体的にどのようなことをする大会なのかも知りませんでした。しかし、この3日間の大会を通じて感じたことは、核兵器による被爆者の長い苦しみがあるのに、未だにあまりにも多くの核兵器がアメリカ、ロシアを中心に存在している事実への怒り、そして、戦後64年間他国と直接戦争をしてこなかった日本の世界に訪れる憲法9条の存在感でした。

 大会は3日間の日程で様々な平和活動をしました。1日目の開会総会では、熱気を帯びた力強い発言が幾つもありました。その中で、アメリカやロシアなど核保有国である国からの代表が、核の無い、武力に依らない平和について語っているのを聞いた時、同じ考えを持っている人びとが世界中にいることを知り勇気づけられました。

 2日目には分科会があり、被爆者の方から被爆体験の話を直接聞きました。話をしていただいた被爆者の方は直接被爆した訳ではなく、原爆投下後に入市したそうで、今までに原爆症は現れていないということでしたが、知人を捜すため放射線を浴びた地面を掘っていた被爆者の友人が数年後に肝硬変になったといいます。その人には病気になる原因に思い当たることがなく、原爆症ではないかと被爆者の方が尋ねたそうですが、知人の方は裁判には出たくないと言っているそうです。また、今回の分科会に直接被爆した方に話をしてもらうように頼んだそうですが、語ると被爆体験を思い出してしまうからと断られたそうです。原爆は被爆者や多くの人びとをその後長く苦しめているのだと改めて認識しました。

 最終日の閉会式で、新座の9条の会の方々から平和への思いと一緒にお預かりした折り鶴を、参加者が持ち寄った折り鶴と一緒に飾ってきました。ここで飾られた折り鶴は、この後、平和公園で飾られるそうです。

 私は、被爆者の方々の体験や核兵器廃絶への取り組みを世代の移り変わりとともに消滅させてはいけない、若い人が継承していかなければならないと強く感じました。

(新座市北野在住 Sさん)
ひまわり祭が開催
 今月5日から9日にひまわり祭が開催されました。4月に行われた「すぐそこ新座はるまつり」では、葉の花が咲いていた「本多の森お花畑」に今度はヒマワリが咲きました。約1万本のヒマワリで迷路が作られています。花言葉が「輝き」のヒマワリは今月末まで見ることができます。
期日前投票は8月19日から
8月30日(日)は衆議院議員選挙の投票日です。

投票日当日、仕事、旅行、用事などで投票できない方は、期日前投票をしましょう。8月19日(水)〜29日(土)まで投票できます。

投票場所

1新座市役所(第二庁舎2階)午前8時30分〜午後8時

2にいざほっとぷらざ(生涯学習センター)午前10時〜午後8時

※不明な点がありましたら日本共産党市議団・選挙管理委員会へお問い合わせください。
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