日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.10.25  No.1337
日本共産党新座市委員会
草の根の運動を広げよう 第35回新座母親大会開催
 第35回新座母親大会が10月18日に野火止公民館で開催されました。

 午前中は5つの分科会、午後は130人が参加し東京大学大学院教授・「九条の会」事務局長の小森陽一さんの記念講演「青い空は青いままで、子どもらに伝えたい 九条と平和な21世紀を」を聞きました。

 小森さんは「憲法九条2項が最も欺瞞的と著書に書く改憲論者の鳩山首相と、海外派兵を湾岸戦争で可能にした小沢一郎幹事長が国民の運動によって縛りをかけられている状況。ゲーツ国防相・オバマ大統領も来日する。状況変化に機敏な声を上げることが一番の草の根の運動になる」と話しました。

分科会参加者の投稿を紹介します。

○第4分科会「生涯現役、高齢期をゆたかに生きる」

 元気をもらいたいと思ってこの分科会に参加しました。58歳から84歳の18人が集まりました。何と言っても年金問題は関心が深い。受け取っている金額が十分だという人は少数で、ほとんどが年金だけでは生活するのがやっと。最低保障年金制度の確立が切実である。少しでも生活を豊かにしようと、必要なものとそうでないものにはっきりメリハリをつけるなど工夫も話された。実際問題年金生活になってみて、豊かどころか普通の生活もままならないのが現実。

 その他、後期高齢者医療制度、介護保険、年金からの住民税の天引き、消費税の導入、高い国民健康保険税、市内循環バスの見直し等々、出るは出るは問題山積である。

 身近な問題で、市内循環バスはとにかく本数が少ない。2コースをもう1本増やしてせめて1時間に1本は運行する、日曜日も運行する、乗り継ぎは加算しないなど要望事項にまとめていただきましたが、試乗してみてそれぞれのところで要求を出していったらよいと思います。

(栄 広瀬)

○第5分科会「学ぼう、しゃべろう、くらしと憲法」

 この分科会には初めての参加でした。憲法九条の戦争放棄はよく言われていますが、二十五条の生存権については身近なこととして考えられました。助言者の宮瀧大東文化大准教授先生から、「国の借金860兆2557億円、埼玉県の借金3兆668億円、私たちの住む新座市もチェックして関心を高めるように、また九条、二十五条の学習を広めていきましょう」との話がありました。また、先生の大学でも授業料が払えずやめていく学生が多くなっている、と話されました。参加者から、自衛隊は必要だと言う子どもにはっきり答えられなかった話、戦争に行った人からは、今だに戦没者の遺骨収集がされていないことや、海賊問題については国際的に解決していくべきという話などが出され、憲法についての学習ができてよかったと思いました。

(野火止 山谷)
後期高齢者医療制度はすぐ廃止せよ年金者一揆 2009
 10月15日に、晴れわたる秋空のもと全日本年金者組合主催の「年金者一揆 2009」が開かれました。日比谷野外音楽堂に首都圏から3000人(新座から16人が参加)が結集しました。この日から年金からの個人住民税の引き落としが始まり、高齢者の新たな怒りが広がりました。

 各県からの文化行事、歌や踊りで意気が上がった後、協賛団体の連帯の挨拶、各県本部の決意表明につづき決議文が満場の拍手で採択されました。

 戦前、戦後の厳しい中を生き抜き、日本の復興を支えてきた誇りにかけて一揆に立ち上がった高齢者の心からの叫びが、日比谷の森にこだまします。

 「後期高齢者医療制度はすぐ廃止せよ」「消費税増税によらない最低保障年金制度を」「聞こえたか、国をゆるがす民の声」などのムシロ旗やのぼりを押し立てて銀座をパレードしました。

(年金者組合新座支部 斎藤)
新型インフルエンザ学年・学級閉鎖が増加
 10月16日の議会運営委員会で新型インフルエンザの発生動向・集団発生状況が報告されました。

 10月16日現在の市内の学級閉鎖の状況は下表の通りです。感染拡大防止のため、子ども議会や、市民総合体育大会のいくつかの部などが中止されました。
新型インフルエンザ学年・学級閉鎖が増加
利水にも治水にも必要ない八ッ場ダム建設
シリーズ2、八ッ場ダム何か問題か
3、今、何が必要か

1国が真摯に謝罪するとともに、中止の理由をていねいに説明すること。

 住民の苦しみのおおもとには、誤った政策を押し付けてきた歴代自民党政権の悪政がある。同時に、新政権は真摯な姿勢で謝罪することが何より求められている。長い反対運動の末、苦渋のダム受け入れを決断し、一刻も早い地域再建を願ってきた住民にとって、またもや国の政策変更によって、暮らしが左右されることに怒りの声が上がるのは当然である。筋道を立てて説明しないで、「マニュフェストに書いてあるから中止します」では住民は納得しない。八ッ場ダムは治水にも利水にも役に立たないことを、ていねいに説明することが必要だ。

2ダム中止こそ、一刻も早い生活再建、地域振興につながることを住民に説明していくことが大切。

 住民にとって一番の願いは、「とにかく速く終わらせてほしい」ということ。生活と営業の見通しが立かないことへの苛立ちが背景にある。ダムの完成予定は2015年度だが、国道や鉄道の付け替え工事が進んでいないことから、住民は「完成がさらに遅れる」と思っている。

3ダム中止と一体のものとして、関係者への補償措置と生活再建、地域振興策を具体的に示すことが大切。

 日本共産党国会議員団は昨年十月に、国土交通大臣にダム中止と住民の生活再建、地域振興を促進する「申し入れ」を行った。国と関係自治体、地域住民が参加した「地域振興のための協議会」を設置し、関係者への補償措置と生活再建、地域振興策を具体化することが必要だ。

(文責 笠原進市議)
地域の食と農家を守る大切さ 農業委員会視察
 農業委員会が委員会視察を行いました。視察場所は、15日がJAいばらきが経営する「ポケットファームどきどき」、日本共産党市議団からは、小鹿議員が参加しました。

 「ポケットファームどきどき」は、農家が出荷する野菜を消費者にとことん理解してもらうことを目的にしています。ここで働く職員は、必ず農家仕事をしています。これは、食べ物の生産現場を理解し、職員が、野菜や家畜など、食の一つ一つをストーリー(物語)として語れるようになることが目的なのだそうです。

 「ボケットファームどきどき」では、野菜を粗末にしては「もったいない」と、レストランでは、野菜を全部使い切ってバイキング方式で提供しています。

 ファームで出荷される野菜、そして加工された手造りハム、手作りパンは、職員がロコミで食べ方や味の良さなどを伝えています。食は命、地域の食と農家を守ることの大切さを理解しているからこそできる仕事です。
新座革新懇第4回総会を開催
 10月11日野火止公民館で新座革新懇第4回総会が行われました。市瀬陽三代表世話人は、総会開催にあたり、「先の総選挙で、自民・公明政権を退場させ、新しい政権をつくる。これから、国民が願う政治をつくっていくのは、まさに、革新懇の出番の時です。」と挨拶しました。

 総会では、安井正和さん(日本原水協事務局次長)を迎え「核兵器のない世界を」と題した講演が行われました。安井さんは「来年5月2日から始まる国際平和会議に日本から1000人の活動家を参加させよう。さらに、NPT再検討会議で日本から「核兵器のない世界を」もとめる請願署名120万筆を提出しよう。」と呼びかけました。

 「活動報告・方針」「決算報告・予算(案)」が事務局と世話人から報告されました。参加者からは、8月に行われた靖国神社へのバスハイクについて、「遊就館は戦争をかりたてる意図があって、その恐ろしさがよくわかった。当時の戦争で亡くなった若者がりっぱだと言われているが、その一方で若者の母親の苦しみもある。この戦争の二面性を多くの人が知る必要がある。」「新座市には通信基地かある。身近にある基地であるが、その状況はまるで知らされていない。今後の新座革新懇の課題である。」など発言がありました。

 全議案が採択され、役員には、代表世話人に市瀬陽三氏、事務局長に丸山静子氏が選出されました。
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