日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.3.7  No.1355
日本共産党新座市委員会
ごめんです! 地下鉄延伸のための”街づくり”
市長施政方針表明へ質問
 朝賀英義議員
朝賀英義議員

 日本共産党の朝賀英義市議は2月26日の休日議会で市長施政方針に対する質問をおこないました。

 はじめに「国民健康保険税の引下げや小6までの子ども医療費無料化など市民負担の軽減は大いに評価したい」と発言。

全国市長会会長として国にしっかり意見を

 さらに、「市長は『地方から国を変えるという気持ちで全力で働きかける』と述べているが、後期高齢者医療制度の廃止等を国に求めるべきだ」と質問。市長は「後期高齢者医療制度は問題もあるが定着してきているのでは」と答えました。

 また朝賀議員は「旧新座小跡地は売却先にありきでなく、市民と協議すべき」と主張。市長は「来年度の予算編成まで市民の意見も聞いて方針を出したい」と答えました。

観光都市より市民の暮らし応援を

「市長がスローガンとして掲げる観光都市づくりは市民感情と合わない。今年度ワイナリー整備やわさび園の調査費に四百万円かけるのは疑問」と質問。市長は「大々的に行うのではない」と答弁。

地下鉄12号線のための開発はゴメン

 最後に朝賀議員は「今後のまちづくりについて、現在第四次基本構想総合振興計画を市民も参加して審議中だが、市長が『まちづくりのスローガンに地下鉄12号線延伸にむけ新座市中央部の新たな拠点整備を掲げる』との表明は踏み込みすぎではないか」と質しました。

 市長は、「周辺整備は地下鉄延伸への市の意気込みを国にアピールするためだ」と強弁しました。
<3月議会に提出された請願・陳情>
「野火止一丁目集会所早期建設に関する請願書」野火止一丁目会長小泉茂、野火止団地自治会会長加藤実
「新座市墓地、埋葬等に関する法律施行条例及び新座市墓地等指導要綱に関する陳情書」フジ産業株式会社代表取締役松本勝巳
「永住外国人住民の地方自治体参政権についての陳情書」在日本大韓民国民団埼玉県地方本部団長鄭平普
「中高層マンション(エコビレッジ志木北野)建設中止または抜本的な建設見直しを求める陳情書」東北・北野の環境を考える会
(敬称略)
3カ月で退院を迫られる
グループホーム施設長のお話を聞く伊藤氏、あやべ氏
グループホーム施設長のお話を聞く伊藤氏、あやべ氏

 お年寄りが3カ月以上入院すると医療機関に支払われる診療報酬が大幅に減額される「後期高齢者特定入院基本料」・・民主党自身が批判してきたこの制度の仕組みを、今度は「全年齢に拡大する」と厚労省は言い始めました。

 「3カ月たつと病院を出ていってくれと言われる」埼玉県内でもお年寄りの病院追い出しが深刻。受け入れ先の介護施設はどこも待機者でいっぱい。行き場のないお年寄りが街にあふれています。

 長年苦労して社会を支えてこられたお年寄りを「介護難民」にしてしまう・・民主党の公約投げ捨ては、お年寄りどころか、すべての世代の命と健康を削ろうとしています。

伊藤 岳(参議院埼玉選挙区予定候補)

地デジチューナーを無償で お気軽に相談を
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

「もうすぐテレビが見れなくなる。地デジのチューナーを付けられないか」とご相談がありました。

 調べてみると、1生活保護などの公的扶助を受けている世帯。2障がい者がいて世帯全員が非課税の世帯。3社会福祉施設で自らテレビを持ち込んでいる世帯等は、無償で簡易チューナーの支給が受けられ、屋外アンテナの無償改修もできます。

 申請の前にNHK受信料免除の証明書が必要です。

 経済的な理由でデジタル放送が見られなくなりそうな場合はお気軽にご相談ください。

(小鹿市議 記)

市内循環バス
老人福祉センターへの運行時刻を改善
 市内循環バス”にいバス”の運行が昨年10月から始まりましたが、運行経路や時刻などに関してたくさんの要望が市民から寄せられました。

 市民安全課がアンケートをおこなったところ、154人の73%が「バスの運行時刻に不満」「老人福祉センターのサークルに間に合わない」等の声が多数寄せられました。

 そのため市は、1バスの発着は市役所ではなく二つの老人福祉センター発着とし時刻を改善する。2中野地区への新規ルートの追加。3栄・池田地区と新堀地区の一部ルート変更。4片山二、三丁目地内の新規バス停設置など、市民の要望に応えた見直し案を2月24日示しました。

 これから陸運局との手続きを経て、7月頃から改善される予定です。日本共産党は市民の声を取り上げて議会でも改善を要求していました。
変化を力に 仕事確保と賃上げを
「いのちと暮らしを守る新座市民集会」元気にデモ行進
 2月24日、「いのちと暮らしを守る新座市民集会」が下東公園で開かれ、労働組合、市民団体など約三百人が参加しました。

 埼玉土建新座支部など各労組が春闘の取り組みや連帯の挨拶をおこない、「仕事確保と賃上げを」「社会保障を良くしよう」と元気にデモ行進しました。
市民の懐(ふところ)温める政治を
伊藤岳予定候補が須田市長と懇談
須田市長と懇談する伊藤岳参院予定候補(右から二人目)
須田市長と懇談する伊藤岳参院予定候補(右から二人目)
 3月1日、参院予定候補の伊藤岳氏が須田市長を訪問し懇談しました。

 伊藤氏は、「国でも地方でも内需を温める経済対策が必要では」と問いかけ、志位和夫委員長の衆院予算委員会質問の資料を手渡して、「大企業の内部留保の一部を社会に還元すべき時だ」と党の考え方を紹介しました。

 市長は、「市民の暮らしが大変な時に税金を上げて基金をためこむようなことはしませんからね」と応じました。

 市長は民主党政権のやり方は選挙目当ての要素が強いと批判し、「経済政策は国がしっかりかじ取りをしてほしい。一括交付金は地方都市に有利で、新座のような首都近郊都市には財源的に見通しが立たない」と苦言。

 伊藤氏は政権党のばらまきより「国保税の引下げの方が光っていますよ」と市長の英断を評価。一致する政策で共同したいと申し入れました。懇談には市議六人も同席しました。
予防医療が重要
 伊藤氏は、先日の富士見市医師会長との懇談で「医者に来る人が減っているのが一番心配。重症のガン患者は一人一千万円かかり、十人で一億円だ。予防医療や健診で早期発見すれば医療費は少なくて済む。」と話が一致したことを紹介。
 市長は、「健康増進を支援し元気の出るまちをめざしている。75歳以上は保険料無料で受診費は所得に応じた負担」という考え方を述べました。
福井裁判
ゆき届いた介護を 働き続けられる職場を求めて
証人尋問 3月10日(水) 埼玉地裁 11時〜17時 こぞって傍聴に!
福井裁判を支援する会

 09年開設された特別養護老人ホーム「菜々の郷」(馬場一丁目)の元ケアマネージャー福井妙子さんが、労働条件の改善と介護サービスの向上を求めて提訴した「福井裁判」の証人尋問が3月10日に行われます。原告と元職員が過酷な長時間労働とパワハラで多くの職員が退職した実態を証言します。傍聴においで下さい。

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