日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.3.11  No.1456
日本共産党新座市委員会
地下鉄12号線 市民にもっと情報提供を
「市長施政方針表明」を質す
笠原進議員
笠原すすむ議員

 笠原進議員は3月5日、来年度の市長施政方針について次の4項目を質しました。

1「都市高速鉄道12号線の延伸について、市長は『新駅を核とする新たな都市拠点の整備を想定したまちづくり構想をより具体化する』としている。従来は清瀬市や所沢市と力を合わせ、新座市内に二駅、清瀬市に一駅、JR東所沢駅に接続をめざしてきたが、昨秋突然、新座市内に一駅だけでもと変えた。他市との協力関係はどうするのか。12号線は都営だが、都知事は埼玉県へは延伸しないと言っている。東京都や埼玉県の見解はどうか。市民ヘの情報提供も少ない。もっと提供すべきだ」と質しました。

 市長は「理想は東所沢駅までの延伸だがそれは困難だからまず一駅と考えている。国のヒアリングでは鉄道は接続されなければ意味がないと言われ、上田知事は一駅だけでも実現させたいと言ってくれた。馬場の新駅周辺は土地区画整理事業のまちづくり構想を具体化し、水族館(民間)や大学誘致の構想を示して、平成27年の交通政策審議会答申に向けてアピールしたい」と答えました。

2「エコシティー新座の実現と言うが具体性が乏しく太陽光発電助成も現在の上限5万円を10万円に拡大しただけで、朝霞市の25万円と比べても貧弱。もっと思い切った政策が必要」と強調。市長は「自分でも少し弱いと思うが財政のこともあり拡大については今後検討したい」と答えました。

3「ふるさと新座館内に設置される農産物直売センターのテナント料は、市内の農家が市民に地元野菜を販売するのだから、現在と同様に無料に」と提案。市長は「なるべく低価格と考えていたが、無料の提案なので検討したい」と答弁しました。

4「市内のスポーツ施設について平成25年度からの指定管理者の導入」との施政方針に対しては、「指定管理者制度はそこで働く人が低賃金で非正規の不安定雇用となる。どうしても導入する時は体育協会を指名するべきだ」と質しました。
 市長は「体育協会の指名を考えている」と答えました。

地下鉄12号線延伸構想
もっと積極的に被災者支援を!
就労支援、相談会など
工藤薫議員
工藤かおる議員

 工藤かおる議員は”市長施政方針”について、「重点目標に観光都市にいざを掲げて7年目になるが、未だに違和感がある。市長がめざすのは都市近郊に自然が残る新座市を歩いて楽しんでもらい、住んでよし訪れてよしの新座市だ。ウォーキングを楽しむ街・新座とネーミングを変えてはどうか」と質問。

 市長は「市民の皆様の多くは観光都市の意味を理解している」と強弁しました。

 また、工藤議員は「東日本大震災から一年経つが被災地の復興が進まないことに多くの市民が心を痛めている。被災者の方は失業保険が切れるが就労できず困っておられる。医療費免除も9月で終わりだ。市はもっと積極的な支援策を持つべきだ。義援金は3月末で締め切るのか」と質問。

 市長は「新座市は宮城県の南三陸町を支援することになっており、税務職員4人の派遣要請がある。新年度もボランティアバスパックを検討している。日赤募金は終わったが、こぶし福祉基金(市内の避難者約160名の方への義援金)ヘの募金は続けていく。2月末の残高は330万円で使い道は協議する」と答えました。

埼玉県市長会会長の立場を活かし市長は国にしっかり意見を
TPP、原発、核廃絶
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 小野だいすけ議員は”市長施政方針”について、「須田市長は埼玉県市長会会長、関東市長会会長、全国市長会の経済委員長などの要職にある。TPPや原発、核廃絶などで国に物を言っていく決意はあるか」と質問。

 市長は「TPPは首長の意見が違い、全国市長会としては『慎重な対応を求める』との取りまとめになった。できれば原発に頼らない社会がいいと思っている。核廃絶はその通りで機会をとらえてその立場で発言したい。地方の生の声を国にあげられるように努めたい」と答弁しました。

 また、小野議員は「施政方針に若者への生活支援が見受けられないが」と質問。

 市長は「フットサルコートの整備、朝霞4市の企業との合同面接会で就職の支援をおこなってきた。中央図書館に学習スペースの設置など今後も青年を支援していきたい」と答えました。

 小野議員は「今、青年は深夜まで働くなど過酷な現状だ。朝活(キャリアアップセミナー)などを行ってほしい」と要望しました。

ずさんな金融庁の検査 企業年金の巨額損失事件
企業年金消失を追及する佐々木憲昭衆院議員

 衆院財務金融委員会で、私はAIJ投資顧問による企業年金損失事件を追及し、金融庁のずさんな検査実態が明らかになった。
 AIJは国内124の企業から約2100億円の年金資金の運用を受託していたが、その大半を消失。私は「運用失敗であれ流用であれ許されない大問題だ。金融庁・証券取引監視委員会はどんな検査を行なっていたのか」と追及。
 中澤内閣府副大臣らは「投資顧問会社は263社ありデスクベースで検査している」と説明。
 私は「実地検査も含めまともに行われていなかったことは重大だ。公的年金の積立金も6兆円もの損失を出している。検査体制を抜本的に見直すべきだ」と求めた。

衆議院議員 佐々木憲昭

休日も放射線量計を貸し出し
 新座市は3月10日(土)から休日も放射線量計5台を市民に貸し出します。
 市内在住、在勤の市民で、時間は午前9時から午後4時まで。電話で予約することができます。
 12月2日から2月まで185件の貸し出しがあり、市の基準値0・246マイクロシーベルト毎時を超えた箇所は今までに3ヵ所あったそうです。
 共産党は若い共働き世帯などが利用できるよう、休日貸し出しを要求。これが実現しました。
この道路がきれいになります
避難者の方の相談会・交流会
3月11日(日) 午後 1時30分 〜 3時 志木駅南口
原発ゼロ署名、被災地支援募金を行います。ご協力ください!
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