日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.6.2  No.1518
日本共産党新座市委員会
風疹の予防接種助成 2千人分を予算化
6月議会はじまる
 新座市議会6月定例会が6月3日から開会します。市長提出議案は、条例7件、補正予算3件、人事案件4件、道路認定2件の合計16件です。

 新座市は市税のほか、保育料、介護保険料などを税外債権として徴収を強化するため、昨年4月から「債権管理室」を設置していますが、この管理事務を定める新座市債権管理条例が提出されました。
 また、住民税の住宅ローン控除対象期間の4年間延長と控除限度額の拡充、延滞金の割合を引き下げる条例が提出されました。

 一般会計補正予算は、約2億1600万円を増額し、総額を約445億2677万円とするもの。
 市内循環バス「にいバス」の運行経路とダイヤ変更、新規のバス停整備工事費などで約1480万円が増額されます。
 また、老朽化した第二保育園の建替え工事設計委託料(約1150万円)、風疹予防接種助成2千人分(600万円)、家具転倒防止器具を高齢者世帯に無償で取り付ける支援委託料(40・5万円)、消防団第七分団車庫用地購入(約5290万円)、西堀三丁目憩いの森整備(約1千万円)、10月1日から市役所内にパスポートセンター開設のための備品購入費(3355万円)、馬喰橋耐震補強工事設計委託料ほか道路整備工事費(約2480万円)などが予算計上されました。

 公共下水道実施設計委託料および新設工事費は、国土交通省が建設労働者の待遇改善のため単価をアップしたことに伴い、約9600万円予算増しています。
風疹予防接種
●助成額 3000円
●対象者 19歳〜49歳女性(妊娠を予定している方)
●対象者 19歳以上男性(妻が妊娠中の方)
●ワクチン 風疹&麻疹風疹
帰還困難区域の住民に新しい家を
紙智子ものがたり その5
紙智子参議院議員
紙智子参議院議員

 紙智子議員は5月20日の参院決算委員会で、「東電が帰宅困難区域の住民に示している補償額では新たな住宅を建てられない」「浪江町の放射線量が事故前の水準に戻るには百年以上かかる。新しい土地(福島市)の価格は補償額の2倍以上で、どうして福島市に家をもつことができるのか」と追及しました。
 東電の広瀬直己社長が「固定資産評価額をベースに」と開き直ると紙氏は「政府の中間指針は帰還困難区域の補償は同等の建物が取得できるような価格とすることに配慮する」と明記している。被災者に責任がない以上生活再建ができるようにすべきだ」と迫り安倍首相は「国としても実態に沿った賠償を検討していきたい」と答弁しました。

芦野修議員が一般質問
6月9日(日)の休日議会
あしの修議員
あしの修議員

 9日日曜日の休日議会で、芦野修議員が以下の項目で一般質問をおこないます。9時半からです。傍聴においで下さい。

<質問項目>
1.公共事業で働く下請け建設労働者の賃金適正化と労働条件のさらなる改善を。
1.特別に支援が必要な児童が増えている。専門職の配置と通級指導教室の増加を。
1.野火止小横の歩道拡幅を早急に。十文字の学生と野火止小学生が交差する恵山通りの交通安全対策を。

障害者を守る会が第10回総会
 障がい者の福祉の向上と地域で豊かに暮らせることを支援する「NPO法人新座市障害者を守る会」の第10回定期総会が5月25日開催されました。けやきの家、くるみの木、いっぽ、こぶしの森など各団体の今年度の事業計画を承認。守る会の家族や職員の要望が満載されたアンケート集が配布され、ケアホームの早期整備など切実な声が理解できる総会でした。

(記・工藤かおる市議)
いまだに自宅で暮らせない被災地
シイタケ出荷できない 車や船は放置のまま
新座革新懇・新日本婦人の会主催で
福島・南相馬被災地を訪ねる

 5月26、27日に「被災地福島を訪ねる旅」(主催・新座革新懇、新日本婦人の会)に参加しました。南相馬市のボランティア支援センターの方から若い人たちが「安心な水と米がほしい」と言っているよと聞き、須田市長に伝えた所、新座市の「森透水」を10ケース(240本)いただき、現地に届けるとともに、須田新座市長から桜井南相馬市長へのメッセージも届けました。

農民連の方と交流
 26日は、伊達市霊山町のシイタケ栽培を視察し、農民連の方たちと交流しました。シイタケの放射線の数値が高いため出荷できず困っていること、汚染された原木を畑に置いているが、農家以外から「撤去しろ」と言われ住民同士が対立させられるようになり困っていることなどが語られました。
 案内してくれた服部さん(福島県北農民連事務局長)は、「福島の農産物を買ってもらうことは福島の支援にもなりありがたいとは思うが、原発を再稼動させないこと、原発を輸出させないことが福島の願いなので、そうした運動をみなさんと進めたい。昨年ドイツを見て来たが、市民出資の太陽光発電や風力発電がすごかった。福島でも自分たちが出資して太陽光発電機を設置したいと準備している」と話されました。
 農民運の方たちと交流した霊山ふれあいセンターの前には空間放射線量の測定器がありました。0・281マイクロシーベルトでした。「伊達市の中では数値が低い所です」と話してくれました。新座市の除染数値の0・246マイクロシーベルトと比べ高い数値。こうした中で毎日暮らしている大変さを強く感じました。

小高地区と浪江町を視察
 27日は、渡部寛一、荒木千恵子両氏(日本共産党南相馬市議)の案内で、南相馬市小高地区、浪江町を視察しました。小高地区は福島第一原発から20キロ圏内にあり、今だに地区内では居住できません。住民のほぼ半数の5500人以上が市外に避難しています。小高地区の中心市街地を車中から見て回りましたが、病院、銀行、商店、一般住宅など外見上は新座のまちとあまり変わりません。倒壊している住宅も多くはありませんが、放射線の影響で2年以上たってもまだ居住できません。
 最近日中の一時立ち入りが許可された浪江町も見て回りました。浪江町には倒壊して道路を半分ふさいでいる住宅などが残されていました。福島第一原発から6キロという海岸近くまで行ってきましたが、そこには道路近くに車、船などが多く放置されていました。

原発の再稼動 絶対許せない
 渡部市議は「県内の新聞では放射線のことは毎日報道されていますが、県外ではほとんど報道されていません。政府は福島のことは早く国民に忘れさせようとしているのではないかと思います。視察の要請があればできる限り案内しています。現地を見て福島のことを全国の人に知らせてほしいからです。福島原発のことを忘れさせ、再稼動させるなど絶対許せません。」と語りました。
 新婦人南相馬の方たちも「6月2日は東京の集会に参加します。またお会いしましょう」と話しました。
 「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、2日間福島の地を見て、原発の怖さを痛感しました。眼の前の風景を見て、原発被害の異常さを感じました。原発ゼロの日本をめざすエネルギーを大きくしてもらった2日間の旅でした。

(記・笠原進市議)
賃金の大幅引き上げで暮らしと仕事を守ろう
埼玉土建労組新座支部が定期大会
 5月26日、埼玉土建新座支部の第43回大会が、ふるさと新座館で開催されました。
 3月29日の国土交通省が発表した公共工事設計労務単価の大幅引き上げにともない、新座市の機敏な対応は、組合の運動が市を動かした事に大きな確信を持とうとの訴えが支部長をはじめ、来賓の埼玉土建本部役員からも語られました。
 日本共産党市議団も大会に参加し、代表して朝賀市議があいさつしました。朝賀市議は、「組合の運動と議員団の連携で市の対応を変化させている」と組合の運動と共にこれからも仲間の暮らしを守るために奮闘する決意が話されました。
「にいバス」9月から運行予定
運行経路とダイヤ変更
 運行経路は今までの老人福祉センター起点から、市役所を起点に変更。路線は南北2路線から北コース、東コース、西コースの3路線に増やし便数も増便します。
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