小野だいすけ議員 |
小野だいすけ議員は12月議会で、困窮する大学生を援助するために給付制の奨学金を創設するように市に求めました。
小野議員は、「1998年は奨学金の利用率は23・9%だったのが、2010年には50・7%と学生の半分以上が奨学金を借りて大学へ通っています。98年は50万人の方が奨学金を借りていましたが、そのほとんどが無利子の奨学金でした(無利子39万人、有利子11万人)。10年には134万人が奨学金を受けていますが、ほとんどの学生か有利子の奨学金です(無利子38万人、有利子96万人)。しかも、この有利子奨学金には民間資金が入っており、貧困ビジネス化しています。
現在の有利子奨学金を利用したとして、月10万円を4年借りたとすると、480万円に3%の利子がつき、大学を卒業した時には646万円の借金を背負うことになります。卒業して23歳から43歳まで毎月2万7千円の返済をしなければなりません。子育てをする時期これだけの負担を負うことは本当に大変です。」
「こうした現在の奨学金制度が崩壊していること、世界でも給付制奨学金がないのは日本だけである。本来は、国がやる仕事だが市でも制度を創設すべきではないか」と質問しました。
教育長は、「新座市においては給付制の奨学金の必要性はない。国の施策であり、国の動向を見守っていきたい。」と答弁しました。
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