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「国保税引き下げ」を議員提案 |
自民、公明、民主系市議らが14対11で否決 |
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国民健康保険税引下げ条例改正案を提案する石島市議=9.26本会議 |
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新座市は今年度、国民健康保険税を一世帯平均1万0348円値上げしました。
ところが9月議会の決算審議の結果、値上げの必要がなかったことがわかり、日本共産党は議会最終日に、「国保税引き下げ」の条例改正案を提案しました。
提案者の石島市議は、共産党が行った「市民アンケート」で「暮らしが苦しくなった」と答えた市民が約7割。市政への要望で最も多かったのは「国保税と介護保険料の引き下げ」だと紹介。
さらに、「市は25年度決算は単年度収支で8億2500万円も赤字になり、歳入不足になるとして国保税を値上げしたが、決算の結果、国保会計は国県支出金や医療費の見込み違いで、11億5000万円もお金が残った。国保税を値上げする必要がなかったことがはっきりした。引き下げるべきです」と提案しました。
引き下げの内容は、医療費の所得割7・39%を6.6%に、均等割3000円を2000円に下げ、値上げ前に戻すというものです。
過去にも8億円、11億円の黒字が出た年に、市長は国保税を引き下げましたが、採決の結果、賛成は共産党と育の会のみで、11対14の賛成少数で国保税引き下げ条例案は否決されました。
自民党、公明党の議員は討論もせず黙って反対しました。 |
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賛成
6億円もの狂いを市民は納得しない。芦野市議(共産)
市は「国保財政がもたない」と値上げしたが、6億円もの大幅な見込違いがあり、市民は納得しないだろう。最低でも元の税率に戻し、税金に対する市民の信頼回復に努めるべきだ。 |
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反対
引下げは時期尚早。島田久仁代市議・翠生会(民主系)
5億円しか基金がないので国保会計の運営は大変だ。年度途中のシステム改修に1000万円かかるので、引き下げは時期早尚。 |
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賛成
タイムリーな提案だ。高邑朋矢市議(育の会)
タイムリーで市民要望に応えたナイスな提案だ。上げたり下げたりは良くないという議員もいるが、健康志向で医療費が削減できれば保険税を下げられることを市民に示すことができる。 |
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賛成
市民は値下げを望んでいる。笠原市議(共産)
私たちは「8億円も赤字になるはずがない」と3月議会で値上げに反対したが、指摘通りの結果になった。かかった医療費が少なかったら市民にお返しするのが当然。市民は値下げを求めている。 |
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