日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.1.15  No.1700
日本共産党新座市委員会
福祉サービスが現状維持に
学童保育料、おむつ給付、重度要介護高齢者手当なども
 新座市行財政改革推進本部が検討していた高齢者や障がい者の福祉サービスの見直しは、福祉団体や市民の反対でほとんどが撤回されましたが、残っていた放課後児童保育室使用料値上げやおむつ給付なども「現状維持とする」ことが12月26日付で議会に報告されました。

 日本共産党は12月議会で、「所得要件を変えると受給できなくなる高齢者や障がい者がいる」「市民に切実なサービスを削らず、百億円規模の区画整理事業など、大型開発こそ見直せ」と論戦してきました。世論と結んで重度要介護高齢者手当は条例が12月議会で否決されていました。
●放課後児童保育室使用料/値上げ→現状維持
●高齢者移送サービス/所得要件の見直し→現状維持
●高齢者のおむつ支給/所得要件を変え、介護認定者のみ
→現状維持
●重度要介護高齢者手当/所得要件を変える→現状維持
教員5万人削減はね返す
「通級指導」を基礎定数
質問する吉良よし子参議院議員
質問する吉良よし子参議院議員

 2017年度予算案で文科省は公立小中学校の基礎定数に新しく発達障害などの子どもに通級指導する教員、外国人の子どもを指導する教員を加えました。
 財務省は昨年11月「教員5万人カット」とともに「通級指導に科学的根拠はない。外部の支援員を充てればいい」と建議。しかし、過去10年で通級指導が必要な子どもが2・3倍に日本語教育が必要な外国人の子どもは1・5倍に増えています。

 共産党の吉良よし子参院議員は「通級指導は発達障害のある子どもに社会で生きる土台を育む場だ」と要求。教職員の安定的な採用や通級指導を充実を要求してたのが実りました。教育関係者は少子化を35人以下学級の実現のチャンスと教職員定数の改善運動を強めています。

(1・10付赤旗)

社協などが引っ越し
生活支援センター、教育相談センターも
 新座市役所第三庁舎(昭和54年建設・延床面積約900平米は、一階を「社会福祉協議会」2階を「にいざ生活支援センター」(社会福祉法人にいざ)が使用しています。耐震診断の結果、今後、耐震補強工事をするか新築するかを市が検討していました。

 12月16日の市議会全員協議会で、第三庁舎は商工会館の奥に新築し、今の敷地は売却する方針が説明されました。
 1市役所第三庁舎は、第三駐車場(商工会館前)の敷地内西側に平屋建てで新築し(建築費約1億円)社会福祉協議会が使用する。現在、教育相談室として使用している二棟を社協の会議室、倉庫とする。
2にいざ生活支援センターは、中原・本多集会所隣接の市有地に平屋建てを新築して移転する。(床面積175平米・約5千万円)
3教育相談室は、現在空室となっている市役所第四庁舎の1、2階に移転する。(現在より広くなり面談スペース等を確保)
4各団体の移転が完了したら、第三庁舎の敷地を売却する。平成29年度の歳入予算としてこの売却費を計上するため、早期に実施。該当する各団体とはこの間話し合いを進め、調整済みとの報告でした。

 各議員から、「生活支援センターの場所が交通不便で障がい者の方が通所できるのか」「社協を二階建で建てる方がいいのではないか」「各団体の意見をよく取り入れてほしい」など活発な意見要望が出されました。
社協などが引っ越し 生活支援センター、教育相談センターも
新成人 1687人おめでとうございます
新成人にエールを贈る共産党新座市議団=1月9日
新成人にエールを贈る日本共産党新座市議団=1月9日
 新成人は1687人(男875人、女812人)で昨年度より122人増。市民会館で行なわれた成人式には1093人が出席し友人との再会を喜ぶ歓声が上っていました。共産党市議団は各人が自分らしく夢を実現できる社会にむけ力を合わせましょうとエールを贈りました。
学校エアコンのメンテナンスを
教育長「大規模清掃を計画的に実施したい」
小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

 小野だいすけ議員は12月議会で、「全市内小中学校のエアコンのメンテナンスを行うように」と一般質問しました。

 5年間、エアコン奥のフィルター掃除などは行われておらず、大型エアコンの清掃を教員がするには無理があります。先生たちからも衛生性を危惧する声も出ています。

 教育長は「エアコンの大規模な清掃業務は、エアコンの長寿命化のためにも、必要性を認識している。今後計画的に実施していきたい。財政当局とも調整を図りながら進めてまいりたい」と前向きに答弁しました。

 小野議員は、「普通教室のメンテナンスでどれだけの費用がかかるのか」と質問。教育総務部長は、「エアコンの分解清掃、メンテナンスについては小中学校の普通教室720室すべてで実施すると2500万円強という数字になります」と答弁。

 小野議員は、「文教環境常常任委員会は決算審査の結果、各学校の要望に応え施設の維持補修工事費、備品購入費などを増額すべきであるという意見書を全会一致で付している」と追求し、メンテナンスは一括して行うよう求めました。

総合体育館の分煙対策の強化を
教育長「全面禁煙に向け体協と協議する」
あしの修議員
あしの修議員

 「現在の喫煙場所は一カ所しかなく、大会などで子ども達と試合のまとめをする時、煙が流れてくる。どうにかしてほしい」市民の方から寄せられた声です。
 あしの修市議は12月市議会一般質問で、「市民総合体育館の分煙対策について」市の見解を質しました。

 あしの市議は厚生労働省がおこなった受動喫煙についての調査結果も示し、「市民総合体育館は市民の健康増進の目的の施設で分煙対策はすぐに行なう必要がある」と迫りました。
 教育長は、「体育館を利用される方からも度々苦情をいただいている。受動喫煙防止対策を講ずるべきと考えている。全面禁煙が望ましいが当面、駐輪場側にある灰皿の使用を禁止する措置をとる」と答弁がありました。

 あしの市議は、「一カ所を使用禁止にしてももう一カ所に集中することになり、根本的な解決にはならない。煙が来ないような対策を講じなければならない」と追求。
 教育長は、「全面禁煙に向け体育協会と協議していきたい。また、利用者が受動喫煙にならないよう、防止策をしっかり立てていきたい」と再度の答弁がありました。

生きているうちに核兵器のない世界を
ヒバクシャ国際署名。寒風の中、多くの署名集まる
ヒバクシャ国際署名行動 志木駅南口

 「ヒバクシャ国際署名」をすすめる新座市原水爆禁止協議会は6日夜、今年初めての署名行動を志木駅南口で行いました。

 「生きているうちに核兵器のない世界を」と、渾身の力を込めた訴えのもと始まった「ヒバクシャ国際署名」は昨年10月、日本や海外から寄せられた56万筆余の署名を国連に提出しています。

ヒバクシャ国際署名行動 志木駅南口

 昨年12月の国連総会では、各国の長年の行動が大きな推進力となって、「核兵器禁止条約の交渉を始めるよう求める決議」が採択されました。決議にもとづいて3月24日からニューヨークの国連本部で交渉会合が開かれます。核兵器のない世界へ歴史的チャンスに踏み出しています。

 「日本政府は唯一の被爆国でありながら、核兵器禁止条約の交渉開始決議に反対した」ことを批判しながら署名を訴え、寒風の中「ごくろうさま」と多くの署名が寄せられました。

(記・石島市議)

新座市ホームページ「よくある質問」
「医療費の支払いが高額になりそうな時どうすれば?」を追加
 新座市のホームページトップ画面の左下の『市民の声「よくある質問と回答」』コーナーに、「国民健康保険に加入していますが、医療費が高額になりそうな時、どうすればいいですか?」が追加されました。
 12月議会の工藤議員の質問に答えた対応です。
ゾウキリン

 内容は、1窓口払いを初めから一定の金額にとどめる「限度額適用認定証」を国保年金課の窓口に事前に申請する、また2災害や失業などで収入が著しく減少した場合、医療費が減免される時があることを市民にご案内しています。

「医療費の支払いが高額になりそうな時どうすれば?」
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