日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.7.9  No.1724
日本共産党新座市委員会
核兵器禁止に向けた歴史的シーン
確信を持って運動を進めよう 2017国民平和大行進
 原水爆禁止2017年・国民平和大行進新座出発集会が、7月2日に三軒屋公園で開かれ、10団体から135名が参加しました。
原水爆禁止2017年・国民平和大行進新座出発集会

 県原水爆禁止協議会の森研一さんが「県内では12万5千筆の「ヒバクシャ国際署名」が集まった。核廃絶は世界で確実に進んでいる。確信を持って運動を進めよう」と挨拶。共産党の朝賀英義衆院4区予定候補は「核兵器禁止条約案が国連で協議される歴史的シーンは、被曝者と運動の成果だ。政府を国連会議に参加させるまで、核兵器を無くすまで、頑張りましょう」と挨拶しました。

 パレード後、志木駅南口で60人が参加して署名に取り組みました。平和の歌を歌いながらの行動は注目され、74筆が寄せられました。

首都で審判 解散総選挙で信を問え
志位委員長
志位委員長

 都議会議員選挙全体の結果は、何といっても自民党が歴史的大敗を喫したことが大きな特徴となりました。

 何よりも、「森友」疑惑や「加計」疑惑にみられるような国政の私物化、さらに「共謀罪」法の異常な禁じ手を使っての強行にみられるような憲法を壊す政治、さらに憲法9条改定を持ち出し、それを乱暴に国民に押し付けようとしていることなど、安倍政権の一連のふるまいに、″もうがまんができない″″今度ばかりは安倍政権を懲らしめなければいけない″という声が、非常に強く都民の皆さんの中に起こり、その怒りがこういう結果をつくったことは、明らかです。

 私たちは、総選挙に向け野党と市民の共闘を大いに発展させるとともに、日本共産党の躍進のためのとりくみを大いに進めていきます。総選挙では、衆院における「改憲勢力3分の2体制」を打破する、自民党・公明党とその補完勢力を少数に追い込むことをめざして全力をあげる決意です。

自殺ゼロのまちづくり進めよう
新座市における自殺の実態について

 政府の2017年版の自殺対策白書によると日本の自殺死亡率は世界でワースト6位で高い水準にあります。新座市においては平成21年から28年の間に248名の方が、今年1月から3月末までですでに6名の方が自殺で亡くなっています。市のアンケートでは市民の13.3%が心の健康測定指標で精神的に問題がより重い可能性があるとされています。
辻みき議員
辻みき議員

 辻みき市議は新座市の自殺の実態、対策について一般質問しました。市長は「新座市の平成28年の自殺者数は男性15名、女性10名の計25名、人口10万人当たりの自殺死亡率は15%で、引き続き啓発リーフレットの全戸配布や各種講演会の開催など自殺対策事業に取り組んでいく。今年の夏ごろ国が自殺対策大綱を改定し、基礎データを市町村に提供する予定なので、さらに詳細な実態把握を行い優先すべき事業として検討していきたい」と述べました。

 辻市議はさらに、自殺ゼロのまちづくりについて市長の考えを問いました。

 市長は「あらゆる方法を使って悩みを打ち明けていただいて、それに寄り添うような受け皿づくりはしていきたい。新座市でも自殺ゼロのまちづくりを進めていきたい」と答弁しました。

自殺予防啓発や相談体制の充実について

 ある調査では、自殺で亡くなる前に何らかの相談に訪れていた人は72%に上り、6割以上が亡くなる1か月以内に何らかの相談に訪れていました。最後の最後まで生きることを模索していて、支援がつながることで防ぐことができたかもしれない命です。
 困ったことがあった時、相談先として思いつくのは市役所です。辻市議は足立区で使用されている庁舎連携のための紹介状、「つなぐシート」を紹介しました。複数の悩みを抱える場合、次の相談へのハードルを下げられたり、問題を一人で抱えているという孤立感を軽減することができます。相談場所や担当者を明確にして、安心して次の相談ができます。

 新座市でも複雑な相談についてスムーズに連携するためのシートの導入や、自殺予防啓発リーフ等の充実を要望しました。困った時に市民が訪れるかもしれないと思われる窓口に自殺予防の啓発チラシを置くことを要望しました。

 担当部長は「啓発チラシを各施設等に置けるような部数も刷れるようなら置いていきたいと考えている」と答弁しました。

(記・辻実樹市議)

市議会議場に国旗掲揚を求める陳情
総務常任委員会で採択
 市民から市議会へ「新座市議会議場に国旗掲揚を求める陳情書」が5月24日提出されました。
 陳情書は市議会総務常任委員会に付託され審議が行われました。
 6月市議会での委員会(6月6日)で審議が行われました。

「日の丸掲揚義務はない」
「全会派の合意で進めるべき」と共産党が主張


 委員会では陳情採決を求める声が多数をしめる中、あしの修市議は、1国旗掲揚を求めるという同じような趣旨の陳情書が一年前に提出され全会一致で不採択になった経過がありそれを捉える必要がある。2国旗国歌法という法律は存在するが国旗掲揚を義務付ける法律ではない。3議会は様々な思想を持っている人たちが議論する揚であり、市民も様々な思いを持っているわけで議会は中立の立場に立つべき。4この問題は議会運営に関わるもので、全会派合意で進めるべき。5陳情書の内容は「2020年東京オリンピック・パラリンピックを目前に控えた今、議場に国旗掲揚することが必要」との趣旨の文言があり、オリンピック憲章に抵触するおそれがあるのではないか。6したがって、急いで結論をださず時間をかけ議論をすべき。と主張し「継続審査」となっていました。

共産党のみ不採択を主張

 6月28日に総務常任委員会が開かれ、継続となっていた陳情書の審議が行われました。
 あしの修市議は、前回委員会で指摘した事項を主張し「陳情書は不採択にすべき」と表明しました。しかし政和会、公明党、刷新の会、日本維新の会の委員は「採択すべき」と主張し、4対1で陳情書は採択されました。
 採択を主張する委員は「1一年前の陳情と今回の陳情は違うもの。2国旗国歌法に基づき国旗として定められたもので掲揚の義務はないにせよ、県内40市中27市で掲揚されている。3オリンピック伝々の政治利用という話はタイミング的にオリンピックを出しているだけで憲章違反にはあたらない」等の主張を行いました。
 委員会で採択されたことから、8月30日から始まる9月議会の冒頭の本会議で採決が行われます。
教科書展示会に行って思う事
道徳教科書 この教材で何を教えるの?
 6月27日火曜日、中央公民館で行われている「学校教科書展示会」に若いお母さん2人を含む4人で行ってきました。
教科書展示会の様子(中央公民館)
教科書展示会の様子(中央公民館)

 とりわけ、今度学科になる「道徳」の教科書を見るのが目的です。

 何社かの教科書を見てビックリ!そしてある意味「背筋がぞ〜」。たくさんのエピソードや偉人の話も載っていますが、どれも「礼儀正しく」「明るく」「正しく」「努力し」「相手の気持ちを思いやる」「家族は仲良く」・・・。この教材で子どもたちに何を「教える」の?

 道徳科目の評価は「態度」を見ることらしいので、みんな先生や目上の人の目をおもんばかって(忖度?)見かけの「良い子」を演じるのではないかと思う。人は間違えるし、嘘もつくし、友達の悪口を言ったり言われたり、そんななかで迷い傷つきながら成長するのだと思うのですが。

(Yさん・投稿)

大和田4丁目 新座四中付近で事故
地域支部が安全対策を申し入れ
 6月23日、大和田4丁目18番付近(県道川越新座線入って新座4中手前)の見通しの悪い交差点で自転車(中1)と自動車(ゴミ収集車)がぶつかる事故が発生しました。
事故が起きた交差点(大和田4丁目)
事故が起きた交差点(大和田4丁目)

 この交差点の角は高さ3mぐらいの鉄制の壁がありとても見にくい状況で、いつ事故がおきても不思議でない場所です。
 また、事故現場の数十メートル先には、第2老人福祉センターの建設も予定されており、今後高齢者の通行も増え、一段と危険な場所になる所です。

 事故を受け、6月28日地域の大和田支部とあしの修市議は交通防犯課と道路課に安全対策を早急に行うよう要請を行いました。
 要請は、1鉄制の壁で非常に見通しが悪いため、地権者へ透明の壁に改善するよう指導してほしい。2角を隅切りすべき。3カーブミラーの角度を変える等の改善を。4路面に「徐行」「交差点注意」等の表示を行ってほしい。5交差点中央部に点滅する表示や路面を反射する塗装にするなどをおこなってほしい。と5点の要望を申し入れました。

 交通防犯課、道路課それぞれの課長は、「見通しの悪い交差点である。何ができるか相談させてもらい、改善を検討したい」と応じました。

事故が起きた交差点(大和田4丁目)の図
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