日本共産党新座市議会議員団
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市議会報告
2008年12月議会← 前回  |  次回 →
日本共産党議員の一般質問
共産党提案の意見書 全会一致で可決
市内循環バス 運行9月から 住民と共産党の運動が実る
ビル清掃会社が老人福祉センターを管理運営
12月議会一口メモ
《小鹿議員》保険料軽減に努力せよ 後期高齢者医療保険料
《小野議員》働く若者が使用できるフットサルコート設置を
《工藤議員》公民館を無料に戻せ
《朝賀議員》市外の病院でも特定検診を
《石島議員》特定健診や、がん検診を無料に
《笠原議員》来年の新3年生を少人数学級に
12月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
こじか伸衛
文教経済常任委員こじか伸衛
小規模工事の偏り、目に見える是正を
Q.小規模工事登録制度の発注が、二社で53%と相変わらず偏っている。不況で仕事が激減している業者や職人に等しく発注を。
A.偏りのないよう指導を強めます。
その他1後期高齢者医療保険料は各自治体の補助で引き下げよ。2市内業者の仕事創出のため住宅リフォーム助成制度を。3商店街の活性化のため街路灯補助の増額を。
工藤かおる
厚生常任委員・副議長工藤かおる
子どもと高齢者には保険証を渡せ
Q.国民健康保険税の滞納世帯の中に子どもや高齢者がいる場合は保険証を渡すべき。
A.子どもはいない。65歳以上の高齢者は12世帯12人いるが、納付率向上のためでなく納税者の公平性を保つため資格証明書を交付している。
その他1住民税の年金天引き中止を。2菜々の郷など福祉施設の現状把握を。3公民館を無料に戻せ。
小野だいすけ
文教経済常任委員小野だいすけ
非正規雇用労働者のための相談窓口を
Q.県内でも非正規労働者の首切り、雇い止めが始まっている。実態調査と市に相談窓口の設置を。
A.憂慮すべき事態と考えるが、国策として取組むべき。
その他1市長公用車は黒塗り高級車クラウンでなく低公害車へ。2小中学校の保健室に外線電話の設置を。3薄くなった横断歩道の白線の改善を。4若者がつどえるフットサルコートの整備を。
朝賀ひでよし
建設常任委員朝賀ひでよし
特定健診は都内病院でも受診できるように
Q.特定健康診査が今年から始まったが、都内医療機関でも受診できるようにすべきでは。
A.医師会と契約しているので難しいが、受診率が低いとペナルティがあるので検討してみたい。
その他1市民の声を集約し利用しやすい市内循環バスに。2(仮称)ふるさと新座館の建設はやめよ。3地域福祉計画の課題と対策は。4若者の選挙投票率向上の対策を。
石島よう子
厚生常任委員長石島よう子
国保の医療費減免制度の周知を
Q.収入が減ったり医療費が多額で困難な方に国保の医療費減免制度を周知せよ。基準も明確にして活用できる制度に改善せよ。
A.大変な経済状況の中で減免制度が必要になる人も増えると思う。周知する。
その他1国交省道路交通量減少予測の都市計画道路保谷朝霞線への影響。2がん検診、特定健診を無料に。3一人親家庭医療費助成、母子父子家庭の就学援助基準改善。
笠原すすむ
総務常任委員笠原すすむ
小3以上も少人数学級に
Q.ゆき届いた教育の実現のために小3以上も35人以下学級にせよ。志木市など他市でも実現している。年間二千万円の予算でできる。
A.少人数学級の教育効果は高いが学級編成は国・県が行うものだ。新座市独自ではおこなわない。
その他1公共事業で市内企業の仕事確保を増加させよ。2指定管理者制度の推進は見直せ。3新堀・西堀地域に児童プール復活を。
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無法な解雇やめさせよう 政府は対策とれ
共産党提案の意見書 全会一致で可決
 荒れ狂う解雇をやめさせるため、12月市議会で日本共産党は『無法な解雇をやめるよう、政府が実効ある対策をとることを求める意見書』を提案。全会一致で可決しました。

 意見書は「非正規雇用を増やしてきた政府の責任は重大」「トヨタは13兆円もの内部留保をため込んでいる」「無法な解雇をやめさせるため政府が指導、監督の責任を果たすのは当然」と述べています。

 また、『失業者への手当改善や住宅援助制度の創設等を求める』『保育の市場化をすすめるな』の国への意見書も全会一致で可決しました。

 一方、景気回復にまったく役立たないと不評の『定額給付金の白紙撤回を求める意見書』、障がい者の一割自己負担をやめるための『障害者自立支援法の廃止を求める意見書』は自民、公明議員がだまって反対し、賛成少数で否決されました。
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市内循環バス 運行9月から
住民と共産党の運動が実る
 市内循環バスが今年9月から運行予定です。日本共産党は、地域住民の方々と力を合わせて循環バス実現をめざす署名運動を展開、市議会でも毎回提案してきました。

 地域公共交通会議が昨年末3回開かれ、市内循環バスの運行計画案を決定しました。

 運行は1北循環と南循環の2系統で両方向回り(下図参照)。2料金は大人150円、子ども100円、70歳以上と障がい者は無料。3朝7時半から夜7時半まで一日8便運行。日曜と年末年始は運行しない。4小型バス2台で運行する。バス停、時刻表は今後決定する。というものです。

 日本共産党はこの計画案に基本的に賛成し、より改善するため下記の意見書を提出しました。

 市民の方々からも要望書が提出され、その結果、1志木駅・新座駅と接続する。2日曜日の運行については9月からの運行状況を見て再検討すると改善されました。
〈共産党の意見書〉
1市民に運行計画案を知らせ、市民の声をよく間いてから
実施すべき。
2バスの台数を増やし、一時間に一本は運行せよ。
3日曜日も運行せよ。
4鉄道駅と接続せよ。
新座市内循環バス運行計画図(案)
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ビル清掃会社が老人福祉センターを管理運営
「経費縮減」と市が社協から変更
 二つの老人福祉センターの管理(今後3年間)を、現在の新座市社会福祉協議会(以下「社協」)から都内の帝国ビル管理協同組合(以下「帝国ピル」)に変更する議案が提案されました。

 日本共産党は反対しましたが、保守、公明、刷新の会(民主系)は賛成し可決しました。

 市は21年間、老人福祉センターの運営を社協に委託してきましたが、3年間で二千万円以上社協より安く委託できるとし、今回帝国ビルを指定管理者として選定したのです。

 日本共産党は、「1帝国ビルは清掃、警備などを専門とする会社で高齢者にかかわった経験もない。2職員は低賃金の契約社員で研修費はゼロ。寄席などの新しい事業を提案しているが事業費も少なく実現できるか心配。3社協が21年間も管理運営し利用人数も増えてきた。経費縮減だけを理由に変更すべきではない。社協雇用の11人の仕事がなくなり困っている。市としても対策を講じるべき」と主張しました。
市は今後、体育館、公民館、図書館など公の施設の管理を民間会社と競わせて行く計画をもっています。経費縮減第一では市民サービスの低下や有料化などが懸念されます。
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12月議会一口メモ
来年度から「子ども医療費」通院は小2、入院は中3まで無料拡大。
知的障がい者通所施設・けやきの家が道場一丁目に新設移転。定員40名に。
市内五ケ所目の特養老人ホーム『千歳にいざ苑』が陣屋小前に2011年開所予定。百十床。
畑中一丁目に家庭保育室『パピーナ』来年3月開所。0、1、2歳児
『公団家賃値上げ反対』『最低保障年金制度の実施を求める』陳情が全会一致で採択に。
野火止小のトイレの悪臭除去工事完了。他校も順次予定。
食材費高騰のため学校給食費四百円〜五百円値上げ。
中小企業の緊急運転資金融資制度を創設。三百万円限度額。無利子。3月末まで受付。
市役所多重債務相談が増える。
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保険料軽減に市長は努力せよ
未納者は560人 後期高齢者医療保険料
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 12月議会で小鹿伸衛議員は「後期高齢者医療保険料は年金一万五千円未満の方の納付状況はどうか。また、未納を理由に、75歳の高齢者から保険証を取り上げるようなことをやってはならない」と一般質問しました,

 資料によると、75歳以上の課税者約8700人の保険料収納率は95%以上ですが、未納者は約560人いました。

 小鹿議員は「毎年保険料があがり高齢者が払いきれなくなるような制度は廃止しかない。市長は埼玉広域連合の連合長でもあるが、保険料軽減のために市町村から財政支援を求めることを議会で論議したのか。議事録を取り寄せてみたが論議した形跡がない」と追及。

 市長は「正式な議題にはしていないが提案はしている。資格証明書の発行は一年経過していないから発行していない。基準を作成している」と答弁しました。

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働く若者が使用できるフットサルコート設置を
小野大輔議員
小野大輔議員

 小野大輔議員は12月議会で「働く若者がフットサルが楽しめるよう市内の施設改善を」と質問しました。

 小野議員は、「新座市総合体育館内でフットサルができるようネットの設置をしてはどうか。もしくは本多テニスコートをオムニコート化すればナイター設備付きのテニス、フットサル兼用のコートがでさゐのでは」と提案しました。

 市長は「総合体育館はフットサル利用には向かないが、ネットを張るなどしてできるよう予算を試算する。本多テニスコートは改修時期にありオムニコート化について検討する」と答弁しました。

 新座市には働く若者が使えるようなフットサルコートがありません。仕事が終わり青年が誰でも集まって楽しめるコートを作りたいと思います。

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公民館を無料に戻せ
工藤薫議員
工藤薫議員

 工藤薫議員は「生涯学習の拠点として、公民館の使用料を無料に戻すべき」と質問しました。

 公民館は私的なカルチャーセンターではなく社会教育法に基づき地域住民の学びの場として原則無料とされています。

 ところが、05年市の行革本部で受益者負担の名のもとに有料化を一方的に決定しました。

 工藤議員は「子育て支援センターのない畑中地域で若いお母さんたちが赤ちゃん体操をやろうと集まったが、公民館の体育室が一回2500円で会場費だけで一ヵ月一万円になって困っている。

 公民館利用者懇談会の有志の皆さんは『社会教育の火を消すな』と無料化をめざして粘り強く活動している。今年の公民館祭りで112団体から集計したアンケートによると、8割の人が『無料に戻してほしい』と回答している。『会費の値上げをせざるを得ない』などサークル活動の衰退を嘆く声がある」と主張しました。

 しかし、教育長は厳しい財政状況からご理解願いたいと答弁しました。

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市外の病院でも特定検診を
 朝賀英義議員
朝賀英義議員

 朝賀英義議員は12月議会で「特定検診が7月から11月の間に行われているが、都内等の医療機関にかかっている方は、健康診査を都内の医療機関でも受けられるようにすべきではないか」と市に質しました。

 市は「朝霞地医師会と契約しているため難しいが、受診率が低いと国からペナルティがあるので、受診率をあげるために検討してみたい」と答弁しました。

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特定健診や、がん検診を無料に
石島陽子議員
石島陽子議員

 石島陽子議員は「予防医療の観点から特定健診や、がん検診を無料に戻せ」と質問しました。

 石島議員は「県内では、朝霞市、和光市、入間市など7市が特定健診やがん検診を無料で実施している。有料の市でも、非課税世帯は無料(16市)、70歳以上や障害者、国保加入者は無料という市もある。新座市が特定健診を無料にしても、昨年までおこなっていた基本健康診査委託料と比べて市の経費は一億円少なくてすむ」「住民の命を守ることに一番お金を使うべきでは」と追及しました。

 市長は「今年始まった特定健診は検査項目も減ったため、自己負担を千円にした。今後医師会とは検査項目を拡大していくことを話している。また、がん検診は国基準が40歳のところ30歳から実施している。厳しい財政状況から自己負担をお願いしているが、無料で受けられる自治体の状況を研究したい」と答弁しました。

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来年の新3年生を少人数学級に
あと5人の先生採用で実現できる
笠原進議員
笠原進議員

「一人ひとりの児童、生徒にゆき届いた教育を実現するため、新座市でも少人数学級を実施せよ」と笠原進議員は12月議会で一般質問しました。

 石神小の二年生は現在76人で一学級当たりの人数は25人〜26人ですが、3年生になると40人学級編成となるため、38人の2学級になってしまいます。一クラスの人数は50%、10人以上も増えて大変です。

 同じように、大和田小、四小、東北小、東野小と石神小の計5校が来年の新3年生から学級数が減り、35人以上の多人数学級になってしまうのです。

 笠原議員は「あと5人の臨時教員を採用すれば、3年生になっても30人以下の学級を続けられる。年間二千万円でできることだ。県内でも志木市、上尾市、行田市などが独自に少人数学級を実現している」と主張しました。

 しかし教育長は「学級編成は国・県が行うもので、新座市が独自にやるものではない。教育関係者は文科省がやることを望んでいる」と答弁,

 笠原議員は「教科担任制や英会話には市独自に多額の予算をつけながら、父母や教師が強く願っている少人数学級にいつまでも後ろ向きだ」と批判しました。

少人数学級の実施状況
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