日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2004.2.29  No.1053
日本共産党新座市委員会
3月議会はじまる
公約実現に全力つくします
 2004年度の第1回定例市議会が市議選を経た新しい議員構成で2月27日から開会されています。

 来年度予算案は一般会計予算総額を384億2千3百万円とし、前年度比5.9%の増。歳出で目立つのは公債費が約2倍に伸び73億7350万円。今後も借金返済の財政運営が予測されます。

 特別会計で伸び率が大きいのは、介護保険事業が28%増の41億8185万円、新座駅南口第二土地区画整理事業が21%増の10億780万円。

 小泉内閣が進める「三位一体の改革」は、公立保育所運営費の補助金削減など新座市の財政にも深刻な影響が予想されます。

 日本共産党は市民サービスヘの影響を解明するとともに、選挙中訴えた公約実現にむけて全力で奮闘します。来年度の新規事業は下記のとおりです。
2004年度のおもな新規事業
事 業 名
予 算 額
総務費、自治振興費、安全対策費
市政世論調査 556万5干円
男女平等意識実態調査 200万円
堀ノ内集会所の建設(建設用地購入費を含む) 1億2343万1千円
新座一丁目集会所の工事設計 200万円
ホタル飼育施設の改修 300万円
旧消防庁舎跡地の整備 1726万2千円
旧第三保育園の跡地整備 1502万円
中型バス借り上げ料 398万4千円
志木駅前暫定駐車場の改修 160万円
バス停などに屋根設置 240万円
東福寺前のバス停整備(用地費を合む) 6000万円
民生費、衛生費
診断書料金助成 5000円限度 30万円
新座市次世代育成支援対策地域協議会 14万円
新座放課後保育室の新設工事 3711万円
健康づくり行動計画策定 303万1干円
不法投棄などの監視パトロール委託 187万5千円
労働費、商工費
勤労青少年ホーム管理依託 2984万1千円
暫定新座市農産物直売所の整備 418万9千円
新座市なんでも出張相談事業 50万円
にいざの元気振興事業費補助金 200万円
新座市商工会館の改修工事補助金 750万円
土木費、公園費など
志木駅南口駅前広場にエレベーター設置 9500万円
都市計画道路・保谷朝霞線基本設計 510万円
仮称)畑中黒目川公園の新設工事 575万円
仮称)道場公園設計・多目的広場 250万円
畑中ふれあい遊園防球ネット設置 200万円
北原第三児童遊園トイレ設置 280万円
妙音沢緑地の買取りなど 9536万2千円
総合運動公園に多目的広場新設 4050万6千円
教育費など
「英会話の時間」ビデオ、CD、絵本など 613万6千円
新座さわやか相談員 6名 289万5千円
防犯ブザー購入 397万6千円
東野小体育館の改修工事 1億2412万8千円
空調設備(新堀、西堀、栄小) 1575万円
排水設備改修(池田、野寺小) 4150万円
屋外トイレ改修(東北、東野小) 590万1千円
トイレ改修の実施設計(片山、西堀小) 422万6千円
第六中校舎耐震補強工事 1億0128万5千円
第三中の床、ロッカー、黒板等 3770万円
新座中の校庭改修 300万円
こどもの生活体験推進事業「森の子くらぶ」 18万5干円
小中学校児童生徒作品展示 22万7千円
小中学校俳句作品募集 24万円
市立堀ノ内集会所予定地の発掘 334万2千円
睡足軒の森屋外トイレ新設 790万円
本物の舞台芸術体験事業 205万1千円
栗原公民館排水設備改修 630万円
市民総合体育館などの案内標識 390万円
武道場撤去 500万円
陣屋小の給食エレベーター改修 510万円
志木駅南口に「エレベーター」設置
 2000年に執行した交通バリアフリー法に基づき、高齢者、障害者の利用を円滑にするため、乗降客5千人以上の鉄道駅にはエスカレーター、エレベーターや障害者用トイレの整備などが義務付けられました。

 志木駅にエスカレーターは整備されましたが、障害を持つ方からは自分で操作できるエレベーター整備を望む声が根強くあります。
日本共産党は志木駅、朝霞台駅、ひばりヶ丘駅などの実態調査や鉄道本社交渉などに取り組み、エレベーター設置を強く要求してきました。

 今回の予算額9500万円はすべて市の一般財源です。法では鉄道事業者負担の努力義務や国の支援も明文化されており、東武鉄道の負担や国・県補助を獲得するためどう取り組んできたのか問題です。
学校トイレの改修 片山、西堀小から
第三中の生徒用ロッカー、床、黒板なども改修
 昨年7月に日本共産党議員団は、手分けしてほぼすべての小中学校を視察し、老朽箇所の改修や危険箇所の改善を予算要望や一般質間で市に要請していました。来年度予算でその多くが予算化されました。

 学校トイレの全面的な改修が今年から始まります。(片山、西堀小学校から)

 第三中学校の生徒用ロッカーは、壁が抜け物が落ちるような状態で早急な改修を求めたところ予算化されました。また、新座中学校の校庭は水捌けが悪く、体育や部活動に支障がでる状況の改善を求めていました。

 昨年、音楽室、図書室にエアコンを整備せずに他校と同じようにと要望していた新堀、西堀、栄小学校に空調が整備されます。
小中学校を視察
医師の「診断書」に助成制度を新設
介護サービス利用の際
 介護保険のデイサービスや福祉施設入所など、介護サービスを利用するに当たりかかりつけ医師の「診断書」が必要です。しかし、診断書の作成費用が時に2万円以上にもなるため、やむなくサービスを取り止める例がありました。

 相談をうけた保坂議員は昨年12月市議会の一般質間で「高額な診断書料金に助成制度を」と市に要請しましたが、来年度から作成費用が5千円を越える場合に5千円を限度として助成し、自己負担を軽減する事業がはじまることになりました。
畑中ふれあい遊園に「防球ネット」設置
 畑中ふれあい遊園は野球やサッカーができる数少ない公園です。しかし道路に面しているためボールが飛び出して子どもたちが危険な場面があったり、隣地の家庭菜園にボールが入って迷惑をかけたりするため、「防球ネットを野火止ふれあい公園のようにぐるりと張ってほしい」との声がありました。お母さんたちは「防球ネット設置を求める署名」を短期間で355筆集めて市に要請していたところ、来年度予算で防球ネット設置200万円が予算化されました。工藤議員もお母さんたちの運動を励ましました。
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