日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2004.10.31  No.1087
日本共産党新座市委員会
「他人ごととは思えない」と市民の暖かい心
日本共産党の被災地支援募金に
 23日午後5時56分、新潟県中越地方を襲った震度6強の地震による被害は日をおうごとに死傷者が増え、10万3千人が避難(10月26日現在)。道路が寸断され孤立した村々では水や食料に事欠くなど深刻な状況となっています。

 日本共産党新座市委員会は10月24日日曜日、志木駅とひばりが丘駅の駅頭で救援募金に取り組み、短時間で7万7477円の募金が寄せられました。募金された方は、「人ごととは思えない」「新潟に知り合いがいる」などと声をかけながら協力していただきました。

 また、日本共産党市議団は25日、市助役に「姉妹都市提携をしている新潟県中里村だけでなく、被災地に対してできるだけの支援をおこなうよう」申し入れました。助役は「昨日、中里村の要請で人工透析患者の方5名を受け入れ、救援物資をとりあえず送った。市としても公共機関や国体会場などに義援金を受け付けるようにし、できるだけの協力をしたい」と述べました。

 日本共産党はその後も志木駅、ひばりが丘駅頭などで被災者への救援募金を行っています。皆さんの暖かいご協力をお願いします。

☆義援金を受け付けています


中央募金
「新潟県中越地震・台風・豪雨災害救援募金」 日本共産党中央委員会


【銀行振込口座】

りそな銀行新都心営業部 普通預金 口座No.2853256
口座名義・日本共産党中央委員会財政部

※銀行送金した場合は、中央委員会財政部にファクスなどで、氏名、住所、電話番号と「地震・災害救援募金」であることを連絡してください。

中央委員会財政部 ファクス 0120-038-619

【郵便振替口座】

No.00170-7-98422
口座名義・日本共産党中央委員会

※郵便振替で送金する際は、振替用紙の通信欄に、「地震・災害救援募金」であることを明記してください。



新潟県募金
「中越地震救援募金」日本共産党新潟県委員会


【銀行振込口座】

第四(ダイシ)銀行新潟駅前支店 普通預金 口座No.1999881
口座名義・日本共産党新潟県委員会

※銀行送金した場合は、新潟県委員会にファクスなどで、氏名、住所、電話番号と「中越地震救援募金」であることを連絡してください。

【問い合わせ】新潟県委員会

ファクス 025-247-6368
電話 025-247-6366
「不安でたまりません」
最強部隊が置かれる自衛隊朝霞基地
 10月21日、地区労主催の平和学習会に参加し、あかはた新聞の山本記者から自衛隊朝霞駐屯地の現状と今後について学びました。

 平常は自動車教習所あり、明るい声が聞こえるテニスコートありで穏やかな風景そのものの朝霞駐屯地は、イラク戦争を契機に変貌を遂げました。白いプレハブの建物が建ち、この中ではイラクでの市街戦戦闘訓練のため、実際に銃を構えての攻撃・突撃訓練が行われています。また、サマワからはイラクでの自衛隊の任務追行状況が衛星通信を使って朝霞の研究本部に毎日送られてきています。

 今後は新防衛大綱によって、国際貢献・海外派兵を自衛隊本来の任務とするために自衛隊の再編が予定されており、朝霞が再編の中心になります。その一例として、第一空挺団(木更津にいる最強の空軍)と特殊作戦団(テロゲリラ対応)とヘリコプター隊とからなる『中央即応部隊』が作られ朝霞に置かれます。この『中央即応部隊』はアメリカと一緒に戦争をする部隊。すでに座間・横田基地の在日米軍の幹部とパソコンを使っての日米合同演習が行われたそうです。そうなれば朝霞はテロの標的となる可能性が大です。

 私たちの生活圏にあり、学校が17校もある文教地区に隣接する朝霞駐屯地が今後どのように変貌していくかを考えると不安で仕方がありません。自衛隊観閲式反対の11・7の集会には必ず参加します。

(境野・新座団地)

「自衛隊観閲式反対集会」に参加しましょう!

日時:11月7日(日)午前10時

場所:朝霞市中央公園

 日本を「戦争する国」にするため、在日米軍の再編と自衛隊基地の機能強化が着々と進み朝霞基地もその中枢となろうとしています。憲法を生かした平和な国づくりを望む私たちは、自衛隊の「威容を示す」観閲式は認められません。
観閲式にむけ戦車ごう音(91デシベル)
「先生の声きこえない」
塩川衆議院議員が新座総合技術高校を調査
 日本共産党の塩川鉄也衆議院議員は25日、陸上自衛隊朝霞基地での射撃音やヘリコプターの爆音被害を隣接する県立新座総合技術高校で調査しました。県議や朝霞市議、朝賀、工藤、石島市議も同行しました。

 西島峯夫校長先生は、「主にヘリコプターの音が大きい。羽が二つついている50人乗りの大型ヘリや小型ヘリが10日前頃から頻繁に飛来し、離発着の時など窓を閉めていても教員の声が聞こえない」「私は以前入間基地の隣の学校にいたことがあるが、新座のほうが回数は少ないが騒音はひどいと感じる」とおっしゃいました。

 演習基地が一望できる4階の電子機械教室内でちょうど走行してきた戦車を騒音測定器で測定すると91デシベル(地下鉄内の騒音)でした。

 電子機械科の先生は「10月12日から訓練が始まり、数え切れないほど数十台の戦車が並んで走ることがありそんな時は出席もとれないほど。30分から40分間も走行します。機械科の生徒たちは旋盤の火の粉が散るので夏でも長袖で授業を受けており、暑くても窓を開けると轟音なので開けられず困ります。」と訴えておられました。また、「レーダーが回るとボンボンというノイズが視聴覚機器に入ってくる。」「空砲訓練は年中で教育的に良くない状態だ。」など日頃から基地に隣接した悪影響があることを訴えられました。

 塩川衆議院議員は「授業に支障のないよう」に国に申し入れをしていくことを約束。また、朝霞駐屯地の機能強化が図られており、テロ対策の指令部隊がおかれていることを念頭に、航空管制局に資料を出させてヘリの飛行ルートを明らかにしていくことも約束しました。
市民と協働のまちづくり
仙台市の「景観サポーター」など 建設常任委員会行政視察の報告
 建設常任委員会はさる10月12日から3日間、視察をおこない、小鹿委員長、工藤議員も参加しました。

 岩手県遠野市では、都市計画課が企画した「道の駅」を視察。市が7億3千万円で建設し、第三セクターの公社が運営しています。新鮮な農産物が廉価で販売されているのはもちろん、市民の絵画が展示できるギャラリーや、弁当などを自由に持ちこんで歓談できるテラス、機織(はたおり)や草木染、牛舎手伝いなどの体験情報交流センターには人が常駐しているのが特徴です。人口2万7千人の市で「道の駅」に立ち寄る人が年間百万人という人気で、まちの活牲化に貢献していました。

 宮城県仙台市では仙台固有の文化・風土・景観づくりに総合的に取り組むため「杜の都の風土を育む景観条例」に基づいて活動する「景観サポーター」を視察しました。

 「景観サポーター」は全員が公募市民で3割が20代と若いのに驚きました。サポーターの役割は1仙台のまちの景観の魅力を発見し、広く市民の皆さんと共有する。2新しい街並み作りへの意見・提言を行うことです。

 平成16年度は1歴史的に重要な建造物を「まちかど博物館」に指定して市民に広める。2重要な景観シンボルとなる八幡町や東西線沿線のまちづくりについてのワークショップなどが企画されていました。平成15年度も広瀬川橋梁のデザインについて提言したり、小学生も参加した「まちの将来像を考えるワークショップ」が行われています。まちづくりの重要施策について幅広く市民のアイディアを聞こうとする行政の姿勢に学ばされました。

 さくらんぽの佐藤錦日本一の山形県東根市(ひがしねし)では「水と緑と歴史の広場」整備事業を視察。

 東根城趾が都市計画道路の新設により環境の変化が予想されるので、史跡や景観を保存する視点でおこなったとのこと。

 道路にあった大イチョウは三千万円かけて移植保存されていました。特に天然記念物指定、東日本一の樹齢千五百年の「東根の大ケヤキ」周辺はコンクリートの塀を城壁のように張り替え、道路も石畳にして歴史的な散策路として整備していました。各市の意欲的な取り組みをまなんできました。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →