日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2005.3.6  No.1104
日本共産党新座市委員会
「市民負担増やめよ」ちょうちんデモに400人
いのちと暮らしを守る新座市民集会
 2月23日「いのちと暮らしを守る新座市民集会」が三軒屋公園で開かれ、約400人の労働者、市民が結集して大きく盛り上がりました。集会では市が進めようとしている市民いじめの公共料金値上げ計画が笠原市議から報告され、会場のあちこちから怒りの声が聞こえました。

 国民大収奪、市民いじめの自民・公明政治に8つの労働組合、市民団体から思いのたけと怒りの決意表明がされ、集会決議を採択しました。最後に「今日は春一番が吹いた。春はすぐそこ。この集会を契機に広汎な市民と力を合わせ要求実現にむけガンバロウ」と集会を締め、志木駅までちょうちんや万灯を掲げシュプレヒコールで市民に呼びかけながらデモ行進をしました。

 「弱肉強食の差別社会でないもう一つの日本・・『安心・平等・平和な社会』の実現をめざす」国民春闘決起の確かな手ごたえを感じた集会でした。
公民館が有料化されないことを強く望む
「新座日本語の会」が市議会に要望書
 私ども「新座日本語の会」は、1990年に組織されて以来15年間の長きにわたり、新座市及ぴ近郊在住の外国人に日本語を教えて参りました。生徒は近くは韓国、中国を初め、フィリピン、タイ、パキスタン、遠くはイギリス、フランス、アルジェリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、チリ等20数カ国に亙り延べ約1200人に及ぴます。

 しかも生徒達の日本語能力には日本語が殆ど解らない生徒から検定試験一級を受験する優秀な生徒までその幅も広く、各々の能力に適した教材の調査・購入〜日本語養成講座の講師を引き受け後輩教師育成にも手を貸し、その上、生活習慣の異なった生徒に日常生活を通して日本文化の普及に努めて参りました。生徒が最も必要とする役所や学校からの重要な情報(漢字かな交じり文の難しいお知らせ)を細かく説明したり、役所に同行するといった生活面での援助等と多岐にわたる仕事をしてきました。

 こうした長年に亙り新座市の国際度向上に大いに貢献してきたと自負しております。

 しかしながら、この度、3月の議会に多数の条例改定案が提出され議会を通過すれば7月から公民館の有料化が実施されると聞き及んでいます。教室までの交通費は勿論、テキスト代、コピー代、その他全部白分たちの懐からの出費であり、この上教室として利用している公民館・コミセンの使用料まで支払わなけれぱならなくなると経済的基盤の問題もさることながら、教師全体のモティヴェーションにも及んで参ります。

 上記の点を配慮され、議会において賢明な決議がされ、公民館・コミセンが有料化されないことを強く望むものです。

新座日本語の会会長 中村睦
精神障がい者の福祉サービス向上を
「社会福祉法人にいざ」が設立記念式典
 「社会福祉法人にいざ」の設立記念式典が2月27日市民会館で開かれ、設立経過報告や施設、職員の紹介、本田玲子さんのフルート演奏や入所者によるバンド演奏などで楽しいひと時を過ごしました。

 「社会福祉法人にいざ」(理事長野島洋氏)は精神障がい者の福祉サービス向上を目的とした団体で、この間次々に小規模作業所などを拡充してこられました。堀の内3丁目の「福祉工房もみじ・小規模通所授産施設(定員12名)」と「福祉工房さわらび・小規模作業所・定員30名)」。旧新座小校内に「福祉工房楓・定員19名)、「野火止1丁目の旧保健所支所には「福祉工房クローバー・定員12名」と新座生活支援センターがあり、相談、支援を行っています。

 「精神障がい者の通院費補助を求める陳情」が17年前市議会に出され、遅れている障がい者福祉の中でも精神障がい者の分野が最も遅れていることを私は始めて知りました。その後、小規模作業所の設置をめざす運動など家族会の阿部ウネさんや支援者の方々は「新座市精神障がい者の自立を支援する会」(略称・自援会)を結成して、長年運動をつづけてこられました。記念式典には家族会設立の時から援助されている坂本医院のウテナ医師(90歳)にも久しぶりにお会いし嬉しく思いました。

 理事長の野島洋さん、後援会会長の沖内義明さん、監事の田中昇さん等いずれも元部長だった市職員OBが福祉活動の第一線にいることは心強い限りです。

 小泉構造改革の元で競争が煽られ「勝ち組、負け組」に分化する傾向が強くなっています。須田市長は「福祉に力を入れすぎ財政が大変になった」と言ってサービス切り下げを提案してきています。ノーマライゼーションの考えが広がった点と最近の逆流現象。障がい者をとりまく環境は複雑ですが、17年前からのお付き合いを大切にして障がい者福祉サービスの向上のために頑張りたいと改めて思った一日でした。

(記・笠原市議)
3月議会で質問します!
市政に提案日本共産党議員の一般質問項目
石島よう子 3月18日 4番目
1. 若者の就職難が社会問題になっています。支援施策をもち相談窓口の設置を。
2. 環境省中央環境審議会の意見具申(案)についての見解は。
3. 指定管理者制度導入についての検討状況は。
4. 第五中学校区に子育て支援センターの設置を。
朝賀ひでよし 3月22日 1番目
1. 公共下水道建設拡大、道路用地取得事業と市の財政状況をどのように検討したのか。
2. 市長は職員に対する姿勢として、職員の意見を聞く姿勢をきちんともつぺきでは。
3. 高齢者の税控除の廃止、定率減税の縮滅・廃止の市民生活や経済に与える影響は。
4. 障がい者デイケア施設の増設とその他の施策についてどのように考えているのか。
5. 県道への歩道設置について県に積極的に働きかけを。
保坂フミ子 3月22日 2番目
1. 有事のさいの住民避難計画や訓練を自治体に義務付ける国民保護法の具体策は問題ではないか。
2. 介護保険制度の見直しについての考えを問う。施設入所者のホテルコスト滅免等、市の独自施策はどうか。
3. 青年のひきこもりの状況と対策について。
4. 県道新座・和光線、大和田中町交差点から、英橋までの歩道の整備を。
工藤かおる 3月22日 3番目
1. 戦後60年、被爆60年にあたり、市民手作りの平和事業を行ってはどうか。
2. 中学校社会科教科書の採択に関連して、戦争から何を学び、若い世代に引き継いでいくことについてどう考えているのか。
3. 馬場3丁目の24時間営業の遊興施設に、県青少年健全育成条例の改正も生かして、立ち入り調査や指導を。
4. 黒塗り公用車の削滅について再度問う。
こじか伸衛 3月22日 4番目
1. 厳しい財政危機に至った原因と責任、財政建て直しをどう考えているのか。
2. 地域ごとの(仮称)地域振興懇談会など進めてはどうか。
3. 市の公共工事の下請け契約の実態について。
4. 地産地消を積極的に進めるための具体策は。学校給食への地元野菜の活用、農産物直売所の宣伝について。
5. 伊豆殿橋の安全対策と産業道路の改修について。
笠原すすむ 3月23日 1番目
1. 旧新座小跡地は売却せず、市民利用の施設として活用すべき。跡地利用検討協議会の協議状況は。
2. 旧新座小を利用している「パンダルーム」はなぜ立ち退きなのか。存続のため援助すべきではないか。
3. 自治基本条例について問う。住民自治のどの部分を前進させたいのか、市民参加の方策、庁内の検討状況は。
4. 「新座市政リストラ対策推進本部」「行財政効率化推進委員会」はどんな役割を果たしてきたのか。
5. 成長型財政運営から成熟型財政運営に転換する必要があるのではないか。
盛り上がりに欠いた観光都市にいざづくりシンポジウム
 2月27日市民会館で「観光都市にいざづくりシンポジウム」が開催されましたが、参加着はパラパラで170人。「観光都市」への市民の関心の薄さを表した催しとなりました。市長の挨拶の後「観光都市づくりをめざして」と題して、安島博幸立教大学観光学部教授の基調講演。その後、下町の旅館経営や交流居酒屋、情報誌発行者などユニークなパネラーによるパネルディスカッションが行われました。「観光都市とは市民に愛されていること、市民自身が自分のまちに愛着を持ち、よく見たり行ったり居心地のいいまちにすることではないか。」など示唆に富んだ意見を聞けました。しかしせっかくのアトラクション、尺八とギターの共演や新座少年少女合唱団の「ふるさと唱歌」などの名演奏は聴衆が少なくて残念でした。
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