日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2005.10.16  No.1135
日本共産党新座市委員会
戦争になるのはいやです
憲法9条守ろう署名に取組む
憲法9条守ろう署名に取組む
憲法9条を守りましょう!署名に取り組む日本共産党後援会と市議団。
=商工祭りにて・10月8日
 10月8日、日本共産党新座市後援会は新座市産業フェスティバルで「憲法9条を守りましよう」と署名行動にとりくみました。大江健三郎さんらの『9条の会』のパンフや風船も配布。

 道行く小学生や中学生、年配の方などが、「戦争はいやだ」「学校で憲法って勉強したよ。日本は戦争しない国になった」「このままだと徴兵制になって孫たちが引っぱられそうで怖いです」などと口々に言いながら署名に応じてくれました。約2時間の行動で104筆の署名が集まりました。

 新座市議団、桜井はるこ埼玉4区国政対策委員長も参加しました。
「公的施設は福祉増進が目的」を明記せよ
指定管理者手続き条例で共産党が主張
 政府の「官から民へ」の路線にもとづいて「公の施設」の運営・管理を民間企業に解放する指定管理者制度の導入を国が決定。現在法人などに委ねている「公の施設」を来年九月までに直営とするか、指定管理者に移行するかが迫られています。

 9月議会に総則的な「新座市公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する条例」が提案されました。

 市は施設の概要、管理業務の内容、指定期間などを告示して指定管理者を公募(第2条)または市長の指名(3条)で選定します。

 今後、市民会館、自転車駐車場、スポーツ施設、老人デイサービスセンター、障害者福祉センターなどが指定管理者に移行する予定です。

 日本共産党は条例の評価できる点として、3条で事業者の選定は公募だけでなく、市長が施設の役割や働いている人を考えて事業者を指名できることとした。14条の(兼業禁止)で、市長、助役、収入役及び議員が指定管理者の役員になることを禁じていることを評価しました。

 しかし問題点として、1公的施設は「住民の福祉を増進する目的」が条例の中で謳っていない。2事業者の選定基準に「管理に関わる経費の縮減が図られるものであること」とは、目的と相反する。3選定委員会の規定がなく、選定過程の透明性に欠ける。413条の情報公開で事業計画は公開しないなどを指摘し、条例案には反対しました。

 来年4月から老人福祉センター2カ所と、放課後児童保育室17カ所が指定管理者に委託されます。
「石綿被害対策の強化」「義務教育国庫負担金の堅持」が全会一致で採択
「所得税増税反対」などが不採択
 総選挙では郵政しか語らなかった自民党らが、定率減税の廃止、給与控除の見直しなどの庶民大増税まで国民から信任されたと強行するのは断じて許せません。

 9月議会に「所得税増税、消費税増税に反対する請願」が埼玉土建組合新座支部から提出されました。また、年金者組合から「庶民の老後の生活を支える年金制度と税制を国に求める」陳情書が提出されました。

 本会議では反対の討論もなく、保守、公明、刷新の反対多数でどちらも不採択でした。(賛成8反対21)

 日本共産党は「大企業の大幅減税はそのまま続ける一方で、弱者に負担ぱかり押し付ける庶民増税は容認できない」と採択。また、「最低保障年金制度が必要」と趣旨採択を主張しました。

 9月議会では社会問題となっている「石綿被害対策を国に求める請願」(埼玉土建組合新座支部提出)が全会一致で趣旨採択され、国に意見書を提出することになりました。ほかに採択された意見書は、「リフォーム詐欺から高齢者を守るための対策強化」(全会一致)「義務教育費国庫負担金の堅持」(全会一致)「ガン対策の推進強化」(賛成28反対0退席1)です。

 日本共産党は障害が重い人ほど負担が重くなる障がい者自立支援法を再提出するなと「障がい者福祉充実に関する意見書」を提案しましたが、賛成少数で不採択でした。(賛成9反対19退席1)
待機児解消120名分
民間保育園を新設1、増設2
 保育園の待機者は170人(10月1日現在)もいて、待機児解消が望まれます。9月議会で3カ所の法人保育園に120名の新・増設への市補助額が決まりました。(増設は来年度4月開設)

 新設は仮称・すぎのこ保育園(定員60名)で、野火止5丁目、スーパー世界一の裏。延ぺ床面積687平米で2階建です。年齢ごとの定数は0歳児6人、1歳児8人、2歳児10人、3歳児12人、4歳児12人、5歳児12人です。一時保育や延長保育も行い、子育て支援センターも併設されます。総事業費1億5960万円(国庫補助額4598万3千円)市補助額は9196万6千円の予定です。開設は来年度中の見込みです。

 増設は2カ所で、新座団地入り口にあるやまびこ保育園は、30人増員の増築で定員は90名になります。事業費9082万5千円(国庫補助額2410万円、市補助額5485万7千円)。おなじく野火止5丁目のふぇありーている保育園は、31人増員の増築で定員は60名になります。総事業費5459万9千円。市補助額は2700万2千円です。

 これとは別に、新たに来年度保育園設置を希望する方の申し出があり、今年と来年で200名の待機児童の解消が図られる予定です。

 子育て支援センターは新堀保育園、栄保育園、大和田一丁目のグランマ、児童センター内と4カ所ですが、今回2カ所増えて計6カ所になります。子育て中の親子の交流や、子育てに悩む父母への相談、親の育ちあいの場が広がることが期待されます。
殿山亀寿苑 特養ホーム30床増床
馬場1丁目に法人の特養ホーム新設
 9月議会に、殿山亀寿苑の既存107床に30床を増員する際、市の補助が決まりました。総事業費5億5368万2千円ですが、市は2億円を補助します。県は、現在使用している1階のデイケアー室の建替えを認め過去の補助金の返還はなしとなりました。

 また、07年1月の開設を目途に馬場1−2、7299平米に、社会福祉法人新座法人会(湖山医療福祉法人グループ)が120床の特別養護老人ホーム、デイサービス、在宅介護支援センターなどを開設します。市の補助は受けず県補助のみで建設する予定です。市はこの法人に隣接する市有地2382平米を売却する予定です。

 新座市の高齢者保健福祉計画の第二期(03年〜07年)事業では、07年度まで特別養護老人ホームを388床整備するとしていますが、福祉法人の方々のご尽力で大方達成することになります。(亀寿苑137床、晴和苑84床、みかんの里50床、新座法人会120床)
パン作りやクリーニング
知的障害者授産施設が来年度オープン
 本年度仮称)社会福祉法人ヤマト自立センターが、20名の知的障害者通所授産施設を菅沢3−1に建設し、来年度からの運営が予定されています。施設は2階建てで延べ床面積は371平米。1階はパン作りと作業着のクリーニング作業場。指導員は2人ずつの4人で事務職を含む11人です。

 3年をメドに一般就労をめざし、社会復帰ができるようにしたいので、パンなどの店舗売りや直接売り込む作業も考えているそうです。

 市はこの施設建設費に対して今年から09年まで5年間で400万円ずつ、総額2000万円を分割補助します。

 知的障害者の通所授産施設が少ない中、新たな期待が寄せられています。総事業費1億2236万8千円。
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