日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2006.9.10  No.1180
日本共産党新座市委員会
平和つくる歌声ひびかせて
「第四回ピースフェスティバル」生き生きと
 9月3日、第四回ピースフェスティバルが市民会館大ホールで開かれ約六百人の市民が参加しました。アフガニスタンの子ども達の歌やパフォーマンスに拍手と笑いが広がり、憲法と平和を守る力強い歌声や和太鼓が響きあうひと時となりました。
子どもたちの笑顔いつまでも

 すてきな音楽、子どもたちの澄みきった声、和太鼓の共演・胸にジーンとくるものがあり本当に素晴らしかったです。
 戦闘しか知らないアフガニスタンの子どもたちに歌やサーカスで衛生教育や笑顔を作りだすMMCCの活動を初めて知りました。日本の子もアフガンの子も皆すばらしくて可愛い。「平和を守る」「平和を作っていく」ということがこうした地道な活動にあるのだということを深く感じました。感動しました。
(50代女性)
危機感あおる戦時想定訓練
日本共産党、『新座市国民保護計画』への意見を提出
 武力攻撃事態法など10の法律から構成される国民保護法を受けて全都道府県や自治体が『国民保護計画』を策定することとされています。市議団は検討委員会の原案に対して次のような意見書を提出しました。

1自然災害と違って武力攻撃事態などは外交や政治の力でこそ防ぐことができる。戦争を前提とした計画そのものが憲法の精神に反している。

2モデル避難実施要領では、防衛庁自身「可能性がない」と認めている「着陸上陸侵攻」「航空攻撃」を含む計画になっている。また核兵器に対して、「風下を避け、手袋、帽子、雨ガッパ等を着用することで外部被爆を抑制する。内部被爆を避けるために口及び鼻を汚染されないようにタオル等で保護する」などおよそ非科学的な事が書かれた国民保護計画になっている。

3万一の場合、侵害排除の作戦は秘密裏に行われるため、情報は完全に公開されることは考えられない。
 その元での住民保護の避難訓練は、日常生活に戦時体制を組み込み、危機感を煽ることになる。

4計画策定の背景・経緯で「我が国でも国際テロ集団から標的として名指しされたことを含め、武装不審船の出没や大量破壊兵器の拡散の脅威に依然として脅かされている」と述ぺている。
 ここには日本がイラクヘ自衛隊派遣を行ったことや、国連で核兵器使用禁止決議に賛成しないなど「米国の核抑止力に依存する」(新防衛計画大綱)外交政策への批判がない。

5地域社会に大きな変化を及ぼす計画だが議会で審議しないのは問題。
防災対策の充実こそ必要

 『国民保護計画』は住民の安全・生命・財産を守る自治体の役割に照らして、地方自治体が自立性を発揮できる部分が広範にあります。
 新潟県加茂市では「住民を戦争動員のための自警団に組織させるもので危険」との考えから計画策定を拒否。
 国立市ではそもそも住民避難は可能かのシュミレーシヨンをおこなった結果、「大規模な要配慮者の避難は困難であり、有事のためでなく実効性ある防災計画の拡充こそ必要」として総合防災計画を策定し、国民保護法に代替させる方針です。
子どもの事故二度と プールの安全対策を国に要請
あやべ澄子 日本共産党県暮し福祉対策責任者
あやべ澄子  7月31日のふじみ野市営プール死亡事故を受けて、プールの安全対策を国に要請しました。

 文科省は今年の5月に「プールの吸い込み防止金具を二重にする」などの通知を都道府県に出していましたが、実施状況はつかんでおらず「通知を生かすかどうかは市町村の判断」と責任を回避。

 私は、ふじみ野市議団や塩川衆議院議員らとともに、「通知に実効性がない。事故はどこで起きてもおかしくない状況。プールの構造や監視体制など国の責任で基準を作り、安全対策を徹底すべき」と要請しました。
9月議会で質問します!
市政に提案日本共産党市議会議員の一般質問
 9月議会開催中です。日本共産党市議は市民要望等に基づき、全員が一般質問いたします。質問日は9月19日火曜日、9月20日水曜日です。傍聴においでください。
工藤かおる 9月19日(火) 1番目
1. 納税指導のあり方について。滞納者へ本人に通知なしに財産調査をすべきでない。分割納付は生活を維持できる金額に。高圧的な催告書や赤紙は改善すべき。
2. 住民税、国保税、介護保険料の増税に苦しむ高齢者へ軽減を。また、今回課税世帯になった方への福祉サービス存続を。
3. 学力テストの結果公開と学区選択性は教育の荒廃を生む。
4. 総合体育館の使用料が倍加した。時間帯を二コマに分けよ。
朝賀ひでよし 9月19日(火) 2番目
1. 大型事業を見直し、福祉、教育のサービスカットをやめよ。
2. シャトルバスを存続し充実させるべきではないか。
3. 市長は「すみやかな核兵器の廃絶のために」の署名になぜ賛同しないのか。
4. 一人暮らし高齢者などへの声かけや社会的連携システムを。
5. 福祉の里の障害者デイサービスの今後の対応は。また、老人デイサービスは存続を。
石島よう子 9月19日(火) 3番目
1. 障害者自立支援法について
1実態調査や要望の把握を。2原則一割の利用料負担に軽減策を実施して、利用しているサービスの維持を。3親なきあとの心配に応え、生活援助事業、グループホームの設置を進めよ。
2. ごみ有料化について。市民の協力による分別収集や減量を進める立場を堅持すべき。集団資源回収奨励金を減額するな。
3. 小中学校の暑さ対策のため扇風機の設置を進めるべきでは。
こじか伸衛 9月19日(火) 4番目
1. 来年度の国庫補助、市債を予定する事業は何か。
2. 後期五カ年の財政計画の見通しは。来年度、市民税フラット化による税収と収納率の見通しは。
3. 新座駅南口第二区画整理事業など投資的事業のスローダウンの審議状況は。
4. あたご地域の汚水処理施設跡地は市民のために利用すべき。
5. 住宅リフォーム助成制度の創設、小規模工事登録制度の改善を。
保坂フミ子 9月20日(水) 1番目
1. 75歳以上の高齢者医療制度について。保険料を払えない人が医療を受けられないことが危惧される。救済策を。
2. 障害者自立支援法による地域支援事業の拡充を。
3. 北野入口交差点の信号機のスクランブル化を。
4. 北野第二公園の砂場に屋根の設置を。
5. 給食費の滞納が増えている。就学援助制度は当該年度の所得や生活実態で活用できるよう改善を。
笠原すすむ 9月20日(水) 2番目
1. 財政立直しのためには大型事業の見直しが不可欠だ。投資的事業の長期計画はどのように検討したのか。
2. 高齢者の3年連続のサービスカットと負担増をやめるべき。
3. 3.介護保険の充実を。
1地域包括支援センターの準備状況は。2電動ベットや車いすの取上げをやめよ。3利用料補助制度は継続を。4ホテルコストや報酬改訂への影響調査と対策を。
4. 教育基本法の改悪について見解を問う。
9月議会日程
なぜ?静かな住宅地に振動、排気ガスの幹線道路
保谷朝霞線説明会に参加して
 都市計画道路・保谷朝霞線計画の説明会が8月25日、27日の両日、新座第五中学校体育館で行われました。

 この道路は、4車線幅員27メートルで新座市で一番大きな道路になる予定。共産党の石島市議が計画周辺の市民の声を一般質問でとりあげ、このたび説明会が実現したものです。

 須田市長はじめ、県、市の関係部課長などが参加し1整備方針、2環境調査・現状測量、3今後のスケジュールの3項目について担当者から説明がなされました。

 二回の説明会で400名を越える人たちが参加し、関心の高さを示しました。しかし、なぜ20メートル計画道路が27メートル道路に変更になったのか、また計画されている道路はどのような道路なのか、参考資料も不充分のなか、一時間半の説明で参加した住民がどの程度理解したのか疑問をもつ説明会でした。

 私自身も、「国や東京都のためになぜ、住みなれた土地を離れなければならないのか」「なぜ静かな住宅地のなかに振動、騒音、排気ガスなど公害を撒き散らす幹線道路を建設するのか」疑問を抱いたまま終わってしまいました。

 今回の説明会では、影響がでる住民に対して、理解を得る立場でなく、住民に従ってもらう態度が強く感じられました。

 参加者からは「今までも大雨が降ると出水に悩まされているが、新しい道路ができるとどうなるのか不安だ」「農地を斜めに切断されてしまう。農業が出来なくなる」など切実な発言がありました。

 参加者の多くは深刻な問題を抱えています。県、市の施工者は住民の声をよく聞き、理解を得るような説明会を求めていきたいと思います。

(投稿・田島・野寺)
6月議会での日本共産党議員の一般質問の「検討結果」
栗原公民館で10月から出張・子育て支援センターなど
工藤かおる
文教経済常任委員工藤かおる
質問.介護保険認定者に対して減税となる「障害者控除」の周知を。
結果.広報に分かりやすく記載。重度要介護手当受給者に個別通知をする。
質問.市のホームページの文化財散策ガイドの改善を。
結果.歴史的資産、祭り、イベント、地図などの総合的な観光情報を掲載準備中です。
朝賀ひでよし
総務常任委員朝賀ひでよし
質問.シャトルバスの運行経路変更と土日運行を。
結果.行財政改革推進本部で検討中です。
保坂フミ子
厚生常任委員保坂フミ子
質問.介護保険の低所得者対策を国に働きかけよ。
結果.6月7日の全国市長会で了承され7月12日に厚生労働省に要請いたしました。
石島よう子
文教経済常任委員石島よう子
質問.栗原・野寺地域に子育て支援センター設置を。
結果.栗原公民館を利用して月2回出張子育て支援センターを実施します。
質問.栗原二丁目児童遊園に遊具を。
結果.町内会で内諾を得、遊具を確認中です。
こじか伸衛
副議長・建設常任委員こじか伸衛
質問.建築確認後の中問検査の実施を。
結果.県と協議中です。
質問.新堀地域の雨水対策を。
結果.6月29日に管径管路の実地調査を発注。その結果を踏まえて解決策を講じてまいります。
笠原すすむ
建設常任委員長笠原すすむ
質問.新座市の決算カードの改善を。
結果.起債制限比率、実質公債費比率、ラスパイレス指数などの主要な指標を掲載いたしました。
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