日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2006.12.3  No.1192
日本共産党新座市委員会
福祉・暮らし優先、大型事業先送りなど
共産党が「来年度予算要望書」を提出
 日本共産党市議団は、07年度予算に対する重点要望を15項目にまとめて市長に提出しました。庶民増税や高齢者医療費の負担増が予定されている時期に、公共料金値上げや市民生活を守る施策を後退させないよう申し入れました。(下記参照)

《12月市議会始まる》

 新座市12月議会は12月1日から18日までの会期で始まりました。市長提出議案は9件、補正予算3件、条例・規約の改正4件、財産の取得、公の施設の指定管理者の指定各1件です。

 一般会計補正予算は2895万円の減額です。道路拡幅用地や妙音沢緑地用地、総合運動公園用地購入費が当初の見込みを下回り、2億2599万円減額、対象児童が見込みを下回ったことで児童手当が5739万円減額、職員人件費が6754万円の減額など、不用額の減額は合計で3億106万円です。

 一方、増額補正は財政調整基金への積み立てが2億7565万円で大部分を占めています。埼玉県が施行する府中・清瀬線、保谷・朝霞線の街路事業の新座市負担分が4542万円、夏休み中の放課後児童保育室への入所児童が増加したため1006万円の補正増、新座駅南口公園と北野第二公園などの改修工事費が400万円、第二中学校の教室改修工事費が480万円、小中学校の給食室の補修工事500万円などが補正増となっています。

 また、総合運動公園用地として約1万3860平米を11億3749万円で取得する議案、勤労青少年ホームの指定管理者に引き続き3年間シルバー人材センターに任せたいと言う議案も提出されています。
2007年度予算に対する要望書
1. 不況と増税に苦しむ市民に、都市計画税など公共料金の値上げを実施しないこと。また、行財政改革の名のもとに高齢者や、子育て支援への福祉サービスの縮小を行わないこと。
2. 大型公共事業のスローダウンを「行革大綱」の改革の柱に掲げているが、事業内容見直しと財政削減効果が不鮮明である。特に以下の事業について要望する。 1新座駅南口第二土地区画整理事業の事業内容を見直し、財政規模を縮小すること。期間を延長し、スローダウンを行うこと。 2新座駅北口土地区画整理事業は、第二区画整理事業が終了するまで開始しないこと。 3都市計画道路保谷・朝霞線建設事業は県施行部分だけにとどめること。
3. 市民サービス低下をもたらすような大幅な職員削減、民間委託を行わないこと。
4. 65歳からの非課税措置の廃止、老年者控除の廃止、定率減税の縮小などによって、市民は住民税や国民健康保険税、介護保険料が雪だるま式に負担増になったうえ、来年はさらに定率減税の全廃や住民税のフラット化による負担増となります。国・県へ財政支援を求めると同時に市独自の軽減策を図っていくこと。
5. 税制改正や老年者控除の廃止・公的年金控除の縮小などによって、収入は増えないのに税負担だけが増えて、今まで受けていたサービスが受けられなくなった高齢者に対す救済措置を行うこと。
6. 国民健康保険税の減免制度の周知をはかり、制裁的な資格証明者の発行をやめて医療にかかる権利を保障すること。
7. 来年度、地域包括支援センターの活動が始まりますが、介護予防を重視し、市の独自事業を拡充していくこと。
8. 障害者自立支援法による負担増に対して、市独自の負担減を実施し、障がい者の生きる権利を保障すること。
9. 乳幼児、ひとり親、重度心身障がい者医療の窓口無料化を市外病院でも早期に実施すること。
10. いじめ、不登校の相談・支援体制を拡充すること。
11. 各学校からトイレの改修をはじめ数多くの施設改修要望が出されているが、対応できない状況である。予算を増額して、教育施設の計画的な改修・整備を行い、児童生徒の教育環境を改善すること。
12. 時代の趨勢から行き届いた教育条件整備のため、小中学校とも少人数学級に踏み出すこと。
13. 多額の費用を費やす英語教育は、この際多方面の声を集約して総括し、見直すこと。
14. 道路維持費、公園維持補修費などを削減せず、市民要望に応えること。
15. 住宅リフォーム助成制度を創設して、地元業者の仕事確保と地域経済活性化を図ること。
12月議会日程
教育基本法改悪反対の宣伝活動行われる
 憲法・教育基本法改悪反対新座市共同センターは11月25日午後、約30人が参加して志木駅南口で宣伝活動を行いました。3時間の宣伝でビラが1350枚配付され、子どもづれの方などから156筆の署名が集まりました。
12月議会で質問します!
市政に提案日本共産党市議会議員の一般質問
 12月議会開催中です。日本共産党市議は市民要望等に基づき、全員が一般質問いたします。質問日は12月8日金曜日、12日火曜日、13日水曜日です。傍聴においでください。
笠原すすむ 12月8日(金) 3番目
1. 保育の改善について問う。
1民間保育所の運営改善補助金が減額されてきているが、充実こそ必要ではないか。2公立保育所の改修はどうなっているか。現場からの改善要望は実現されているか。
2. 行政問題。
1実態を無視した職員定数削減計画を立てているのではないか。2市役所の内における非正規職員の配置状況はどうか。待遇改善が必要ではないか。3部長職の退職勧奨制度は廃止した方がよいのではないか。
3. 3.財政問題の見通しについて。
1収入の見通し、借地対策、建物の改修等をどう考えているのか。2新座駅北口区画整理事業は、現在の財政状況ではスタートさせるべきではない。
4. 石神3丁目の排水溝の改修を急いで。石神2丁目の溢水対策を。第6中学校前の通りに外灯を増やす等対策を。
工藤かおる 12月8日(金) 4番目
1. いじめ問題について。
1いじめが起こる原因や背景について、子どものストレスの原因となる過度な競争と管理的な教育の是正が必要では。教育基本法の改定でいじめが解決すると思うか。2市内各校のいじめ実態の調査結果は。数値目標にとらわれて実体が表面化しない心配はないか。3いじめの対策について、教師集団の連携や、家庭、地域の教育力を高めることこそ必要ではないか。4今回の事件発生後、なぜ緊急校長会を開催しなかったのか。
2. 2、高齢者の福祉サービスの存続、充実について。
1国保税、介護保険税の値上げを抑え、減免制度の充実と周知を。2今年課税世帯になったためサービスが受けられなくなった人には存続を。3介護保険利用促進補助は存続すべき。
3. 歩道の整備と、徒歩、自転車による危険箇所ウオッチングを実施せよ。(志木街道、水道道路、陣屋通りなど)
石島よう子 12月12日(火) 4番目
1. 学校の改修について。予算が減らされ各学校からの要望についてこたえられない状況が続いている。必要な予算は確保し、また計画されたものは先送りせず整備すべき。
1八石小、栗原小、陣屋小の特別教室のエアコンは早急に整備を。2第6中学校、野寺小の大規模改修は先送りされているが、計画的に実施すべき。3栗原小の体育館の床、第五中の給食室の床、野寺小と片山小の図工室の床がそれぞれ老朽化レている。改修すべき。
2. 乳幼児医療、重度心身障がい者医療、ひとり親家庭医療の窓口払い撤廃について、市外医療機関でも実施を。
3. 県道整備について。
1保谷・志木線の歩道整備(野寺1・2丁目〜栗原)を求める声が多い。県に強く働きかけるべき。2栗原郵便局前のひばりケ丘駅入り口交差点の、西東京市方面からの右折車線の設置を働きかけるべき。
こじか伸衛 12月13日(水) 1番目
1. 公共施設の管理を民間等に委託する「指定管理者制度」について。
1H20年4月から実施したいとのことだが、タイムスケジュールは。2プールや体育館、運動施設の一括管理による人の配置、経費はどうなるのか。3高齢者いきいき広場や、児童センターのプラネタリウムなどの施設整備について、人的問題をどのように考えているのか。
2. 地方は景気回復の実感はなく地域経済はどん底状態です。起死回生の施策として、リフォーム補助制度の実施を。
3. 学校整備問題。
1トイレの改修工事は計画的に実施すべき。2新堀小は築33年たちかなり傷んでいる、改修を進めるべき。(校庭のネット、門扉、玄関の塗装、体育館の屋根、内装など)
4. 新座駅地下駐輪場に「エレベーターを付けてほしい」との市民の願いにこたえるべきではないか。
保坂フミ子 12月13日(水) 2番目
1. 小児救急医療体制について、朝霞地区で実施されない日があり、不安の声が寄せられている。改善すぺき。
2. 介護保険認定要支援、要介護1の方で、ベット・車椅子が10月から引き上げられた方がいる。実態を調査し、今後の施策に生かせ。
3. 学校環境整備作業員による学校の修繕など整備を計画的に実施せよ。
4. 中野地域の雨水冠水を防ぐ対策について
1調査検討状況2県に対する働きかけと県の対応はどうか。
5. 防衛道路の志木市境の歩道の危険箇所およぴ、旧川越街道との角地の改善について。
朝賀ひでよし 12月13日(水) 3番目
1. 都市計画税の増税を検討しているが、さらなる増税は止めるぺきではないか。
2. 市民に墓所の提供を図るため、共同墓地を検討するべきではないか。
3. 市職員の職場環境の改善が必要なのではないか。
1メンタルヘルス対策をさらに進めるべきではないか。2人事異動のあり方について。
4. 介護予防をすすめる上でも疾病予防対策が重要ではないか。考え方を問う。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →