日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.6.24  No.1220
日本共産党新座市委員会
命にかかわる保険証とりあげやめよ
国保税滞納者はほとんどが低所得者
 保坂フミ子議員は「国保税の滞納者から保険証のとりあげをやめよ」と一般質問しました。

 保坂議員は「市は国保滞納者の実情をつかまず病院で医療費を全額支払わなければならない『資格証明書』を多数発行している。国の交付基準にも反する。資格証明書では病院に行けず、手遅れで命を落とす人が全国で出ている。子どもやお年寄りのいる家庭は対象から外すべきではないか」と質問しました。

 市長は「9回も催告し手紙を出し訪問もしているが応じてくれないので止むをえない」と資格証明書の発行は当然であるかのような冷たい態度に終始しました。

 また「資格証明書は老人保健法でいう高齢者には発行していない。乳幼児はいないが、18歳未満の子どもがいるのかは確認していない」と答弁しました。

 保坂議員は「提出された資料でも145世帯に資格証明書が発行され、50世帯もの人が平成14年から4年8ケ月も健康保険証がないに等しい」と指摘し、医者にいけず命を落とすのを放任するようなやり方は改めよと主張しました。

 資格証明書が交付されている世帯は所得が200万円以下が約8割で、「払えるのに払わない」いわば悪質な滞納者でないことが提出された資料からも明らかです。
低所得者に「資格証明書」発行
”靖国DVD”を使わないで 埼玉県教委に申し入れ
あやべ澄子 日本共産党埼玉県くらし福祉対策責任者
埼玉県教委に申し入れ
「子どもたちの歴史教育には真実を」県教委に申し入れるあやべ澄子氏と柳下県議

 15日柳下礼子県議とともに島村和夫県教育長に対して戦争を美化した《靖国DVD》(日本青年会議所作成)を中学校教育の教材に使わないよう申し入れました。

 「DVDの内容は日本の侵略戦争を正義の戦争と描きだし政府の公式見解とも異なる。子どもたちに間違った歴史を教えることになる」「問題のDVD教育プログラムを文科省の研究委託事業から除外するよう政府に働きかけるように」と述べました。

 小柳教育局市町村支援部長は「市町村教委が適切に対応すると思います」と応えました。

シャトルバス廃止の代替案を
 朝賀議員は一般質問で6月で廃止されるシャトルバスの運行を継続するよう強く求めました。

 シャトルバスは市内で市役所への足が不便をきたしている栄・池田地域や新堀地域などから「なんとかして交通手段を」という声が広がり、議会でも党派を超えた要求があって、現市長が導入に踏み切ったものです。

 導入から10年経過していますが、毎年の持ち出し額が3千万円になること、排気ガス規制でバス買換えの時期にあることを理由に市長は突然6月いっぱいで廃止を打ち出しました。

 朝賀議員は「秋までは運行可能なのになぜ6月で廃止にしたのか。経費については市内循環バスを走らせている自治体は持ち出しは当たり前になっている。幾らだったらよいのか」と質問しましたが明確な答弁はありませんでした。

 朝賀議員は「栄地区にある福祉施設『こぶしの森』などに通う人たちには特別の対策が必要ではないか。」と質問。市長は「今代替案を検討しているので持ってほしい」というだけでした。
中学生まで医療費無料化を
入院費だけなら充分に実現可能
 石島議員は子ども医療費無料制度の対象年齢を中学生まで引き上げるよう質問しました。

 ここ数年小学生、中学生の医療費無料化を進める自治体が増え、県内では来年4月から実施される上尾市のほか熊谷市、草加市など6市2町で中学校卒業まで入院費を無料にしています。

 石島議員は「子育て世代は教育費や増税なども反映し、経済的支援の要求が7割を占めている。来年4月から国の制度として、医療費自己負担(2割)が就学前児童まで拡充されるため、自治体の医療費支出額も減るはずだ。埼玉県の補助制度も4歳児から就学前まで拡大されるので市の支出額は減ることになる。この条件を生かして子ども医療費無料制度の拡充にふみ出すべき」と提案しました。

 市長は「乳幼児医療費の18年度決算見込みは約2億8300万円で17年7月から窓口払いを無くした影響もあって約6700万円増加している。今の財政状況では対象年齢の拡大は当面やる考えはない。今後の課題と考えている」と答弁しました。

 石島議員は「上尾方式で試算すると入院は年間約2000万円になる。国県の制度改正で新座市の負担軽減額は約5000万円になるのでは。入院分であれば中学校卒業まで充分実現できる。」と実施を強く要求しました。
乳幼児の入院・通院別医療費
《進む子ども医療費無料》

 県内では加須市、深谷市など3市5町が入通院とも小学校卒業まで無料。
 鴻巣市、騎西町では入通院とも中学校卒業まで無料となっています。

都内病院でも窓口無料化を

 石島議員は「東京都の医療機関を受診したとき窓口払いを無くすため、市民の受診の多い病院から個別に交渉したのか」と12月議会に引き続き質問。市長は「市民が一番多く受診している清瀬小児病院には、夏休み中直接出向いて交渉したい」と答弁しました。
市民の受診の多い東京都内の病院
商業ビルに自転車置場の整備を
新座駅南口広場
 小鹿議員は「新座駅南口広場の商業ビルに自転車置場の整備を」と一般質問しました。

 タナボール跡地に建設された商業ビル内に店舗が営業をはじめましたが、自転車置場がなく、大型バイクから自転車が歩道にはみ出し、歩行者が安全に通れない状況です。

 小鹿議員は「せっかくの駅前広場が台無しではないかと市民からの声がある。自転車置場設置の指導をどうおこなってきたのか」とただしました。

 市長は「自転車置場は設置すると回答を得ていたが、完成時にはなかった。ビルは歩道から1・5メートルバックして建設され自転車等はそこに置かれている。お客だけではなく、通勤者も置いているようだ。設置するよう指導している」と答弁しました。

 小鹿議員は「この地域は『地区計画条例』で良好な街並みをつくるため、駅前広場と18メートル南口通線道路に面している建築物は1・5メートル下がって建設し、景観空地、公共空地として専有物を置いてはならないことになっている。市は自転車置場として認めたのではないか」と再度ただしました。

 市長は「指導に行き違いがあった。おわび申し上げます。他に自転車置場を作ってもらうか経営者の負担で地下駐輪場においてもらうなど、経営者ともお会いして協議しているので時間をください」と答弁。

 小鹿議員は安心して歩ける歩道を早急に確保し駅前広場の景観を改善するよう強く求めました。
”消えた年金”は国の責任で解決を!
日本共産党女性後後会が宣伝 6.9
 6月9日志木駅南口広場で女性後援会が「がんばれ日本共産党」と宣伝をしました。子育てから老後まで各世代がリレートーク。あやべ澄子党県福祉暮し対策責任者も駆けつけ、庶民いじめの政治を変えようと訴えました。
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