日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2008.3.23  No.1257
日本共産党新座市委員会
道理のない国保税の値上げ案
日本共産党は反対 自民、公明、民主が委員会で賛成
 国民健康保険税の値上げ案(平均7・55% 一世帯あたり1万2847円)が提案されています。

市民は値下げこそ求めている

 総務常任委員会で笠原進議員は、1市民の家計は苦しく、値上げではなく値下げこそ求めている。2後期高齢者医療制度の新設による市国保会計の負担増は移行過程の一時的なものであり、それを理由に値上げする道理はない。3特定検診を国保会計でおこなうことも理由にならない。従来は一般財源で1億7千万円もかけて基本健康診査をしていたのだから、国保会計への繰入金を増やすべきだ。と主張し、値上げ案に反対しました。

 しかし、政和会(自民系)、公明党、刷新の会(民主系)の議員は終始ダンマリ。質問も討論も一切しないまま「賛成」とだけ発言。四対一で総務常任委員会では値上げを認めてしまいました。

 3月24日の本会議で最終結論がでます。多くの市民の方の傍聴をお願いします。
小2まで医療費(通院費)を無料に
日本共産党が修正案を提案する
 厚生常任委員会で日本共産党は子ども医療費を小学校2年生まで無料化するよう条例修正案を提案しました。

一般財源が約4000万円負担軽減に

 工藤議員は「子ども医療費は現在就学前で無料化は終わり。市民の皆さんから『子どもが喘息で医療費がかかる。無料化年齢を伸ばして欲しい』と強い要望がある。来年度から国と県の制度改訂で市の一般財政は約4000万円も負担が軽減される。これを財源に小学2年生まで無料化年齢の引き上げができる。条例案を修正してより一層の子育て支援を」と提案しました。

 他の議員から「県の補助は予算書に出ているが、国の制度改訂の部分はどこに現れているのか。福祉予算のどこを削って財源を捻出するのか」「子育て支援という点は同感だが、修正案という形がいいのか」などの質問が出されました。

 工藤議員は「国の補助制度は一切ない。これまで市が補助してきた自己負担分を今後は社保と国保が負担するので、一般会計が昨年当初予算より約4000万円減っているところに現れている。他の福祉予算を削るのではなく、補正予算を考えている」「修正案の提案は公約実現にむけて議員の権利です」と答えました。

 しかし自民党、公明党、民主党の各議員の賛同者はなく、1対5で修正案は否決されました。

 来年度は国県の制度改訂で無料化年齢の引き上げには絶好のチャンスの年です。

 修正案は24日の議会本会議で最終結論がでます。たくさんの市民の方が傍聴してください。
長寿祝わない社会でいいのか
小池議員(共産)の質問に反響殺到
 75歳以上を家族から切り離す「後期高齢者医療制度」について日本共産党の小池晃参院議員は「75歳になったらおめでとう。これからは医療費は取りませんから長生きしてくたさいと労をねぎらうのが政治ではないか。」と追求。

 扶養家族になっていたお年寄りも家族から引き離すことを告発し、「まるで家族一緒に暮していた『母屋』から無理やり『離れ』に連れて閉じ込めるようなものだ」と批判しました。

 舛添厚労相は「75歳以上は、認知症が多くいずれ避けることのできぬ死を迎える特性がある」などと規定。

 小池氏は「差別医療だ。高齢者の医療費を削ることがネライだ。財政を理由に高齢者の医療費からまず削る。こんな政治に未来はない」と4月実施の中止・撤回を正面から求めました。

 党本部には「涙があふれた」「国に二度捨てられる」など反響が殺到しました。
市内循環バスの実現を
埼玉県内41市中31市ですでに運行
 朝賀議員は3月議会の一般質問で市民の要求の強い「市内循環バスの早期実現」について取り上げました。

 朝賀議員は市議選の中でシャトルバスが無くなったために私は足が不自由で市役所に行くのにタクシーを使うと往復で5千円もかかって大変です」「病院に行くのにタクシーで往復すると3千円もかかります」などの声が数多く寄せられたと紹介しました。

 朝賀議員は「65歳以上の方が二万八千百二十五人・人口比18・05%(08年1月31日現在)と多くなっていて、日常的に身近な交通手段の必要性が高まっている。また埼玉県内41市中31市ですでに市内循環バスやコミュニティバスが運行されている」として、市内循環バスの早期実現を強く市に求めました。

 市長は「庁内の公共交通検討委員会の報告が3月中に出る。4月になったら市民も交えて検討を進めるのでもう少 し待ってほしい。市民参加の組織の人数やメンバーはまだ決まっていない」と答えました。

 朝賀議員は、「採算性を考えてはこの事業はできない。高齢者や弱者の足の確保、社会参加を考えて進めよ。また市民は公募すること」を求めました。

 幅広い大きな市民の運動で市内循環バスを実現させましょう。
はなみずき通り(新座団地)に街灯を設置
 新座団地内のはなみずき通りの貯水塔からリバーサイドまでの歩道に街灯が設置され、夜でも明るく通行しやすくなりました。

 はなみずき通りの貯水塔からリバーサイドまでの区間の歩道は、夜は新座団地や車道の明かりがとどかず暗いため、歩行者や自転車で通行する方たちより、「対向車や通行人が見えて、安全に通行できるよう、街灯をつけるなど改善してほしい」との要望がありました。

 小野議員は市が街灯をつけるよう要求し、3月14日の一般質問でもとりあげました。市長は「3月13日に6基の街灯を設置しました」と答弁。市民の願いを実現することができました。
地域経済振興に最適
住宅リフォーム助成制度を
 給与所得200万円以下の世帯が一千万人を越え、可処分所得(使えるお金)が10年連続減り続け、その上原油や穀物市場の高騰で、生活必需品の値上げが暮らしに追い討ちをかけています。

 小鹿議員は「中小零細業者は原材料が値上がりし、厳しい経営を強いられている。住宅リフォーム助成制度(市内業者にリフォームを頼み経費の5%・10万円を限度に市が補助する)を早期に実現すべきた。朝霞市では700万円の予算で大工さんなどの契約高は2億円を越え、30倍以上の経済波及効果がある。」と年内の実施を迫りました。

 市長は「耐震診断・補強工事の補助制度をつくる準備をしている。4月に『新座市耐震計画』をつくり、8月に国に計画を提出して認められれば来年度から国の補助が実施できる。そうすると、リフォームも当然補助制度としての運用が考えられる」と答弁しました。
障害者控除を申請しましょう
確定申告で減税になります
 税金が軽減される「障害者控除対象者認定申請書」を介護保険で要介護1以上とされた全員の方に送付することになりました。

 笠原進議員は一般質問で「国立市ては今年から要介護1以上の全員に送付したところ、障害者控除認定書の発行が前年の七倍になり、「税金が戻って助かる」と市民から喜ばれている。豊橋市でも実施している。新座市でもぜひ実施すべき」と市長に迫りました。

 市長は「朝霞市では今年1300通も認定書を送っている。新座市でも送付したい」と答えました。

 笠原議員は「高齢者にわかりやすい文章で送付を」と求め、福祉部長は「よく研究してわかりやすい文章としたい」と答えました。

 障害者控除はさかのぼって申告できます。

 不明なことがあれば日本共産党市議団にご相談ください。
障害者控除認定を受けると
 確定申告で所得税27万円、住民税26万円、「特別障害者控除」はそれぞれ40万円、30万円の控除が受けられます。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →