日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2009.2.1  No.1300
日本共産党新座市委員会
雇用、生活のなんでも相談会を実施
「いのちと暮らしを守る新座市民集会」実行委員会
 「いのちと暮らしを守る新座市民集会」が市内三軒屋公園で2月25日(水)に開かれます。今年は深刻な不況と雇用不安の中で開かれるため、実行委員会では例年以上に市民に宣伝して多くの人たちの参加を呼びかけることにしています。

 集会とともに「雇用相談・生活相談」を以下のように実施することにしました。
2月17日(火)夜5時〜7時まで
 志木駅南口で駅頭「雇用・生活相談」
3月8日(日)午前、午後
 野火止公民館で「雇用・生活相談」
 どちらも解雇、納税、債務整理、法律などの市民の相談に労組や福祉、金融、市議等の専門スタッフが無料で相談にあたります。
解雇、失業など 労働相談員の配置を
桜井はる子が県の中小企業支援センターに要請
振興センター所長らに要請する山川すみえ県議、桜井はる子氏
振興センター所長らに要請する山川すみえ県議、桜井はる子氏

 山川県議、共産党市議団らとともに1月22日、朝霞ハローワーク隣接の南西地域振興センターを訪問しました。ここは中小企業の経営支援にあたる県の出先機関です。

 管内の事業者の経営は厳しいが、昨年は12人の障害者雇用が実現したこと、朝霞4市、富士見市、三芳町、ふじみ野市の6市一町の商店会80、従業員300人以上の事業所300か所を訪問して台帳を作成したこと等が分かりました。

 三芳町の町議からは「小松製作所関連の会社のラインが止まり、従業員解雇が予定されている実態」が報告されました。

 私は「新座市と商工会がおこなっている景況調査等を参考に中小企業の実態と支援策を具体的につかんでほしい、南西地域振興センターには解雇や失業などの労働相談員がいないので配置してほしい」と要望を述べました。

(桜井はる子党衆院埼玉4区予定候補)

緊急不況対策早く実施を
 共産党新座市議団は深刻な景気悪化に対して「緊急相談窓口の設置や、公共事業の前倒し発注で仕事の創出」など不況対策を要求しました。(先週号で報道)

 埼玉県内の他市では同様の緊急不況対策が発表され実施されています。

◎離職者に貸付金
◎学校プールや道路修繕を前倒しで


 川口市では、1中小企業の運転資金の融資枠を50億円に拡大。2離職者への貸付金は単身者に7万円、2名以上には15万円とする。3今年度予算の執行残額を施設修繕や道路補修などに3億6千万円使う。4消耗品などの購入予定物品は市内業者に優先発注するなどです。

 行田市では、1離職者に市営住宅を無料で提供。2小学校体育館の耐震補強工事などを前倒しで発注。3学校プール工事、道路修繕なども年度内に追加発注する。4臨時職員を16名採用する。

 さいたま市では、1融資枠を350億円に拡大。2学校の耐震補強工事を前倒しで発注。3道路・下水道などの09年度分を08年度内に前倒し発注。4臨時職員を100名採用など、315億円の緊急対策を発表しました。

 上尾、飯能、鶴ヶ島市なども相談窓口の設置、就労支援金制度の創設、臨時職員採用、公共工事の前倒し発注などを発表しています。

新座市でも早急に実施するよう要求していきます。
林間学校補助、住宅リフォーム助成
来年度からやっと実現 新座市行財政改革本部が答申
 第4次新座市行財政改革本部が平成22年度までの公共事業や市民サービス水準の見直しを検討してきましたが、その結果がこのほど示されました。その中に共産党が市民とともに要求してきたことが幾つか盛り込まれました。

 子ども医療費は通院を小学校2年生まで、入院は中学校3年生まで無料化を拡大する。(4733万円)、林間学校助成・小学校児童一人当たり1000円を2000円に。中学校児童一人当たり2000円を4500円に)、個人住宅リフォーム助成(50万円以上のリフォーム工事を対象に工事費の5%、限度額10万円)、住宅用太陽光発電システム設置補助(一キロワット当たり2万円・限度額5万円)、耐震診断・改修工事助成(それぞれ上限額5万円、20万円)などです。

許せない下水道使用料値上げ

 一方、市民負担増になることでは、1下水道料金使用料値上げ(上限12.5%値上げ・今年7月から)2志木陸橋下の自転車駐車場の有料化(一台月額1500円)マレットゴルフ場の有料化などが提案されています。
「これで夜も眠れる」3ヵ所の市道を補修
 12月議会で小鹿議員が取り上げた市道の傷みが一部補修されました。

1市道12-20号線(武蔵野線側道からあたご清瀬まで)「アサヒ堂薬屋前は振動で夜も眠れない」との市民の声を伝えたところ、清瀬市の工事も行われました。

2市道12-10号線(野火止小学校横から武蔵野線まで)。「道路陥没が市民の急報で事故に至らずに済んだが全体の道路も傷んでいる」と指摘。小学校前と野火止郵便局前から自転車返還所前までが整備されました。

3市道14-01号線(大和田三本木通り)大和田交差点から清瀬に向っての道路が補修されました。
人間らしく働きたい 地区労が旗開き
 1月23日、北足立南部地区労の旗開きが富士見ラドンセンターで行われ、横山議長、埼労連から舟橋幹事、共産党から桜井はる子氏などが次々に連帯の挨拶を行いました。

 埼玉土建組合、学童保育労組、教職員組合、市職組合、埼玉青年ユニオンなどが湯を楽しみながら歓談、交流し、「生活できる賃金、人間らしく働けるルール」のため「団結ガンバロウ」と奮闘を誓いあいました。

(小野市議 記)
「仕事は5割減」「融資を断られショック」
共産党市議団が市内事業所を訪問調査
 日本共産党は深刻化する雇用・経済危機に対して『景気悪化から国民生活を守る緊急経済提言』を発表しました。 提言の柱は、1大企業の身勝手な解雇や下請け犠牲をやめさせる2輸出頼みから内需主導へ、家計と中小企業を応援する。3投機マネー規制するなどです。

 先日、共産党新座市議団は商工会加盟の市内事業所を訪問して『提言』を渡し経営の実情などを伺いましたが、受注の激減や金融機関の貸し渋り、市の融資制度の改善など切実な声が聞けました。

 Nアルミ加工会社は「昨年11月のリーマン破たんから仕事が減って今は五割減。自動車の一次下請けの私がこうだから、二次三次下請けは9割減。仕事は例年の一割だと聞いている」

 K建設会社は「トヨタやキャノンなど大手が首切りをまっ先にやり、他が右へならへと云うのは本当に困る」 T建材は「ミキサー車をリースしようとしたが今日融資を断られてショックを受けている。仕事は最近持ち直したが住宅建設自体が減っている」

 F製本は「仕事が往年の1割から2割減。長く勤めている60代以上の従業員もいるから就業時間を短くしたりしてワークシェアリングでしのいでいる。解雇は簡単だがそれをやらないで工夫するのが経営者だ」

 D伸管は「市の融資300万円は運転資金としては中途半端で使いづらい」など貴重なご意見を伺ってきました。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →