日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.4.26  No.1312
日本共産党新座市委員会
「仕事がほしい」の声にこたえよ!
市議団が第二次緊急経済対策を市長に要望
要望書を市長に手渡す市議団
 日本共産党市議団は4月21日、須田市長に二回目の「緊急経済対策に関わる要望書」(下記参照)を提出して懇談しました。

 「ホンダの下請け関連で仕事がまったくない」「残業がなくなり出勤も一日おきで給料は10万円下がった」など業者や市民から不況にあえぐ声が寄せられています。

 市議団は、「仕事が激減している市内中小業者に、学校や保育園、集会所などの公共施設や傷んだ市道の改修など、身近な工事を発注して仕事確保」等の要望書を提出しました。

 市長は「市内業者の状況は深刻で廃業するところもあると聞いている。昨年度末の緊急経済対策でおこなった道路や集会所等の維持補修工事の45%が小規模工事登録業者に発注できた。要望は検討させてもらいたい」と述べました。
学校や市道の改修工事を要望する市議団
学校や市道の改修工事を要望する市議団

 また市議団が「経済波及効果が大きい。」と提案してきた住宅リフォーム助成制度が始まります。経済振興課長は「7月実施に向け登録業者名の一覧表をつくりパンフレットに載せて市民に知らせたい。」と述べました。

新座市長須田健治様    2009年4月21日

 緊急経済対策に関わる要望書

             日本共産党新座市議団

 1.学校・保育園などの改修要望事項の実施を

 2.傷んだ道路の改修を急ぐこと

 3.古くなった集会所のトイレ・台所の改修

 4.消費拡大のためプレミアム付き商品券の発行

 5.商店街の電気代は全額補助を

 6.非正規労働者のスキルアップを図るためのパソコン
   講座を公民館で実施を

 7.定額給付金の差押さえはおこなわないこと
 
「給付一瞬 痛み一生」
消費税反対署名に取り組む桜井はる子さん
消費税反対署名に取り組む桜井はる子さん 半僧坊祭

 15兆円の緊急経済対策は、エコカーへの買い替え補助や贈与税減税など、ワーキングプアーには「関係ない」ものも多数含まれています。しかも財源は赤字国債でゆくゆくは消費税増税。まさに「給付一瞬、痛み一生」です。

 雇用の安定と社会保障の充実こそ本当の景気対策ではないでしょうか。

 若いお父さんが子どもを抱いて「消費税増税やめよ」の署名をしてくれました。

衆院4区予定候補・桜井はる子

「なんで要支援2に?」
要介護度が下がって不審な方は申し出を
 介護認定を「要介護1から要支援2」に軽くして、給付費を減らそうとしている厚労省の内部文書を小池晃議員(共産)がスクープして大問題になっています。軽度に判定されると、施設入所を断られたり、ヘルパー利用時間が少なくなるなどの弊害があります。

 厚労省は関係者の批判がありながら4月からこの新認定基準をスタートしました。(新座市では5月1日の認定審査会からこの基準が使用されます)

 小池議員の追及で舛添大臣は、「軽度に認定されて困っている方は申請により従前の介護度にする」と答弁。石島、工藤議員は介護保険課にこの通知が厚生労働省から来ていることを確認しました。

 5月以降、「要介護度」が下がってご不審な方は遠慮なく介護保険課に申し出ましょう。
景気回復に冷や水 消費税増税ストップを!
消費税増税反対の署名を呼びかける4区予定候補の桜井はる子さん、6人の市議団と共産党支部。09.4.17 平林寺半僧坊祭りにて
消費税増税反対の署名を呼びかける4区予定候補の桜井はる子さん、
6人の市議団と共産党支部。09.4.17平林寺半僧坊祭りにて
 4月17日、平林寺半僧坊祭りで、桜井はる子衆院予定候補と共産党市議団、党支部は恒例の署名宣伝活動をおこないました。

 時折小雨がぱらつくあいにくに天気でしたが、消費税増税反対署名が3時間で326筆集まりました。

 金髪の若い子連れのお母さんは「何でも安いところに行っているのに増税なんてとんでもないよ」と署名。「えっ!10%に上がるの?」「貧乏人を助けてよ」「これはやっていこうよ」等と紫陽花やバラの苗木の買い物袋を持ちながら、誘いあって署名に応じてくださる方もいました。

 桜井さんと党支部員たちは、「ヨーロッパは消費税を下げました」「景気を良くするには国民の懐を温めましょう」「15兆円の経済対策もツケは消費税増税ではごめんです」と元気に訴えました。
人間の尊厳が大切にされる介護を
「福井裁判を支援する会」が会員130名で結成総会
勇気をだして訴えた福井さん頑張れ 熱気あふれた総会
   勇気をだして訴えた福井さん頑張れ 熱気あふれた総会
 4月15日畑中公民館で「福井裁判を支援する会結成総会」が開かれ約60人が参加しました。

 この裁判は、07年4月馬場一丁目に開設した特別養護老人ホーム「菜々の郷」の元ケアマネジャー福井妙子さんが、施設長と理事長に「未払い残業代とパワハラ退職に対する損害賠償」を求めて08年12月提訴したものです。

 原告は、「同施設は長時間労働や施設長の暴言など過酷な労働環境のために退職者が跡を絶たない。心身ともに傷ついて辞めていった同僚や入所の患者様のために闘いたい」と決意表明をしました。

 柳下礼子党県議は「働く人を大切にせずに良い介護は成り立たない。人間の尊厳が大切にされる介護をめざしていく」と激励。二人の弁護士や社会保険労務士、職員、家族などが「裁判をしっかり支えていきたい」と励まし、熱気に溢れた集会となりました。
医療や福祉は生きるため!
障がい者の「応益負担」は無くしていこう
 3月27日『障害者自立支援法改正をめぐる最新情報と私たちの生活』と題する学習会(NPO法人埼玉県障害者協議会主催)が行われ参加しました。講師は「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会」の白沢仁氏です。

 講師は1「今回、『応益負担を廃止して能力に応じた負担へ』と報道されているが、今実施している4区分の負担能力に応じた軽減、応能的負担が続くということ。障がい者団体が求めてきた3年前の支援費制度位の負担に戻すという改善は盛り込まれていない。」2「ただ、負担軽減を受ける際の資産要件は撤廃され、H21年7月から預金通帳を見せることはなくなる。」3「報酬の5・1%アップは一律ではなく資格職員配置などハードルが高い。自立支援医療の負担上限4万200円は変わらない」等の問題点を指摘しました。

 多少の改善点はあるものの応益負担は変わらないことは期待はずれでしたが、「そもそも障がい者自立支援法は生きるために最低限の医療や福祉にも利用料を払わないと利用できないという、これまで福祉の世界にはなかった仕組みを持ち込む、社会保障構造改革の流れの中で出てきたもの。本質を見逃さず、医療、施設など全体をよく見て連帯していくことが大切。」と話され、参加者を励ましました。

(石島市議・記)
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