日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.7.26  No.1325
日本共産党新座市委員会
国民が政治動かす新しいプロセスの始まり
革新懇が夏の交流セミナー
 7月19日、埼玉県革新懇主催の「夏の交流セミナー」が開催され、経済同友会終身幹事・全国革新懇代表世話人の品川正治さんと、元全国革新懇代表世話人の坂内三夫さんの講演がありました。

 品川さんは「80歳をすぎるまで、自分だけ生き延びたというトラウマから、戦争体験を家族にすら話せずにきた。昨年、講演会会場で戦友やその親に出会い、私は謝り会場中が泣いた。それがトラウマをやわらげてくれるきっかけになり、戦争体験があるから今の自分がおり、国の戦争責任を追求する責任があったのだと気づかされ、戦争体験を話せるようになった。有事立法やテロ特措法ができたが、国民は憲法九条の旗竿を離していない。だから自衛隊が海外に出ても武力の行使をおおっぴらにすることはできない。」と語りました。

 日本経済についても昨年暮れの年越し派遣村の経験から、「再生の道はまだまだ見捨てたものではなく、国民が状況をつくり出すことができる。」と結びました。

 坂内さんは、国民の要求と運動が政治を動かす新しいプロセスが始まっている中での、21世紀の新しい時代を切り開く革新懇運動の期待と役割を語り、「志を待って夢とロマンを追求しよう。」と結びました。まだまだ若い自分たちが力の限り頑張らねばと改めて実感しました。

(投稿 丸山静子)
共産党の前進で自公政治に代わる新しい政治を
街頭から訴える塩川前衆議院議員、21日大宮駅東口
衆議院解散を受けて、比例予定候補らと街頭から訴える塩川前衆議院議員 21日大宮駅東口

 待ちに待った解散総選挙。いよいよ自公政治の落日。総選挙で自民党政治を終わらせる審判を下そう。

 自民党政治と正面から対決してきた日本共産党を伸ばしてもらうことが、「大連立」など形を変えて自民党政治を延命させることを許さない、決定的な審判になる。そして自公政権を終わらせた後に、どのような新しい政治を作るのかが問われてくる。

 民主党中心の政権が生まれる可能性は高い。しかし、民主党は「官僚支配の打破」というが、自公政権を代える中身が見えてこない。

 日本共産党は、21世紀の遠くまで見通した「ビジョン」を掲げている党。自民党政治のゆがみのおおもとにある異常な財界大企業中心、軍事同盟絶対の古い枠組みを抜け出すことをめざしている。

 労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止などのリード役として、また民主党が国民要求を損なうことをおこなったときのストップ役として、建設的な野党、日本共産党を伸ばしてほしい。全力でがんばります。

(前衆議院議員 塩川鉄也)

平和像をつくった世界の子どもたち
 今年もまた、八月が来ます。

 広島・長崎の八月です。

 広島と長崎に原子爆弾が落とされたとき、私は、その事実を知りませんでした。終戦後、新聞の記事やアサヒグラフの写真などでその悲惨さを初めて知り、「人間が使ってはならないものだ」と強く感じました。広島で被爆し、被爆の絵を描きながら平和を訴え続けている丸木さんの「ピカドンは、人が落とさにゃ、落ちん」という言葉は印象的でした。

 私は最近、ある新聞の切抜きを眺めています。

 1995年の新聞です。原爆を研究製造したアメリカニューメキシコ州の子どもたちが、広島の佐々木禎子さんの「千羽鶴」の悲願の話に感動して、63カ国の子どもたちに6年間、「平和像をつくろう!」と呼びかけ続け、自分たちも市の美術館前に平和像を完成させたという記事です。完成・設置において州議会の反対を押し切ったというのですから驚きです。隣には純真な表情の子どもたちと地球の形の平和像の写真が載っています。

 日本でも1999年に「世界の子どもの平和像を東京につくる会」が発足し、高校生の呼びかけなどで、「世界の子どもの平和像」が、「東京大空襲、戦災資料センター」の玄関に置かれるようになりました。

 広島で千羽鶴を折った子どもたちからアメリカの子どもたちへ、世界中へと広がりました。私は、「子どもたちがそこまでやるのか」と感動しました。

 核兵器の問題は、人類の問題です。被爆体験や戦争体験のあるお年寄り、現役世代、未来を担う子どもだちなど皆で一緒に考えていかなくてはならないと思います。

(投稿 杉山四郎)
望むまちの将来像は
自然との調和がとれた人に優しい福祉を重視したまち
「市民意識調査」から
 新座市が今年2月に実施した「市民意識調査」のアンケート結果(回収数3073件)がまとまり、先日報告書が配布されました。

世代、地域によって違う「住み心地」

 報告書によると
「新座市の住み心地」については、6割の方が「住みよい」「どちらかといえば往みよい」と答え、4年前の57%とほぼ同じ割合です。特に女性の70歳以上で「住みよい」が24・6%と高いのに対して、子育て世代の女性の30歳代(10・5%)、40歳代(11・6%)では低く、「どちらかといえば住みにくい」がそれぞれ26・5%、26・1%と高くなっています。

 また居住地域別では、北東地域で「どちらかといえば住みよい」が52・7%と高いのに対し、南西地域では34・8%と低く、地域差が大きくなっています。

「住みよいと感じる理由」は「買い物など日常生活が便利である」「畑や雑木林が多く自然環境が豊かである」がそれぞれ5割を越え、「平林寺、野火止用水などの歴史的文化遺産が多く残されている」「交通の便がよい」が続いています。居住地別では北東地域で「買い物など日常生活が便利である」が高いのに対し、中央地域、西南地域、南西地域では低くなっています。

「住みにくいと感じる理由」は「交通の使が悪い」が63・9%、「福祉や保健サービスが充実していない」38・9%、「道路や下水道などの都市基盤が整っていない」が32・8%、「公共施設が整っていない」30・7%と続いています。

「望むまちの将来像」については、「自然環境との調和がとれたまち」56・3%、「ひとにやさしい福祉を重視したまち」44・5%が高く、「道路など都市基盤が整ったまち」21・8%、「教育環境の充実したまち」20・8%、「商店街が使利でにぎわいのあるまち」18・3%と続いてます。

「力を入れてほしい施策」については、「道路拡幅、歩道設置などの道路整備」32・9%、「高齢者福祉の充実」32・2%、「バス路線などの公共交通網の整備」30・7%、「健康診査などの保健予防医療対策の充実」23・4%、「学校教育の充実」18・0%、となっています。

 また、30歳代の男女で「児童福祉の充実」、40歳代の女性では「学校教育の充実」が高く、世代を反映した回答になっています。居住地域別では、東部地域と南西地域で「バス路線などの公共交通網の整備」が他地域より高くなっています。
「市民意識調査」から
平和パネル展が開催
新座市原水爆禁止協議会
 8月6日(木)〜14日(金)まで新座市平和パネル展が市役所本庁1階市民課ロビーで展示されます。毎年、新座市原水爆禁止協議会が行っているものです。今年は、広島と長崎の原爆の実相写真展です。

 平和の思いを継承する意味でもぜひ一度展示に足をお運びください。
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