日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.8.2  No.1326
日本共産党新座市委員会
安心と希望のもてる新しい日本を
市田書記局長が北朝霞駅で街頭演説
聴衆に応える市田忠義書記局長(中央)、北朝霞駅前ロータリーにて
聴衆の声援に応える市田忠義書記局長(中央)と、桜井はる子、長沼ちね、
塩川てつや、あやべ澄子の各予定候補 =27日、北朝霞駅前ロータリーにて
 27日、日本共産党の市田書記局長が総選挙必勝を期して埼玉入り。北朝霞駅で街頭演説をおこないました。

 市田氏は、「日本共産党の躍進で自公政治を退場に追い込み、『安心と希望の持てる新しい日本』をつくろう」と強調。名だたる大企業のリストラ、派遣切りをやめさせるため、経団連やトヨタなどと直談判。国会でも「ため込み金を雇用に使え」と追及し、労働者と連帯して現実政治を動かす党の力を語りました。

 「働く人を踏みつけにし、使い捨てする社会に未来はない。働く人を大切にしてこそ、国民の購買力も高まり、企業もまともに発展する」と訴えると、「そうだ!」の声と拍手が一斉に起こりました。

 市田氏と桜井はる子比例予定候補らは、人間らしく働ける労働ルールや、憲法9条を活かした平和な国づくりを縦横に語り、駅前ロータリーは聴衆の輪で膨れ上がりました。
* * *
 8月5日には、日本共産党の志位和夫委員長が、大宮駅西口にて午後6時より街頭演説を行います。自民・公明政権にかわる「新しい政治はどうあるべきか」お話します。
日本共産党街頭演説会8月5日(水)JR大宮駅西口
ぜひ、お誘い合わせのうえご参加ください。

日時:8月5日(水)午後6時〜
場所:JR大宮駅西口
弁士:志位和夫(衆議院議員・党委員長)
塩川てつや(前衆議院議員・比例・埼玉8区候補)
あやべ澄子(比例候補)
伊藤岳(比例、埼玉1区候補)
桜井はる子(比例・埼玉4区候補)
村岡まさつぐ(埼玉2区候補)
長沼ちね(埼玉7区候補)
村主明子(埼玉15区候補)

お問い合わせ:日本共産党埼玉県委員会 TEL 048-658-5551
国民の胃袋と、農家を守りたい
こんにゃく製造「ふるさと両神」社長と
こんにゃく製造「ふるさと両神」社長と

 私は日高市生まれ。実家は農家でもある。農業や林業などの第一次産業を大切にする政治への転換は、私の熱い願いの一つだ。

 7月24日小鹿野町の農業法人「ふるさと両神」を訪問した。小菅社長は、「生産農家にこんにゃくの価格保障を実施したら生産量が増えた。見通しが立てば農家は増えるはずだ」と語る。

こんにゃく製造「ふるさと両神」社長と

 日本共産党は農家の所得補償と農産物の価格保障を選挙公約に掲げた。ぜひ実現して、国民の胃袋の安全、農家と自然を守りたい。

(前衆議院議員 塩川鉄也)

「核兵器のない世界あると思います!」平和のための学習会
 25日、民主青年同盟西部東地区委員会主催の平和学習会が行われました。

 講師は、機関紙協議会や戦争展で活躍している岡崎聡介さん。平和について交流学習を行いました。

 参加者は、「署名や9条の会の拡がりで政治を動かせることを知った。草の根の活動が大事なんだと実感した。戦争展など、友人を誘って平和の話をする機会をつくりたい」と話します。
要保護世帯などの修学旅行費用積み立て
一人ひとり相談にのって対応します
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 小中学校の林間学校の費用(4〜5万円)と修学旅行の費用(6〜8万円)は、数ケ月前から保護者が積み立てをしています。生活保護や準要保護の支援を受けている家庭には、その実費費用が保護費として支給されますが、実際に支給されるのは林間学校や修学旅行の実施から4〜5ケ月後なので、その間大変な思いをしているという相談が寄せられました。

 小鹿議員は6月議会の一般質問で、「生活保護世帯などは、毎月の生活費がギリギリの中、食費を減らすなどの工面をして月1万円近い積立をしている。生活保護の決定には生命保険の解約を指導したり、預金通帳を調べたりしているのに、そのような家庭に積立金を要請することは制度上なじまないのではないか。」と指摘しました。

 教育長は「積み立てをしなくても済むように工夫したい。」と答弁し、7月1日の教育委員会と福祉部の協議を受けて、校長会で議論されました。

 校長会では「30人からの公的支援を受けている子どもたちの費用を立て替えると、180万円〜240万円のお金が必要になるが、そんなお金は学校にはない。」「修学旅行実施後1ケ月以内に費用を旅行会社に支払わなければならないが、保護費が支給されるまで3〜4ケ月立て替え期間があり、とてもできない。」といった意見が出されたということです。

 教育委員会からは「今年は一律の方法は取れないので、個別に対応して相談にのっていく。来年の4月以降、予算や制度上どのような方法が取れるか検討していきたい。」という報告がありました。8月から積み立てが始まる学校もあります。該当する方はご相談ください。

感動と勇気をもらった日本母親大会
(7月25日・26日 in 京都)
 日本母親大会に、初めて参加させていただきました。豪雨に見舞われ、雨に濡れ冷えきった体も九千人の女性のパワーで熱気さえ感じるほどでした。

 2日目の分科会では「ひとりじゃないよ つながろう」に参加しました。私は一番前に陣取り真っ先に手を挙げ発言をしました。後ろを振り返ると200名を超える参加者が席を埋め、「劣悪な介護施設の改善を求めて提訴し、大きな法人相手に闘っている」と支援を呼びかけました。私の訴えに多くの方が共感してくださって「署名用紙を送ってほしい」と要望がありました。

 来年は福島県で開催されるそうです。また、参加したいと思いました。感動と勇気を頂いた日本母親大会でした。

(投稿 福井妙子)
格差固定する 道州分権化論
第51回自治体学校
 7月24日開催の第51回自治体学校に参加しました。記念講演は「地方自治を破壊する潰憲型地方分権改革」と題して、専修大学の白藤博行教授が行いました。

 教授は「今、派遣切り、正規切り、介護きり、子育て切り、生活保護切りなど様々な人権切りは、憲法切りの様相を呈している。『改憲実態』にあると言っても過言ではない。地方分権改革推進委員会は『将来の道州制実現に向け確かな道筋を』と宣言しているが、民主導の『道州分権化論』では、ナショナルミニマムに代わる道州ミニマムを提示している。『東京と同じような生活水準を求めてもらっては困る。』と言っている。地域間、個人間の再配分のために必要な財源の抑制を図る目的で、格差拡大を制度的に固定するものとして注意すべき。その内容によっては憲法を積極的に壊し潰す『潰憲実態』に陥る危険性があるという意味で、『潰憲型地方分権論』と規定している。」と話されました。

 また「地方分権改革がいつの間にか自治体の規模拡大論に転回し、分権化とは名ばかりで国の統治機能の肩代わりをさせようとしている。大規模な道州が一人ひとりの住民に対応する仕事はできない。住民との間で最も重要な自治的な距離を失わせ、住民自治の本質を奪うことになる。自治体の規模ありきから、行政の質を問い直し発展させるという発想に転換させる必要がある。地方自治こそ『人間の尊厳を最大限保障する場』であるべきで、人間の尊厳に裏打ちされた自治の尊厳が保障されなければならない。」と話されました。

 道州制が住民にとって、憲法に関わる地域間格差の固定につながる問題であるということをあらためて認識させられました。

 笠原、小野両市議も参加しました。

(記 石島陽子市議)
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