日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.9.20  No.1332
日本共産党新座市委員会
繰越金が8億8千万円も 08年度国保会計決算で判明
昨年度、国民健康保険税の引き上げは必要なかった
後期高齢者医療制度の開始を口実に

 08年度の国民健康保険特別会計の決算審議のなかで昨年度は8億8千万円もの黒字を次年度に繰り越していたことがわかりました。

 新座市は昨年の3月議会で「4月から後期高齢者医療制度が始まり75歳以上の方の保険料が入らなくなり、また、特定健診を国保会計でおこなうので歳入が2億8千万円不足する」として、国民健康保険税を平均7・55%・一世帯当たり約1万2800円引き上げました。

(日本共産党と高邑議員が反対。保守、公明、民主系議員が賛成して値上げ案は可決)

 厚生常任委員会で市は黒字になった理由として、「当初見込みより、国からの療養給付費等が4億7200万円多く、また07年度の繰越金が約4億円あったため」と説明しました。

国保税引き下げの市もあった

 工藤議員は、「後期高齢者医療制度の開始を口実にしているが、私たちは健診分の繰入金などを増やせば国保税値上げは回避できると主張した。結果として8億円もの黒字を出し、値上げが必要でなかったことは明らかだ。昨年、和光市や川越市などは現状維持で国保税を値下げした市もあった。国保税の税率と限度額の両方を引き上げた自治体は、埼玉県40市中8自治体だけだ。市民は高い国保税に苦しんでいる。平均7・55%の値上げと言っても所得二百万円の世帯で七千円の引き上げとなっている』として08年度国保会計決算を不認定としました。

一人当たりの医療費は少なく7位/40市中

 また、新座の被保険者の一人当たりの医療費は23万8千152円で、埼玉県内で低い方から7番目だが、国保税は高い方から18番目。つまり「市民は医療にかかっていないのに、国保税は高い」ことも分かりました。
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08年度国民健康保険税の改正状況
いま行動する時! 新座駅で「核廃絶署名」
 9月9日、新座市原水爆禁止協議会が、新座駅前で核兵器廃絶のための署名行動を行い、一時間で48筆の署名が集まりました。新座土建、野寺平和委員会、新婦人の会、共産党市議ら計10人が参加しました。

 米国は11日、国連安保理で24日に開催する核軍縮特別会合で「核兵器のない世界」を目指す決議案を各理事国に配布しました。オバマ大統領は、プラハ演説で加盟国によるNPT(核不拡散条約)の責任ある実践を提起していましたが、この決議案では具体的に「全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約」の交渉の開始を提起しています。

 地球上から核兵器を廃絶する今がチャンスの時です。新座市原水協は8月の長崎大会に参加、市役所ロビーで原爆写真展、駅頭での6・9署名に取り組んできました。核兵器廃絶の輪をいまこそ広げていきましょう。

(記・小野市議)
23年4月保育園2園オープン 1園増設予定
馬場、道場などに(180名増)
 景気悪化の中で共働きする家庭が増え、保育園の待機児童数は9月1日現在で288人もいて深刻です。

 日本共産党は決算審議の中で「保育園の待機児童対策は」と質問。市は、「再来年度に社会福祉法人が馬場と道場に1園ずつ、またもう一つ増築の計画があり、60人が3園、計180人が増える予定で3園とも国庫補助である安心子ども基金の申請をおこなっている」と答えました。

 日本共産党は「現在、288人も待機しているのに来年度は一つも保育園が開園しないのは残念だ。新座市の待機児童数は県下一多いという危機感が薄いのではないか。もっと真剣に保育園の新増設の交渉に取り組めば、国庫補助申請を早めて来年度開所ができたのではないか。」と追及しました。
9月1日現在の待機情報
「戦争と平和を考える」バスハイクに参加して
 9月13日(日)秋晴れを予想させる7時に、バスは新座市役所を出発。日曜日で道路は空いていて、8時半には靖国神社に到着しました。「総選挙勝利してから」と位置づけた新座革新懇主催のバスハイクは、当初の大型バスから中型となったとはいえ、18人が参加しました。

 靖国神社では、千鳥ケ淵の国立墓苑を含め2時間半の時間をとり、自由に見学することにしました。日本一という大鳥居。GHQの命令で頭部が切除された「社号標」。陸軍の創始者の大村益次郎の銅像などを見学してから遊就館に入りました。

 遊就館は、古代から現代までの戦争の歴史が、順次わかる構成になっています。

 日本史をあまり教育されていない青年にとっては、靖国神社がいわんとする「日本は列強の横暴に対してやむなく戦い、植民地の独立を促した」という思想教育の場になると痛感しました。

 夢の島の「第五福竜丸展示館」では、責任者の安田さんから詳しい説明を受け、改めて、核実験の犠牲になった久保山愛吉さんの「犠牲者は私を最後に」という遺言の重みを噛みしめました。安田さんの「第五福竜丸は、まだ航海中。航海が終わるのは地球上から核兵器が無くなった時」という言葉が耳に残りました。

 歴史的な総選挙直後に、「戦争と平和について考える」バスハイクに参加して、大変有意義な一日でした。

(投稿・市瀬陽三)
多重債務者相談強化キャンペーンが開始
 埼玉県が主催で、10月14日〜11月6日までの間、「多重債務者相談強化キャンペーン」を行います。相談会では、弁護士、司法書士による無料面接、相談を行うことができます。

 新座市での開催は、10月22日(木)午前10時〜午後4時の間、にいざほっとぷらざの多目的室2で行われます。予約制(1人45分)ですので事前に電話する必要があります。

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