日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.9.27  No.1333
日本共産党新座市委員会
市内循環バスは、市民の要望を入れて改善を
老人福祉センター利用者などから意見・要望が殺到
石島陽子議員
石島陽子議員

 石島よう子議員は9月議会で「10月1日から運行が始まる市内循環バスは市民要望を受けて改善を進めよ」と一般質問しました。

この時刻ではサークル開始に間に合わない

 市内循環バスの運行と同時に、老人福祉センター循環バスが終了となります。『広報にいざ』8月号に時刻表が掲載されると、老人福祉センターの利用者から「バスの到着時間が10時からのサークルの開始時間に間に合わない。」「少人数のサークルでは続けるのが難しくなる。」「センターは4時に閉まるのにバスが来るのは40分後。とても外では待てない。」などの苦情が寄せられました。

 石島議員は、「この時刻表では、北循環の第2老人福祉センターには朝7時24分、次のバスては11時9分に着くことになる。南循環の第1老人福祉センターでも朝7時12分か、11時2分着になり、10時からのサークルには間に合わない。老人福祉センターは75歳近い方が利用者の半数位で、自転車で遠くから来るのが難しい方もいる。センターに置いてある『市長への手紙』の用紙がなくなるほど利用者の皆さんが心配していると伺った。改善、見直しが必要ではないか。」と質問しました。

老福センター利用者から577筆の署名も

 市が提出した資料では、寄せられた意見、要望は40件。そのうち老人福祉センターに関わるものが24件(署名577筆含む)もありました。(下参照)

 市長は「たくさんの要望が寄せられている。すべてのサークルにバス便を合わせるのは無理なので、サークルの方にも開始時間の工夫をしてもらえないか、福祉センターの閉館時間も遅くしてもらえないか、指定管理者にお願いしている。10月からはこれでスタートさせていただくが、その後公共交通会議を再開し、時刻表や運行経路の検討を加えて、4月以降は変更できるようにしていきたい。」と答弁しました。

 石島議員はパスの台数を増やすなどしなければ抜本的な解決はできない。市民の声を聞くべき」と要求しました。

市民からの要望
「会員は・・老人福祉センター循環バスを唯一の交通手段にしている。1時間以上、開館前に待つことが余儀なくされる。活動時間を午後に変更することも不可能であり、10月からサークルの存続をあきらめざるを得ない。」「民謡を月2回楽しみにしている。今まではバスに乗ってとても楽しく行っていた。10月から制度が変わってバスが利用できなくなる。」など切実な意見が書かれています。
滞納額の多少に関わらず実態調査で不納欠損処分を
国保税の催促(平成13年度分)受ける母子家庭を例に
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 小鹿伸衛議員は9月議会で、「就学援助を受けながら懸命に3人の子育てをしているある世帯に平成13年度の国保税滞納の督促がきている。差押さえする財産もなく差押えすると生活ができなくなるケースではないか。地方税法では所在が不明であったり、差押えする財産がない場合等は不納欠損処分(時効)にすることが定められている。市長の『原則、差押えして不納欠損させない』という方針は転換されたのか」と一般質問しました。

 市長は「『滞納者に財産等があるか処理基準(マニュアル)を作って調査し、時効5年の経過を待つことなく処分決定をすべき』との監査委員の意見に基づき平成18年から作業を進めてきた」「相談の件は財産調査をして早期に解決したい」と約束しました。

 決算資料によると、平成18年と20年を比べると市民税は件数は156%増の5678件、金額は122%増の約1億2813万円が時効を侍たずに処分されていることが分かりました。

新座スマートインターチェンジは設置するな
笠原市議 一般質問
笠原進議員
笠原進議員

 関越自動車道の新座料金所付近にスマートインターチェンジ(ETC搭載車が出入りできるインターチェンジ)を設置しようとする提案が、自民党・公明党の議員から繰り返し市長に提出されています。

 共産党の笠原すすむ市議は、一般質問でこの問題をとり上げ、「排ガス、騒音など沿線の環境悪化を考えればデメリットが大きい。設置すべきではない。」と提起しました。

 市長は、「個人的には設置をしたいという思いはあるが、メリット・デメリットをしっかり検証しなければならない。設置費用が、7億6500万円もかかるという試算もあり財政状況を考えねばならない。すぐ設置するということではなく勉強会を行って検討している状態だ。」と答弁しました。

 今年3月に、関越自勣車道沿線環境向上協議会(代表 高田誠 三村みき弘 高橋秀雄 沢田健 矢野進 以下「協議会」とする)から、「新座スマートインターチェンジについては環境悪化を考え断念してほしい。」とする要請書が、市長や市議会各会派に届けられました。この「協議会」は関越道の道路公害に苦しんできた沿線住民5760名の賛同を得て平成7年に結成した市民団体で、10年以上にわたって旧道路公団と交渉し、9メートルの防壁、日影対策の透光板採用、料金所の南北レーン増設廃止など多くの環境対策を講じさせてきました。当日の議会は、「協議会」の人たちが多数傍聴しました。

 笠原すすむ市議は、「推進派は新座スマートインターチェンジが設置されれば、所沢まで行かなくてもよくなり便利になると言うが、それより排ガス、騒音、道路渋滞など環境悪化の方がよほど大問題だ。設置されれば、新座市南部の地域は、東京都民の通過道路になってしまう。今でも保谷志木線の県道は渋滞しているのに大変になる。絶対設置をすべきでない。」と強く主張しました。

第35回演芸大会が開催
 9月18日(金)、新座市民会館において、新座市老人クラブ連合会主催の、「第35回演芸大会」が開催されました。市内にある35の老人クラブの皆さんが、日頃積み重ねた合唱や踊りなど1演目ずつ披露されました。

 会場いっぱいのお元気な会員の皆さん、にこやかな笑顔で歌う女性、楽しそうに踊りの輪に加わっている男性の姿が印象的でした。

 日本共産党からは、石島厚生常任委員長が挨拶しました。

 その会場にいらしたある老人クラブの方は、「老人福祉センター循環バスがなくなり、団体利用の日が日曜日1日に減ってしまうので、センターでやっていた親睦のための月例会は12回から3回に減らし、地域の会館でやるようになります。」とおっしゃっていました。

 日本共産党議員団は、こうした声にこたえて、循環バスの利便性の向上に向けて引き続きとり上げていきます。
若年者・団塊世代へ就労支援セミナーが開催!
小野大輔議員
小野大輔議員

 新座市、志木市、埼玉県共催で、就職支援セミナーが開催されます。対象は、団塊世代と35歳未満の若年者です。

 経済状況の急激な悪化によって、新座市でも職を失って生活相談にやってくる方も多くなっています。日本共産党小野だいすけ議員は、「パソコン技術のスキルアップなど、いまこそ就労支援に力を入れるべきだ。」と、議会でとり上げてきました。9月議会でも一人でも多くの人が、講習を受けられるように広く広報することをもとめています。

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就労支援セミナーが開催
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