日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.1.31  No.1350
日本共産党新座市委員会
共産党と市民の運動がみのる
国保税引き下げを予定 一世帯約6350円
 新座市は国民健康保険税を1億5千万円(一世帯当たり6351円)引き下げる予定であることがわかりました。

 国保税の引下げは新座市政史上初めて。1月22日付で市長から郵送されてきた「平成21年度新座市行財政改革推進本部決定事項(素案)」で判明しました。

 市は引き下げる要因として1平成21年度の繰越金が7億円を超える。2現在の経済情勢から国保加入者の負担軽減を図る。3平成22年度から埼玉県後期高齢者医療保険料も下がり国保の負担も軽減される等をあげています。

 日本共産党は、「国保税を引き下げよ。8億円の黒字は市民に還元を」と引下げ署名を提出し、市長に強く要請してきたことが実りそうです。

 引下げ案は、7億円余の繰越金を充当して税率を引下げるもので、所得割の税率を7・39%から7・05%に、国保税を一人当たり3533円、一世帯当たり6351円減額する案となっています。(平均改定率△3・79%)
子ども医療費 小6まで無料に
 子ども医療費(通院費)無料化が今までの小学校3年生から小学校6年生まで拡大される予定です。所要経費は2826万1千円を見込んでいます。(今年10月から実施予定)

 日本共産党は「子どものアレルギー性疾患が増え、貧困化が進むなか、治療が受けられず病状を悪化させる子どもが多くなっている。医療費無料化は子育て世代の強い願いだ。」と署名を集めたり議会の一般質問で繰り返し取り上げ、無料化年齢の拡大や窓口払い撤廃を要求してきました。

 また、日本共産党は、「子どもの住む自治体によって無料化年齢が違うのはおかしい。国が責任を持って助成すべき。埼玉県の補助額も増額すべき」と追及。市長も同感の意を表していました。

 県内ではさいたま市や鴻巣市など中学3年まで無料の自治体もあります。さらなる無料化拡大と国の助成を求めましょう。
乳幼児医療費実施状況(通院)
(埼玉県ホームページより掲載)
嬉しい第一歩
 40年来、署名や議会請願に取り組んできたので喜びはひとしおです。赤ちゃんリズム体操をやっている若いお母さんたちは「二人目を産む励ましになったわ」と喜んでいます。 国が少子化対策を強化すべきですね。
談・山本のりこ・新婦人新座支部長
カネにきれいな共産党の出番
伊藤岳氏
伊藤岳氏

 政権党にあいつぐ「政治とカネ」の事件。公共事業に税金が還流している疑惑はとうてい許せません。

 「陸山会が角栄の越山会にダブってしまう」「民主党内で何の声も出ない。それも恐ろしい」などがまちの声です。

 中堅ゼネコン・水谷建設からの証言・「全日空ホテルで紙袋に5千万円ずつわけて」はすでに『しんぶん赤旗』がスクープしています。真相究明は日本共産党の出番です。

伊藤 岳(参議院埼玉選挙区予定候補)

市内循環バス バス停増設、路線変更など改善
 新座市地域公共交通会議が、1月21日に新座市役所で行われました。会議の内容は、昨年10月から運行が開始された市内循環バス『にいバス』の運行状況と市民のみなさんから寄せられた要望と市が行ったアンケート調査の結果をまとめ、それに基づいた運行の見直し案等について話し合われました。

 10月1日から12月28日までの利用者数は一万六千九百五十名、一日当たり平均二百二十三名で、無料乗車証を利用された方は、全体の約三分の二になるということでした。無料乗車証は、二千八百三十六件発行されています。

路線変更やバス停などの要望寄せられる

 市民のみなさんから寄せられた要望は84件で、内容は、バス路線に関すること、バス停留所に関すること、バスの時刻に関することが大半を占めています。また、「福祉の里」までのバスの乗り入れや各老人福祉センターで行われているサークル活動に合わせた時刻の設定の要望など福祉施設の利用に伴う意見、要望が多くみられたということです。

 また、市が行ったアンケートでは、百五十四件の回答が寄せられました。約60%が女性の方、約78%の方が60歳以上の方でした。

 地域の「栄・池田 市内循環バス実現をめざす会」、「新堀地域の循環バスを利用しやすくする会」や日本共産党市議団も『にいバス』の改善を求める要望書を提出しています。

新堀、栄、中野地域にバス路線新設

 こうした要望を受け、市は部分的な路線の変更やバス停の増設、バスの時刻の変更などが提案されました。

 改善点は以下の4点です。1要望の多かった新堀地域へのバス停を設置するため、ルートを変更し水道道路を通るように改善する(地図改善点1)。2「福祉の里」近くを通るようにルートを変更し、栄地域に新設バス停を設置する(地図改善点2)。3中野地域への新設ルートを設け新たに新設バス停を設置する(地図改善点3)。4老人福祉センターの利用時間帯により配慮した運行時刻を検討する。

増便・路線新設は今後課題

 会議では、委員から「バスを増便してほしい」「『福祉の里』の利用に合わせるようにしてほしい」「老人福祉センターを利用される方に配慮をすべきでは」などの意見が出されました。しかし、市はバスの便数を増やすことや新たに路線を設置することなどの財源がいることは行わないとしています。

 会議を傍聴した市民の方からは、「要望を出してよかった、いくつかの改善が実現できる見込みになったのは運動の成果だ」と語っていました。

 市は、運輸局との調整などが必要になることから申請から実施に至るまで数ヵ月かかると説明しました。
まちなかを走るパスをめざして
新座市地域公共交通会議を傍聴しました

『栄・池田 市内循環バス実現をめざす会』の仲間6人で、新座市地域公共交通会議を傍聴しました。
 会では、路線や運行本数を増やすこと、日曜日の運行、バス停の増設など市内循環バス改善の要望書を提出しました。この日の公共交通会議では、路線の新設、バスの増便はありませんでしたが、何点かの改善点がありました。
 私たちの「会」が要望してきた、"小回りのきくまちなかを走るバス"を実現させることができました。もっと便利なバスにするために引き続き運動をすすめます。
池田5丁目 松田
新座市内循環バス事業変更位置図
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