日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.2.7  No.1351
日本共産党新座市委員会
旧新座小学校跡地売却か?
行財政改革本部決定事項(素案)
 新座市は「平成21年度行財政改革推進本部」で公共施設の再配置計画等を検対してきましたが、1月22日に素案を決定しました。

 それによると、「1旧新座小学校跡地を売却する。2現行の野火止公民館を解体し、ふるさと新座館の予定地に移転し、4階建ての複合施設とする。3市民会館は平成23年度以降、早い時期に大規模改修する。」等で、議員に意見を求めてきました。

 日本共産党市議団は、1現在地域福祉の拠点として障がい者団体など多くの方が利用している『旧新座小』については、「売却ありきの検討ではいけない。関係住民の声もよく聞いて検討すべきだ。」2新座駅の区画整理内に建設し、観光都市づくりの拠点施設としての『ふるさと新座館』については、「ミニ道の駅構想から、老朽化した野火止公民館を移転する構想へ変更したことは良い。小ホールは、照明や音響など機能がしっかりしたものにして欲しい。」という意見書を提出しました。

『ふるさと新座館』については、市民検討委員会で施設の内容などを検討し、平成23年度に建設、平成24年度には開館の予定です。野火止公民館は平成24年度に取り壊し、市民会館も平成24年度に大規模改修の予定ですが詳細については未定です。

 配布された資料(下記)を転載しますので、皆さんのご意見を市議団にお寄せください。
公共施設の再配置計画

1. 旧新座小学校跡地活用方針について
 旧新座小学校跡地については、既存施設の活用は行わず売却し、その収益は当該地域に必要な公共施設の整備費用、国庫補助金の返還金及び学校の施設整備に要する経費に当てることを目的とした基金への積立金に充当する。
 売却方法については周辺の住環境にも配慮しつつ、最も効果的な方法を早急に検討する。
 なお、当該地域に必要な施設については売却方法の検討と併せて検討し、対応を図るものとする。

2. 旧大正放課後児童保育室跡地活用方針の検討
 旧大正放課後児童保育室の跡地の活用方針については、土地の位置・規模、周辺の公共施設の配置状況、市の財政状況や旧新座小学校跡地の活用方針を踏まえ、現在の旧新座小跡地における暫定利用施設の移転用地としての活用も視野に入れ、同校跡地の売却と併せて改めて検討を行うこととする。

3. (仮称)ふるさと新座館及び関連施設の取り扱いについて
(1)(仮称)ふるさと新座館
 老朽化した野火止公民館の機能を移転するとともに、舞台設備等を備えた300人程度を収容することができる大集会場、観光都市づくりの拠点としての観光情報案内施設及び農産物等直売機能を併せ持った複合施設とする。
 施設規模は、建築面積800平米程度の4階建てで、延べ床面積が2,800平米程度とすることが望ましい。また、100〜150台程度が必要となる来館者用の自動車駐車場については、近隣の民有地等を借用する方法とする。
(2)野火止公民館
 (仮称)ふるさと新座館へ公民館機能を移転し、現行の野火止公民館は解体する。跡地については当該地域に必要な地域コミュニティの拠点である集会所予定地として一部を留保した上で残った用地を売却し、財源の確保に努めることとする。
(3)市民会館
 (仮称)ふるさと新座館に必要とする大集会場と同種の機能(ホール)を有する市民会館の改修については、第3次基本構想総合振興計画の前期基本計画に位置づけていたが、財政的な理由により耐震補強を含めた大規模改修工事を先送りしてきたところである。しかし、建設から既に30年以上が経過し、施設の老朽化により空調や舞台装置を始めとした設備の不具合等が生じており、早急な改修が必要な状況である。
 このため、第4次基本構想総合振興計画がスタートする平成23年度以降、早い時期に改修をすることとする。
JAと農業再生プランで一致
伊藤岳予定候補
伊藤岳予定候補

 冬の中、山間地・秩父市を訪ね、JAちちぶの皆さんと懇談し、新規就農支援や中堅世代の教育活動に力を入れるなど、食糧自給率向上への努力を、お聞きしました。

「私達(共産党)の農業再生プランの方向と、一致します」と話が弾みました。

「JAの大会に、総理も農水大臣も来ません・・・」と、民主党政権ヘの疑問・苦言も出されました。

「共産党さんに、本当に頑張ってほしいと思ってますから」と激励もいただきました。

伊藤 岳(参議院埼玉選挙区予定候補)

臨時交付金1億5900万円を活用し 地元業者の仕事確保を
 新座市は、政府の第二次補正予算の臨時交付金を活用して道路や体育施設、学校などの維持補修工事をすすめる計画をしています。

 「地域活性化・きめ細やかな臨時交付金」の新座市交付見込額は約1億5900万円。工事は出来る限り地元中小零細企業が受注できるよう配慮し、地域経済の活性化をはかることが条件です。09年度補正予算として3月議会に上程予定です。
新座市のおもな事業への交付金予定額
大規模放課後児童保育室を改善
臨時交付金 約5800万円で
子どもたちでビッシリ 大規模化が問題の学童保育
子どもたちでぎゅうづめの保育室
新開児童放課後保育室を視察する石島市議、小野市議

  新座市放課後児童保育室は入室児童数が百名を超えるところがあり、とても「家庭的な雰囲気で安心な保育」ができない状況となっています。保護者や指導員から分割・整備が強く求められ、日本共産党も議会の一般質問で改善を求めていました。

 このたび、政府の臨時交付金約5800万円で大規模保育室の整備が予定されることがわかりました。

 大和田放課後児童保育室は、廊下をはさんだ向かい側の和室と生活科室を改修して保育室とし、奥のトイレも使用できるようにする。(約300万円)。新開の保育室は約2100万円で増設する。西堀の保育室は校庭に施設を増設して移設するものです。(約3400万円)

道場、本多、馬場の3か所に保育園
 来年度中に法人保育園が三つ新増設され、2011年4月から定員が180名増えることになりました。道場、本多、馬場の三か所予定地は下図の通りです。

 1月1日現在保育園の待機児童数は357名で保育園不足は深刻です。日本共産党は「開園を来年4月ではなく少しでも早めることはできないか。空き教室、空き店舗なども活用し緊急対策をとるべき。」と提案しています。
道場、本多、馬場の3か所に保育園
家庭保育室の補助金が2倍に
 家庭保育室の保育料補助が来年度から約2倍に増額される予定です

 現在、一人1万円〜1万5千円の補助額を最高3万8千円前後まで倍加、所得の段階も3段階から5段階にする予定です。

 家庭保育室は認可園と違って保育料が約5万円前後で保護者には重い負担となっています。市は補助額を倍加して認可園とほぼ同程度の保護者負担になることをめざしたとしています。

 日本共産党は、認可園を増やすことと同時に家庭保育室への補助の増額を求め続けてきました。家庭保育室19園には現在0歳から2歳児約126名が入所しています。
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