日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.5.16  No.1365
日本共産党新座市委員会
核廃絶のチャンスは今だ!
NPT核不拡散条約再検討会議に参加して
690万筆の核廃絶署名を国連本部に届けました
『これは私たちの意志であり希望です!』690万筆の核廃絶署名を国連本部に届けました
 5月3日から開催された『NPT核不拡散条約再検討会議』に、日本原水協、被爆者など約2000名の日本人がニューヨークの国連本部へ向かい、私は医療生協さいたま代表団13名の一員として参加しました。

 2日の午後は「核兵器のない世界のための国際行動デー」で約2万5000人が国連本部へパレード。アメリカ人が日本語で「かくへいきはんたい」と呼びかけ、皆で唱和し感動的でした。

 パレードの最後に、皆様から託された核廃絶の署名と、現地で片言の英語で集めた分を合わせ、690万1037筆を、カバクチュランNPT会議議長とドゥアルテ国連上級代表に届けました。「これは私たちの意志であり希望です」「核兵器禁止・廃絶条約を必ず」との言葉が添えられました。

 目録だけでなく実際に積み上げた「署名を見たいんです」「明日から始まるNPT議長です!」と、決意みなぎる両氏の姿に感動しました。

 3日はキング牧師が反戦演説をしたことでも有名なリバーサイド教会でピースコンサートがありました。壁一面のステンドグラスに囲まれての合唱は一段とおごそか。最後に一同で「ウイシャル・オーバーカーム」を歌いました。

 続いて「核兵器禁止・廃絶のプロセスをいかに踏み出すか」をテーマに公開シンポジウムがありました。

 「日本にいた時の広島・長崎は忘れられない。日本ほどそれを伝える素晴らしい国はない。チャンスが今訪れている。」(ヒジャム・バドル)「人類の生存を政府にだけまかせておいてはいけない。皆さんの署名活動はこの運動を後押ししている。」(ジョゼフ・ガーソン)等の発言が心に残りました。

 予定にはなかった共産党の志位和夫委員長が登場しました。氏は「NPT会議への要請文を政府代表やNG0に精力的に渡している」「内容は、(1)2000年のNPT会議での核保有国による核兵器廃絶のための『明確な約束』を再確認することと、(2)核兵器廃絶のための国際交渉を開始する合意をつくることだ。」と話されました。

 後日、全米法律家協会で行われた志位氏の講演記録を読んでも、これが政府代表ならと思わずにいられない。それに比べて日本の政府はと…。

 活気に満ちた街で元気をもらった一週間でした。

投稿・広瀬ミサ子(医療 生協さいたま新座支部)
核兵器のない世界を ニューヨークでパレードする日本代表団(中央が広瀬ミサ子さん)
核兵器のない世界を ニューヨークでパレードする日本代表団(中央が広瀬ミサ子さん)
憲法九条が日本をまもる抑止力
伊藤岳

「どこに行ってもよく聞いてくれる」「立ち止まって聞いてくれる人が増えた」・・連休中、同行してくれたアナウンサーの感想です。

 普天間基地問題で首相は「抑止力を学ばせてもらったら難しいと判断した」と言いました。

 「抑止力と言うなら、戦争をしないと決めた憲法九条こそ日本を守る最大の抑止力ではないでしょうか。だいたい米軍基地のある沖縄は、戦後ずっといのちの危険と隣り合わせだったじゃないですか。いのちの危険そのままに安保も何もないじゃないですか!」私の訴えに拍手がおきました。

参院選埼玉選挙区予定候補 伊藤 岳(いとう がく)

青年も、元青年もご一緒にいきましょう!
全国青年大集会 2010
5月16日(日)午後1時から 明治公園

<バス時刻表>
 9:00志木駅
 9:15新座駅
全国青年大集会 2010
”埼玉・経済懇談会”にご参加を
 新座市内の約4000事業所のうち、約7割が赤字。本当に深刻です。

 日本共産党は「深刻な経済危機をどう打開するか」「経済危機のもとで政治は何をすべきか」を探る『経済懇談会』を東京、大阪で開催し各界から好評を博しています。

 いよいよ埼玉でも下記のように、5月19日『埼玉・経済懇談会』を開催致しますので、ふるってご参加ください。経済、雇用、農業、社会保障を立て直し日本経済再生の道を探ります。

『埼玉・経済懇談会』

日 時 :5月19日(水)午後6時30分
会 場 :浦和ロイヤルパインズホテル4階
規 模 :350人
内 容 :経済危機打開への5つの提言
問題提起:大門みきし、紙とも子参院議員、塩川てつや衆院議員
自由発言:フロアーから
市役所は”いのちと暮らしの砦”の役割を!
自治体要請キャラバン 25日午後2時から
昨年の埼玉県社会保障協議会(社保協)の自治体要請キャラバン
昨年の埼玉県社会保障協議会(社保協)の自治体要請キャラバン

 埼玉県社会保障推進協議会(社保協)が毎年実施している自治体要請キャラバンが5月17日から始まります。新座市は25日(火)午後2時から各福祉課との懇談です。

 今年の主な懇談内容は下記の5項目です。

 埼玉県は全国一の医師不足など問題がある一方、今年度は後期高齢者医療保険料を引き下げるなど、社保協の自治体要請キャラバンの運動が力になっています。

 住民の命と暮らしを守る最後の砦である自治体がその役割を果たすよう求め懇談します。多くの方がお気軽に参加し市に切実な声を届けましょう。

1、国民健康保険税を引き下げてください。
2、要介護度認定に際しては、実態に即した認定がされるようにしてください。
3、地域生活支援事業の利用料は原則無料にしてください。
4、保育所の待機児童を早急になくして。子ども医療費助成制度は中学3年生まで拡大してください。
5、憲法25条及び生活保護法の徹底をはかってください。
事前学習会は17日
 新座市社会保障推進協議会では、5月17日(月)午後7時より、野火止公民館でキャラバンに向けて学習会を行います。講師は県社保協役員です。
「単価が3割減」
「仕事が欲しい」社長の声を聞く
 党新座市議団は、市商工会、JAあさか野農協、中小企業家などを訪問し、経営状況を伺いながら『経済懇談会』をご案内しています。

 製本関係の社長さんは、「仕事はあるから何とかやっているがこの3年間で単価が25%も下がった。従業員の半数以上が60歳以上だが、長く働いてきた人の首は切れず、給料を下げてもらっている。機械リース代の猶予は助かる」と語ってくれました。

 ある商店会の会長さんは、「70店舗が加入していたが今は半分に減った。先の見通しが立たないため後継者がいない。国民の購買力が上がる政治をしてほしい。共産党には今度の選挙で頑張ってほしい」と激励してくれました。

 また教材部品会社の社長夫人は、「共産党は底辺の人の事を良くやってくれるが、生活保護ギリギリでがんばっている私らみたいな自営業者向けの政策を出せばもっと伸びると思う」と語ってくれました。
これで 市民が元気になれるか?
『新座市第四次総合振興計画案』に思う
 新座市のこれから10年の将来像を決める「総合振興計画」に今、市民から意見を募集しています。私は審議委員としてこの案に反対を表明しました。

 理由は「これでは市民は元気になれない」でした。

 審議会案の特徴の一つは「高齢者福祉の充実」「子育て支援の推進」など普通のことは並べてあるが、よく見るともう古くなった自公政権時代の「自助・共助・公助」の理念の強調や、健全な財政確立のために使用料・負担金の見直しなども明記しています。

 二つ目の特徴は、庁内素案の字句修正には応じるが、政策の根幹修正には絶対に応じないシステムです。例えば、学校教育の充実に「少人数学級制が必要」という意見は採用しませんでした。

 審議会に諮問する庁内素案の作成には約五百万円の予算でコンサルタント企業が関わっています。

 私は、専門企業の関与一般を否定しませんが、新座市の中堅幹部職員の熱意と能力、市民の頭で市の将来を創る方策を考えるべきだと感じました。
 
 10カ年を展望する「総合振興計画」。一番必要なことはこの計画の中心に、「市政の主人公は市民である。市政の基本方針は市民の暮らし向上に力をつくすこと。」この太い考え方をしっかりすえることだと思います。

(栗原 冨家)
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