日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.5.22  No.1415
日本共産党新座市委員会
市内業者(5社)に発注
小中学校のエアコン整備 約1億7700万円
 子どもたちの学習環境改善のため、小中学校23校の普通教室等への冷暖房の設置工事が進んでいますが、電気エアコン7校中、5校が市内電気事業者に受注されたことがわかりました。

片山小は小正電業(株)栗原一丁目等

 片山小(小正電業株・栗原一丁目)、陣屋小(吉田電気・畑中一丁目)、第三中(司エンジニアリング株・大和田一丁目)、第四中(ハラデン・新堀一丁目)、八石小(馬場電気・栗原三丁目)の5社の電気店です。
 市内5社の落札額は合計で1億7741万円となり、地域経済活性化の一助となる見込みです。

 日本共産党は、「景気が悪く、市内業者は仕事がなく苦しんでいる。市の仕事も一般競争入札では他市の大手業者にとられてしまう。エアコン設置は市内業者の指名競争入札を実施すべき』と繰り返し主張してきたことが実現しました。  新座市は従来3000万円を超える事業は一般競争入札でしたが、今回4500万円ほどのエアコン設置工事も市内業者の指名競争入札がおこなわれ、市内業者の受注機会の拡大が図られました。

ガスエアコンは日立キャピタル(株)とリース

 新座中と野寺小の電気エアコン設置は5000万円を超えるため、ダイレクト型一般競争入札がおこなわれ、それぞれハヤサカ電気株(朝霞市)、橋電株(所沢市)に決定しました。

 また、大和田小など16校は東京ガス利用の冷暖房で、競争見積合わせの結果、日立キャピタル(株)と10年間のリース契約を締結。落札額約6億4580万円は予定価格の65%でした。
エネルギー自給率高めよ
アメリカ言いなり転換を
質問する吉井英勝衆院議員
吉井英勝衆院議員
13日-衆院経済産業委員会

 日本共産党の吉井英勝議員は13日の衆院経済産業委員会で、「戦後日本のエネルギー政策がアメリカによって歪められてきた。エネルギー自給率を高めよ」と求めました。

 吉井氏はまず、原発の燃料となるウランの大半がアメリカからの輸入濃縮ウランであることを指摘。細野哲弘資源エネルギー長官は「米国が一番多い」と認めました。

 吉井氏は「戦後日本のエネルギー政策をみると、終戦直後の日本復興の柱は国内の石炭だったが、1960年に炭鉱がつぶされ、米国の石油メジャーの原油に頼るようになった。その後、アメリカが日本に原発を売り込みを図ると軽水炉を導入して原発推進に転換した」「アメリカ言いなりでエネルギー自給率は4%。非常に深刻な事態だ」と指摘。「再生可能エネルギーの普及、地熱や国産メタンハイドレード等の活用を含め自給率を飛躍的に高める取組みが必要だ」と強調しました。

 海江田万里経産相は、自給率の低さを認め、今後「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」などを進める意向を示しました。

差別と戦争をなくすために
新婦人新座支部が第22回大会
 5月15日、第22回新日本婦人の会新座支部大会が開かれ工藤市議と参加しました。

 第一部では、ヒブワクチン助成など命を守る運動を報告、今後も社会保障や産直、平和、男女平等など、いのちと暮らしを守る新婦人の運動方針と役員を決定しました。

 第二部では、俳優座女優で日本平和委員会代表理事の有馬理恵さんが「差別と戦争をなくすために」と題して講演。自らの生い立ちにも触れながら、一人芝居「釈迦内柩唄」とフィリピンの従軍慰安婦裁判の芝居の一幕を演じ、演劇の力で差別をなくし、人間の尊厳を守るという熱い思いが伝わってくる講演でした。

(記・石島市議)
いのち守る拠り所に
生活と健康を守る会新座支部が総会
 5月14日、生活と健康を守る会新座支部の第二回総会が行われました。

 前半は、市の担当者から「新座市住宅リフォーム助成制度」を学習。家のリフォームを市内業者に頼めば、5%10万円の助成がある制度で、介護保険の住宅改修20万円と組み合わせて使えばかなりの改修ができます。

 第二部では、「生活保護基準の引き上げ」「最低保障年金制度の確立」「一人暮らし高齢者の緊急通報ペンダントの無料交付」などの運動方針と役員を決定しました。

(記・広瀬ミサ子)
施設での生活 約4割が満足 部屋の広さと入浴に満足
「新座市日常生活圏域ニーズ調査」から
 「新座市日常生活圏域ニーズ調査」は65才以上のすべでの方、3万2165人を対象に行われました。(回収率65.2%・在宅の一般高齢者2万0256人、施設入所者701人)
 以下は、施設入所の701人の結果報告からの抜粋です。 701人の内訳は、男性237人、女性464人。 75才以上が83.7%、回答者の7割が家族です。
※ 画像をクリックすると拡大表示します↓
「新座市日常生活圏域ニーズ調査」から
「年金が少なく介護保険料が高い」「特養ホームを増やして」など
《自由記入欄から抜粋》
介護度4の義母の介護は本当に大変です。年金がなく収入が一切ありません。施設に預けたくても無理です。デイサービス、ショートスティで介護者の負担を軽くしていますが、おむつ代、病院と費用が大変です。(女性・90才以上)
年金が低い。月額5万5千円に対し、介護保険料が高い。年金少なくなり生活が大変です。介護保険料を上げないで下さい。下げてください。(女性・70才〜74才)
母は胃ろう手術を受けていて介護保険サービスは受けれらない状態なのに(特養や老健施設には入所できない)保険料を支払うのは不合理。(男性65才〜69才)
実際に家族を介護している場合は保険料を免除すべきである。(男性・70才〜74才)
特別養護老人ホームをもっと増やして入所しやすくしてほしい(女性・90才以上)
受けられる制度の内容を役所まで聞きに行かなくても分かるように具体的な説明が載ったパンフレットを一軒に一枚配布してもらいたい(女性・65才〜69才)
今まで長く介護保険を払っていますが、いざ自分の利用したい時にはなかなか利用が難しいと聞き、それでは困ります。そのために払い続けているのですから。(女性・65才〜69才)
介護認定で要支援1になり、楽しみにしていたデイサービスを一回に減らされ入浴も出来なくなった。入浴は自宅では危険と言われ困っでいる(女性・90才以上)
徒歩で行ける体育館(大泉学園)を利用させて貰っているが、都民と同じ料金で利用できるよう補助金を出してほしい。新座市はプールがないし、体育館に行くにも車がないと無理。交通が不便である。(女性・65才〜69才)
今、デイサービスを週一回受けていますが、費用の点でそれ以上は受けられないのが残念です。(男性・80才〜84才)
私はいま、歩けなくなってどこに行くにもシルバーカーを利用していますが、坂道など大変です。難しくないリハビリで手足の運動などを教えて指導していただける施設があれば行きたい。何とか歩ける様になりたいと願っております。(女性・80才〜84才)
相談の方法が分からない。どこに連絡するのですか。日常生活に支障が出来た場合の方法を具体的に教えてもらいたい(女性・70才〜74才)
認知症になって7年(アルツハイマー型)現在はクループホームで日中はデイサービス、夜は泊まりの毎日ですが、費用が嵩み大変なのが現実です。特養ホームを三ヵ所申し込んでおりますが、未だに入れません。早めの入所をお願いします。(男性・65才〜69才)
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