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後始末のできない原発 作ってはならない |
「子どもたちに原発のない未来を」肥田ゆたか医師が講演 |
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7月16日、「子どもたちに原発のない未来を」をテーマに講演会が開かれました。
講師の肥田ゆたか氏(元埼玉共同病院長)は、安全でクリーンで安いと宣伝されてきた原発の「安全神話」のウソを一つ一つ解明しました。
放射能の内部被ばく、低線量被ばくについては確定的なデーターがなく「どこまでが安全か」「将来どう影響が現れるか」など医師として言いきれず、20年30年先まで見て行かなければならない。ただはっきり言えることは、今の人類は使用済み核燃料を何千年も冷やし続け保管する技術を持っていないことだ。作ることはできても後始末ができない原発は作ってはならないものだと医学的見地から話されました。
また世界の常識からみても活断層の上に原発を作る日本の異常さを告発。
環境省が自然エネルギーでまかなえると資料を出していること。日本の技術者の英知を集めれば送電のロスを少なくし、蓄電の技術を開発できる。原発にかけてきた金を太陽光や水力、風力発電にと発想の転換をすべきと話されました。
参加者から「被災地の農産物を食べる不安と風評被害をどう考えたらいいのか」等の質問も出され、よい学びの場となりました。 |
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