日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2011.11.13  No.1440
日本共産党新座市委員会
後期高齢者医療保険料の引き下げを
県広域連合議会で工藤議員が主張
 11月4日、埼玉県後期高齢者広域連合議会が開かれ、工藤議員が一般質問で、1平成24・25年度の保険料の引き下げ、2減免制度の活用状況、3健康診断の受診率の向上、などを質問しました。

 埼玉県の保険料は昨年2621円引き下げましたが、「平均7万1609円」は未だに全国第6位という高さです。
 工藤議員は、「物価スライドなどで年金は下がり続けており、次期保険料を引き下げすべき」と主張。
 須田広域連合長は、「保険給付基金残高は100億円強あるが、一人当たり医療費は毎年伸びており慎重に考えたい」と答弁しました。

滞納者は1万人以上 所得ゼロが6割

 保険料の滞納者は1万0656人で、所得ゼロが約6000人と6割を占め低所得者ほど払えない現状が明らかです。基金は今まで払い過ぎた保険料等ですから引き下げは当然です。
 一部負担金(病院での窓口医療費)の減免制度もありますが今年は申請ゼロでまったく活用されていません。須田連合長は「申請がないのは理解されていないからだ。全員に小冊子を配布する。入院中の本人だと分からないので、ご家族にも周知したい」と答弁しました。
 工藤議員は健康診査について、「受診率が東京は50%だが埼玉は28%と低い。検査項目に心電図と貧血検査を追加したことをアピールせよ」と求めました。
 県内の75才以上の方60万人の医療と健康、保険料負担がかかっている議会なのに工藤議員以外、誰一人質疑もしないという異様な議会でした。
安全安心まもる建設産業 再生に向け公契約法実現を
消費者特別委員会で質問する大門参院議員
消費者特別委員会で質問する大門参院議員

 11月2日(水)、生活関連公共事業連絡会議(略称・生公連)のみなさんと懇談し、地域の安全・安心を守る建設産業の再生にむけて意見交換をおこないました。
 生公連のみなさんから、建設労働者の賃金や労働条件、特に地方の中小零細企業の経営の改善が急務であるとして、実態が報告されました。
 日本共産党からは、穀田恵二衆議院議員も参加し、公契約法の実現など政策課題の前進のためにともに頑張りましょうと確認しあいました。

小中学校の放射線量 詳細調査・除染が終了
 小中学校の空中放射線の詳細調査が11月4日に終了し、結果が7日に市ホームページで公表されました。
 各校でそれぞれ20〜50カ所選んで測定。基準値(毎時0・246マイクロシーベルト)を1カ所も越えなかったのは、新堀小、池田小、石神小、東野小の4校のみでした。
 最高値は新座小のプール堆積土砂の廃棄場所で1・878でした。四小、新座中、二中からも1・0を越える値が測定されました。いずれの学校でもプール堆積土砂の廃棄場所や雨樋の下など雨水落下地点で高い値が測定されました。土砂を除去し入れ替え等の対策後は低い値になっています。

 11月4日、第三中の測定と除去作業が市議に公開され、私も参加しました。第三中では3箇所が基準を超えましたが、いずれも雨樋が壊れているところでした。

 教育長は「12月議会の補正予算等で破損している雨樋は修理する。全小中学校の測定結果は教育長と各学校長の連名で保護者にお知らせする。」と話しました。
 市民環境部長は「学校が終了したので、保育園や公園などの詳細調査も急いで完了させたい。」と話しました。市内217カ所の公園は、7日現在で121カ所測定しています。池田三丁目児童遊園の1地点で0・378と基準値を超え除染、他は基準値以下です。

(記・笠原市議)
秋恒例「手作り文化祭」開催
日本共産党 栄・池田後援会
 11月5・6日、秋恒例の日本共産党 栄・池田後援会「手作り文化祭」が11回目を迎え、116人の参加がありました。

 絵、書、写真、短歌、手芸、工芸など58名と1団体から114点が出品され、合評しあい楽しい時間を持つことができました。

「うたごえ喫茶」「生け花教室」「転倒予防教室」など充実した2日間でした。

(実行委員会)
「国保税・介護保険料引き下げ」がトップ
《市民アンケート集約結果 続報》
 前号につづき、「市民アンケート」結果を報告します。
問8、「生活道路の改善」も多数
 問8では市民の皆さんの切実な要求を知るうえで、18項目をあげてそのなかから3つの要求に限定して○をつけていただきました。
 「国民健康保険税、介護保険料の引き下げ」が全回答者の42・1%を占めてトップ。つづいて、「歩道の整備、生活道路の改善」30・9%、「高齢者福祉の充実」25・5%でした。
 年代別の要求内容の違いを調べてみると、若い年代層は、「生活道路の整備」、「保育所の増設」、「緑地の増設・公園の整備」などが切実な要求になっていることがうかがわれました。日本共産党の市議団もこれらの要求を分析して今後の活動に生かしてまいります。
問8、新座市政に特に力を入れてもらいたいこと
問9、「にいバス」はルート増・本数増が必要
 にいバスについての意見は、「1時間に1本は必要」36・1%、「運行ルートを増やしてほしい」33・2%などとなっています。
問9、にいバスについてのご意見
問10、「子育て」に切実な要望
 子育てや教育についての要望は、「24時間安心の小児救急医療体制の充実」がトップで、35・7%、つづいて「通学路の安全確保などの防犯対策」31・7%と上位は子どもの健康と安全の要求がならび、つづいて教育費や保育料など負担軽減の要求がならんでいます。
問10、子育てや教育について望むこと
問11、高齢者・障がい者は「負担軽減」と「施設充実」
 高齢者・障がい者の要望は、介護保険料、利用料の引き下げ、医療費の軽減などの負担軽減を求めるものと、特養、グループホーム、働く場など施設の拡充を求める切実な要求が出されています。
問11、高齢者や障がい者福祉で充実してほしいこと
問12、「大型道路」より「生活道路」を
 市財政への負担も大きく環境破壊につながる都市計画道路が市内の多くの地域で着工されようとしていますが、まちづくりへの考え方を問いました。生活道路、公園など子育てを安心して行える環境づくりに高い関心があることがうかがえました。
問12、まちづくりで優先するものは何
問13では、「国政・市政に関するご意見や日本共産党への要望等をたずねました。

○新座市は環境も良く、住み良い所なのに、今一歩活気が無い様な気がします。又、大きな病院をもう少し増やしてほしいと思います。他県に行かなくて新座の中で通える楽しめる公園等も希望します。(60代・女性)

○たとえ少数派であろうと、日本共産党が問題を問うていく姿勢は、日本のこれからにも意義があると思います。頑張ってください。

○福島県の原発を止めて下さい。よろしくお願いします。早く福島県大熊町に帰りたいです。今はアパートにはいっています。毎月家賃が高いので早く原発を止めて下さい。お願いします。(50代男性)
 詳しい内容はリーフレットにまとめてありますので、ご希望の方にはお届けいたします。
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