日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.9.9  No.1481
日本共産党新座市委員会
新座市庁舎(低層棟)をどうする?
震度6で崩壊?
新座市庁舎(低層棟)をどうする?
本庁舎1階 市民課、議場などが倒壊か?

 昨年の3・11大震災の時、市役所庁舎も大きく揺れ、上層階はテレビやファイルが落下散乱、議場は天井が剥離するなどしました。

 その後市庁舎の耐震診断をおこなった結果、本庁舎の低層棟(1階市民課、2階・議場、議員控え室、市長室など)のIS値が特に低く、震度6強〜7規模の地震で倒壊、崩壊する危険性があることがわかりました。第二庁舎(5階建)は問題ありませんでした。

 本庁舎(8階建て)は築40年を経過していることもあり、耐震補強工事だけをおこなうのか、老朽化とバリアフリー化の大規模改修工事も合わせて行うのか、それともこの際、本庁舎を建て替えるのかなどについて次の6つの案が議会に示されました。

耐震補強工事? 建て替え工事?

 1案は本庁舎の耐震補強工事のみをおこなう。2案は、本庁舎の耐震補強と併せて大規模改修をおこなう。3案は、高層棟の耐震補強工事と低層棟の建て替えを行う。4案は、高層棟の耐震補強と大規模改修工事、低層棟の建て替え。5案は、仮設庁舎を作り本庁舎全体を建て替え。6案は別敷地(野火止など)を取得して本庁舎を建て替えるの6案で、総工事費は、6億〜63億円と試算しています。

 市は、「耐震補強工事だけでなく老朽化対策として大規模改修をおこなう案1が望ましい。または将来を考え本庁舎を全部建替える案5が望ましいが、財政負担や通常業務への影響がある」としています。

 市民にとっても市民サービスや財政負担がかかる大事な問題なので、議会も特別委員会をつくって検討する予定です。

 皆さんのご意見をお寄せください。
本庁舎耐震化整備方法6案
このまま進むと困っちゃう人々の会
困っちゃう人々の会を激励する塩川議員
困っちゃう人々の会を激励する塩川議員

 貧困問題に取り組む「このまますすむと困っちゃう人々の会」が首相官邸前で7回目のスタンディングアクション。「生存権を守れ」「命を削る政治をやめよ」と怒りの行動を激励した。

 自立生活サポートセンター・もあいの稲葉剛さんが「消費税増税、社会保障制度改革推進法を強行した3党合意をすべて白紙に戻せ」と要求。仕事帰りに初めて参加した女性やインターネットで知り参加した女子学生らがリレートークにじっと耳を傾けていた。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員

朝霞地区(新座、朝霞、志木、和光)の小児救急確保へ
慶応医学部が埼玉病院へ小児科医を3名派遣
 「夜、子どもの具合が悪く、志木市民病院にお世話になったことがあります」など、市民に利用されていた志木市民病院の小児救急医療が8月から入院患者の受け入れを休止し、不安が広がっていました。

 新日本婦人の会新座支部は「市民病院の存続と小児救急医療の確保を求める署名」約1万1000筆を富士見支部、志木支部と共同で提出。共産党県議などと強く申入れてきました。

埼玉病院が全面的に受け入れる

 こうした市民の声があり、8月から小児救急の空白が生まれないように、埼玉病院(和光市)が全面的に受け入れ毎日対応しています。
 朝霞地区4市市長会は埼玉病院に対して小児救急医療支援事業費補助(199万円)病院群輪番制病院運営費補助(277万円)等を増額するとともに、寄付講座設置による支援に合意しました。

 また、慶応大学医学部が10月から小児科医3人を埼玉病院に派遣することも明らかになりました。慶大医学部に寄付講座が開設され、県と朝霞地区4市が1500万円ずつ計3000万円を年間補助する予定です。

イムス富士見総合病院も小児救急に

 また、埼玉県はイムス富士見総合病院(富士見市)での10月以降小児救急の受け入れ実施を働きかけています。市長会は救急医療圏が異なるこの病院を朝霞地区の小児二次輪番病院として位置づけ、財政支援を行う方向で合意しています。
校庭、園庭の土壌中の放射性物質を測定
 共産党が要望していた子どもたちが遊ぶ校庭、園庭などの土壌調査が行われ、その結果が公表されました。市は小中学校、保育園、児童公園など40カ所の公共施設を測定。他市より測定値が高かったため、検体を精度の高い核種分析ができる検査機関に委託したところ、市の測定機器(ベクレルモニターLB200)は自然界に存在する放射性物質カリウム40を感知するためと説明しています。土壌の基準は現在定められていない中で、他市と同程度の測定値と報告されました。
※ ↓ 表をクリックすると拡大表示します ↓
校庭、園庭の土壌中の放射性物質を測定
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