日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.7.27  No.1577
日本共産党新座市委員会
安倍政権打倒、ご一緒に
日本共産党演説会に会場いっぱいの参加者
市田忠義副委員長

 7月20日、日本共産党西部東地区委員会は、市田忠義副委員長を迎えて新座市民会館で演説会を開き、会場いっぱいに約900人が参加しました。
 
 市田氏は、「安倍政権は戦後最悪の反動政権」と告発。集団的自衛権の行使容認や、消費税増税、原発再稼働などの暴走は「後は野となれ山となれの暴走だ」と強く批判。
 さらに、日本共産党は、「未来に責任を負う確かな綱領と、92年間国民の命を守って闘ってきた不屈の歴史、地域に根ざした草の根の組織を持つ党だ」と紹介し、「入党して一緒にたたかいましょう」と呼びかけました。

ソプラノ歌手太田真季さん

 一斉地方選挙に挑む石島よう子市議をはじめ、各予定候補が決意を表明しました。

 第一部ではソプラノ歌手太田真季さんが「百万本のバラ」等を熱唱して聴衆を魅了。会場では32万円もの募金が寄せられ入党者も相次ぎました。

「戦争イヤなら共産党」のキャッチコピーを
市田さんはテレビで良くみかけ、本当につっこみがよく大好き。今日お話しが聞けて参加して良かったです。
大講堂を埋め尽くすほどの参加者で党と共に歩む姿が見えて満足しました。私たちの説明不足で理解を得られていないところもありますので、わかって頂けるよう努力する以外ないと思いました。
日本共産党が政権を獲らなければ日本はよくならない。危険人物・安倍内閣が即倒れることを毎日祈っています。私は82歳。生きている内に実現することを期待しています。
成人になってからすべて共産党を支持してきましたが、今回の講演を聞いて私の考えが間違っていなかったと思えた。
「戦争イヤなら共産党」というキャッチフレーズを流すべきだ。
安倍政権の暴走を「危険運転致死罪」とたとえたのはうまい!本当にその通り。ハンドルが右にしか回らない。自分も友人に話す時に使わせてもらいます。
元陸上自衛隊員がゲストスピーチ 21日北浦和公園
集団的自衛権行使容認に反対する「オールさいたま市民集会」
 「大きな過ちを二度と繰り返さない。実名で色々な場で発言しています」こう訴えたのは元陸上自衛隊3等陸曹・レンジャー部隊員の井筒高雄さんです。
 1992年のPKO法成立に伴い依願退職したことに触れ「日本への直接・間接侵略に対して国を守るという誓約書にはサインしたが、海外の日本と全く関係ない所で戦争をしろというのは明らかな契約違反だ」と強調しました。

 安倍首相は国会で「戦闘が行われれば自衛隊は活動を中止・中断して引き揚げる」と答弁したが、「戦争する、人を殺すというのがどういう事なのか全く想像力が働いていない」と批判。
 「だまされず、ぶれず、萎縮せず継続して皆さんと共にたたかい、安倍総理の暴走を食い止めたい」と訴え大きな拍手に包まれました。  
 
(7月23日付 赤旗)
固定資産税などの返還期間を20年間に
新座市が過誤納付返還「要綱」を改正
 市の過失が明らかの課税誤りで、市民が多く納税した場合の返還期間が、今までは最長10年間でしたが、今回の賦課誤り事件から検討して、最長20年間分を市民に返還することに『要綱』を改正することになりました。

 平成22年6月3日の最高裁判決「公務員が職務上の法定義務違反で課税誤りとなった場合は、国家賠償法請求の対象となる」という判決が下されたのを根拠としています。(国家賠償請求は20年間)
 市は、「すでに過誤納付分を返還したケースについても、20年間分まで追加で返還させていただく」とし、返還額の算定作業をおこなっています。
過去5年間の過誤納付の返還金
えっ 保険料が10倍に!
75歳以上の「未申告者」には丁寧に援助を!
 「父親(76歳)の後期高齢者医療保険料が、去年は4千2百円だったのに、今年は4万円以上に?」
 保険料が突然10倍に高くなったので、息子さんが驚いて調べてみると、父親ご本人が「市県民税の申告」をしていなかったので、4万2440円の均等割額が全額課税されたためと分かりました。
 昨年は、父親は息子の扶養に入っているという申告をしたため、9割減免になっていました。「今年も同じく息子が扶養している」と長寿支援課に申し出ると簡単に4千円台に戻りました。

 市民税課は、「扶養の関係は毎年リセットしている。未申告だと所得が分からない。申告してください」の一点張りです。しかし、市県民税の申告書を75歳以上の方すべてが、きちんと書けるでしょうか。
 共産党は「75歳以上で一人暮らしや認知症の方もいる。未申告者が316人いるそうだが、一人ひとりと連絡を取り、課税は正確にしてほしい。固定資産税で税金への信頼が揺らいでいる時だ」と要求しました。
プライバシー保護に配慮
青梅市と町田市の新庁舎を視察
市議会新庁舎建設検討特別委員会
 市役所新庁舎の建設に伴う『基本計画』策定が終了し、庁舎建設に向けての動きが具体化し始めています。
 市議会の「新庁舎建設検討特別委員会」は7月11日、青梅市と町田市の新庁舎の視察研修をおこない共産党市議団から笠原、朝賀、あしの3市議が参加しました。
新庁舎の視察研修

 青梅市役所は、延床面積が2万2097・76平米、鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階地上7階と4階建てで総事業費は約73億円。 新庁舎の特徴は、「1市民の方が日常的に利用する窓口を1階にもとめ、利用しやすい庁舎、2視覚障がい者に白杖認識音声誘導システム、トイレ内音声案内など。聴覚障がい者に非常時の手点滅機能および非常文字表示装置、また、各階に多目的トイレを設置するなどバリアフリーに配慮、3地震等の災害時に防災拠点として機能する免震構造、4地中熱利用や太陽光発電、雨水の再利用等の自然エネルギーの活用とともに、自然換気システム導入や屋上緑化を図り、環境に配慮している」と市担当者から説明がありました。

 現在の新座市の庁舎は各課の窓口が狭く、隣の方の会話等も聞こえてしまうなど、プライバシーの関係からも問題ですが、青梅市も町田市もすべての窓口は「ローカウンター」でお互い座ってゆっくり対応でき、隣の窓口が離れていて個人情報への配慮がしっかりしているのが印象的でした。
 また、議会関係では小さいお子さん連れでも傍聴できるようガラス張りの個室の「専用スペース」が設けられているのが印象的でした。
 今後、新座市の庁舎建設に参考になるものも沢山あり、基本設計などにしっかりと反映させていきたいと思います。  
 
(記・あしの修市議)

ブロック塀などの撤去助成を
市長「生け垣設置助成制度の改善を考える」
石島陽子議員
石島陽子議員

 石島議員は6月議会一般質問で、大谷石の塀などは震度5クラスでも倒壊する例があるという専門家の話を紹介し、「防災対策として、ブロック塀・石塀の安全点検について啓発を進め、改修、撤去のための助成制度を実施するよう」求めました。
 市長は「国でブロック塀等の改修、撤去の判断基準が明確化されていないため、現在新座市で実施している生け垣設置奨励助成制度を活用したい。地震対策、安全対策に大きく寄与すると思うので、使いやすい助成制度にしていくことは重要だ。補助額の検討と合わせて、ブロック塀、大谷石を撤去することで補助金が出るよう制度の改善を考えたい。啓発もしっかりやらせていただきたい」と答弁しました。

来年4月に保育園定員が135人増
法人保育園の新増設で
保育園待機児童数

 法人保育園1園が新設、2園が建替えを行う等のため、来年4月の保育園定員が135人増えることが市から報告されました。建設費はいずれも国の安心子ども基金等を活用し2015年4月1日に開園予定です。

 7月1日現在でも保育園待機児童は左表のように137人もいます。
 新設されるのは『(仮)野火止5丁目保育園』で、現在ふえありーている保育園を運営している社会福祉法人なごみ会が運営。建設予定地は、神明神社とふえありーている保育園の中間地で定員は73名です。

 建替えは光保育園(新堀)と、やまびこ保育園(新座)の二園です。
 光保育園(運営・社会福祉法人千曲会)は、新堀小学校西側隣地の土地約3000平米の一部を市が借り上げ、光保育園に転貸しする内容で建替え、定員は90名です(30名増)。

 やまびこ保育園(運営・社会福祉法人豊の会)は現在の敷地内で建替え、定員は102名(12名増)です。
現在栗原3丁目に建替え中の市立第2保育園も定員が20名増え、合計135名増は待機児童解消の一歩です。

大規模化している新堀放課後児童保育室にも光が

 また、大規模化が課題となっていた新堀放課後児童保育室について、市は新堀小学校西側隣地の残地を来年度購入して、保育室用地としての活用を検討していることも報告されました。

(仮)野火止5丁目保育園 光保育園(新堀)
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