4日、原水爆禁止世界大会総会で来賓挨拶した俳優の宝田明さんは、「被爆70年の節目の年に身の引き締まる思いです」と切り出しました。
東宝が1954年に製作した「七人の侍」と「ゴジラ」。自身が主演し、当時大ヒットした「ゴジラ」は、広島、長崎に続きビキニでの水爆実験で被災した第五福竜丸事件を目の当たりにして、「黙っているわけにはいかない。世界に警告を発することができるのは日本しかない」と、製作の思いを語りました。
今の日本に話題を転じた宝田さんは、「日本は被爆国であり、憲法第9条を持ちながら、それがなし崩し的にどんどん大地の中に埋もれていくような危うい時期だ」と表明。
「今、日本国中で夜も寝られないで悩んでいるのは、おそらく安倍さんではないか」「安倍さんに申し上げます。もう白旗をあげなさい」と宝田さんは語り、最後に平和への願いを込めた自作の歌を披露。大きな手拍子が起こりました。
(しんぶん赤旗 8月5日付より)
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