日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2016.9.4  No.1681
日本共産党新座市委員会
9月議会はじまる
東久留米志木線(1440m)が全線開通に
野寺小に二つ目の放課後児童保育室
9月議会日程

 新座市議会第3回定例会は8月30日に開会されました。市長が提出した議案は20件で、条例2件、補正予算8件、決算8件などです。大和田二・三丁目土地区画整理事業に関連して条例4件、予算3件が追加提出されます。

 条例改正では、老人福祉センターと第二老人福祉センターの夏季(7月〜9月)の利用時間を4時から5時までに延長。笠原進市議が提案したものがようやく実現します。

 一般会計補正予算は10億9938万5千円を増額し、総額を488億2676万2千円とするもの。

 主な事業は、1都市計画道路・東久留米志木線の地権者との交渉がようやくまとまり、用地購入費など約5108万円を計上。都県境から水道道路まで1440mが全線開通することになります。2野寺放課後児童保育室の増設にむけた改修工事設計費57万円。3東野小と新座小の校庭に芝生を設置1220万円。4新座中の公共下水道切り替え工事4104万円。5野火止浄化槽跡地にバス折り返し場整備費2134万円。6野火止四丁目に保育園新設補助、野火止五丁目にあるふぇありーてーる保育園の増築補助。2675万円。7恵山通り今泉福寺通りの拡幅整備費などが計上されました。

 大和田二・三丁目土地区画整理事業特別会計予算がこの議会からスタートします。100億円を超える大型開発予算です。
 新座駅北口土地区画整理事業も実施中で、同時に100億円規模の事業は福祉・教育などへのひずみが生じかねません。
 共産党市議団は、大型開発を見直し、市民の暮らしを守ることを最優先すべきと論戦します。議会傍聴においで下さい。

補正予算 主な事業
「床上浸水7世帯」中野、大和田の市民など
大きな被害を与えた台風9号
 8月22日の台風9号で新座市内各地に浸水や道路冠水が発生し、児童や園児154名が公民館などに一時避難しました。
 特に柳瀬川や中野川、坂の下川周辺の中野、大和田地域は床上浸水や車の水没など大きな被害が生じました。
 市は22日午前6時15分に待機体制を取り、12時半に避難所を42力所開設。土砂災害警戒区域の129世帯に避難指示を発令しました。「警戒情報等はエリアメールを使って発信し避難対象者には電話で連絡をした」としています。
 市民の生命・財産を守るため、災害時の緊急対策を検証していきます。
被害状況
公共事業で、適正な下請け労賃を
共産党市議団、埼玉土建新座支部の現場調査に同行
新庁舎建設の元請け「銭高組」と懇談
新庁舎建設の元請け「銭高組」と懇談
 8月25日に、埼玉土建新座支部は市内現場調査行動に取り組みました。
 公共工事の1新座市新庁舎2大和田小学校増築工事の二現場は、事前に新座市議会の各会派と担当部署に申し入れを行い、現場調査への同行をお願いしました。
 出発前に、4年連続で引き上がった設計労務単価と、実際現場で働く労働者の賃金とを「ズバッと!アンケート」で聞き出し、公契約条例制定や、大手企業交渉への布石となるよう、現場調査の意義を学習しました。

 新庁舎建設の元請け「銭高組」との懇談では、一日150人以上が就労する大きな工事現場で、猛暑の中で働く労働環境に配慮が感じられました。市内業者の活用については、「基礎工事に1サンエイ(株)2有川工業(株)、コンクリートや弁当、自販機なども市内業者を活用している」と回答があり、組合が申し入れた「市内業者の活用の要請」が現場サイドに伝達されていることが確認できました。
 大和田小増築工事を請け負っている増木工業(株)とは、「確認書」を締結することができました。

 新庁舎、大和田小の両現場とも、働く人の退職金制度である「建退共」の制度説明会の開催を快諾頂き、アンケートについても、今後、継続して協力を約束してくれるなど、次につながる取り組みとなりました。

 ただ問題点として、1新庁舎の現場では、駐車場の料金を職方に請求していて、駐車場料金は最低入札価格に入っていない。2建退共の現場のポスターが朝礼現場に張り出しておらず、入口と詰所のみでした。
 今後、公共事業の適正な下請け賃金を保障するうえで、共産党市議4名の同行は心強いものとなりました。
民間工事の3みなけあ新座新築工事4ウェルケアテラス新座新築現場は残念ながら懇談できませんでした。
(花井・埼玉土建新座支部)
今村復興相の“株長者”
優良株 時価総額6千万円
 東京電力株を8000株も保有していた今村雅弘復興相はこの他にも東証一部上場の優良株を多数保有し、時価総額6032万2085円に上ることが「赤旗」の調べで分かった。

 国会議員、とりわけ与党議員には色々な情報が集中するだけに株の売買は規制が求められている。
 今村氏の資産報告書(15年3月)によると全日空、日本郵船など計18銘柄11万3570株を所有(表参照)。銘柄は18だが、この間多くの入れ替わりがある。売買した株式はJR東日本、日本航空、三洋電機など20銘柄以上に及び、国土交通政務官や衆院国土交通委員長など、今村氏の職務と関係深い銘柄が目立つ。
 “株長者"に被災地に寄り添う復興行政が行なえるのか。

(8月29日付 赤旗)
今村雅弘復興相が保有する株
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