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戦車走り、ヘリ低空旋回 |
「自衛隊観閲式」にむけ訓練激化(朝霞演習場) |
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新座総合技術高校に隣接した陸上自衛隊朝霞演習場では、11月7日の「自衛隊観閲式」にむけて市街地戦闘訓練が激しさを増しています。「観閲式のプログラムは防衛庁長官が代わったばかりでまだ確定してない」(東部方面総監部報道班)としながらも、参加部隊による演習が9月からスタートしているのです。
市街地戦闘訓練は9月23日「お彼岸」の墓参りで多くの市民が訪れた新座霊園の周辺上空を自衛隊ヘリが低空で旋回。演習場内にはテントが張られ、楯が一列に並びテロゲリラに対する「武力攻撃対処演習中」の看板。重機関銃を装備した大型ジープが警戒にあたるなど異様な光景がくりひろげられました。
市街地戦闘訓練とはイラクに居座るアメリカ軍が「テロ掃討作戦」と称して民家に押し入り、住民を殺傷している訓練と同じような訓練です。
観閲式の演習について、陸上自衛隊観閲式準備室の吉野一尉は「練馬・朝霞・和光・新座市には10月12日の週に予行演習の文書を持って行く。大型戦車による騒音、振動は承知しておりすでに新座総合高校、朝霞高校の前には防音壁を設置した。授業に影響がないよう近隣学校に2度ほど訪問して調整した。
戦闘機の演習は10月17日から始まり編隊飛行は26日から毎日ではないが遂行する。F15など戦闘機15種の予行演習は高度120メートル(本番)より高い高度で全機種が参加して実施する。時間帯は本番時間の午前11時20分よりと40分からそれぞれ10分程度。学校の授業中であるがこれだけは飛行時間帯を動かせない。」と述べているそうです。(練馬平和委員会)
空砲やヘリの騒音で普段から騒音被害を受けている新座総合高校の教職員組合は、騒音測定器を設置。漬習場に面している教室に「二重窓とエアコン設置」を要求しています。小中高校や養護学校など19校もの学校が周辺に密集している朝霞基地でこのような人殺し訓練が目常的におこなわれているのは許せません。
「海外派兵を本務とする」と安保防衛懇談会が武力集団としての自衛隊強化をはっきりと打ち出しました。日本を「戦争する国」に仕立てるための憲法9条改悪、愛国心を強制する教育基本法「改正」の企てを打ち破っていきましょう。 |
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