日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.6.10  No.1218
日本共産党新座市委員会
「日本は正しい戦争をした」(?)
侵略戦争を美化したDVDを子どもたちに使うな
共産党市議団が教育委員会に申し入れ
 6月4日日本共産党新座市議団は、文科省が委託事業として採択した「誇り」と題するアニメDVDを教材として使用しないよう申し入れました。

新座市教育委員会委員長 大石 茂様
教育長 金子 廣志 様
         日本共産党新座市議団団長  朝賀 英義
                  2007年6月4日
       要   望   書

 日本の侵略戦争を「自衛、アジア解放のための戦争」だったと肯定・美化するDVDを教材にした教育事業が、文部科学省の研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採択され、全国各地の中学校などで行われようとしていることが、5月17日の国会質問で明らかにされました。
 問題の教材は、日本青年会議所が制作した「誇り」と題するアニメーションDVDで、その内容は若くして戦死した靖国の「英霊」が現代に現れ、自分の子孫である女子高生に「一緒に靖国神社に行ってみない」と誘い、日本の戦争は「自衛のための戦争」「アジアの人々を白人から解放」するための戦争だったと語りかけるものです。加害の事実には触れず、日本がアジア諸国を助けたと描き、日本人の戦争への反省は「GHQによる洗脳」の結果と説明するなど、日本の侵略戦争を自存自衛の正義の戦争であったと描き出す「靖国史観」に立ったものです。
 日本青年会議所では、このDVDが文部科学省の研究委託事業に採用されたことを大いに利用し、「近現代史教育推進運動」と称して全国の学校でDVDを使った教育事業を展開しようとしていますが、極めて重大なことです。
 日本やドイツなどが起こした戦争が正義に反する侵略戦争であったという認識は戦後の国際政治の出発点であり、日本もそのことを認めて国際政治への仲間入りを果たしました。また、現憲法にもとづく日本の教育が、日本の引き起こした戦争が誤りだったという認識と、それへの根本的反省、批判の上に成り立っていることも自明のことです。日本政府が、1982年のいわゆる「進出・侵略」問題に端を発した国際的批判に対し、教科書の検定にあたっては、侵略戦争がアジアの諸国民に多大の苦痛と損害を与えたことの自覚とそれへの反省を重視することを、国内外に正式に表明してきたことを忘れてはなりません。
 こうした戦後国際政治の原則や憲法の精神に照らして、歴史の真実を歪め、かつての侵略戦争を肯定・美化するようなDVDを公教育の教材として使用するようなことは、絶対にあってはならないことです。
 よって教育委員会におかれましては、侵略戦争を肯定・美化するようなDVDを学校教育の教材として用いないよう強く要望するものです。
「人間らしく働きたい」声上げる若者たち
あやべ澄子 日本共産党埼玉県くらし福祉対策責任者
5.20全国青年大集会にて
「残業代払ってよ」「給料あげて」とアピール 5.20全国青年大集会にて

 5月20日「まともに生活できる仕事を」「人間らしく働きたい」をかかげて全国青年大集会が東京・明治公園で開かれ、全国から3300人、埼玉から300人の若者が参加しました。

 集会では、解雇通告を受けた若者や偽装請負をやめさせた若者たちが、企業の違法行為を告発し、青年を使い捨てにする企業の横暴は許せないと訴えられました。

 「僕は大手電機メーカーで朝7時から夜中の12時まで働き続け、職場で睡眠薬を飲んで自殺をはかりました。長時間労働の原因が偽装請負とわかり、今は毎月、宣伝に取り組んでいます」という青年。「貯金がなくなったことが原因でネットカフェで二年間寝泊りする生活に。今あるお金も病気になって仕事ができなければあっという間になくなってしまう。手放してしまった普通の生活を取り戻したい」と訴える男性。

  長時間労働や不安定雇用など、こんなにも若者たちが苦しんでいるのかと涙が止まりませんでした。しかし、若者たちは黙ってはいません。自分たちが声をあげてこそ変えることができるんだと裁判を起こし、労働組合を作り、仲間に支えられながら頑張っている姿は感動的です。

 「貧困と格差」を作り出したのは政治。この政治を若いみなさんとともに何としても変えなければと、決意を新たにしました。

福祉フェスティバルなごやかに
福祉フェスティバル  6月3日福祉の里で81団体が参加した福祉フェスティバルが盛大に開催され約5600人の市民で賑わいました。市議団も参加して皆さんと交流しました。
6月議会日程
6月議会日程
6月議会で質問します!
市政に提案日本共産党市議会議員の一般質問
 日本共産党市議は市民要望等に基づき一般質問いたします。質問日は6月18日月曜日、19日火曜日です。傍聴においでください。
こじか伸衛議員 6月18日(月) 1番目
行財政問題 1. 入札問題で市の発注計画で改善はあるか。
  2. 土木会社の廃業が続いているが市の育成努力は。一般競争入札に参加できるよう配慮を。
  3. 小規模工事登録制度での発注は前進しているか。(資料要求・・過去5年間の実績)
  4. 06年度の市債借り入れ状況は。埼玉りそなだけでなく他の金融機関も視野にいれて検討を。(資料要求・・06年度市債借入れ状況と銀行等縁故債資金に係る紹介結果)
公園緑地問題 1. 市民いこいの森制度を活用して雑木林の保全を。新座二丁目の緑道は売却せず整備すべき。
  2. 公園などの使用申請は出張所でできるように改善を。
交通安全問題 1. 野火止郵便局前に交通指導員の配置を。
  2. 新座市駅南口広場に面している商業ビルに自転車置場の設置指導を。
保坂フミ子議員 6月18日(月) 2番目
国保問題 1. 減免要綱を作り広く市民が利用できるよう周知を。滞納者に資格証明書の交付は中止すべき。(資料要求・・国保税減免制度の実態。資格証明書交付実態と医療機関での受診状況)
福祉問題 1. 地域包括支援センターの業務が増える状況。人員配置を増やす必要があるのでは。
  2. 介護保険利用促進補助制度の拡大を。
都市問題 1. 野火止五丁目区画整理事業は、既存道路と接続を図りまちづくりの面から指導を。
朝賀ひでよし議員 6月18日(月) 3番目
行政問題 1. 職員体制のあり方について、職員の配置は今年度予算編成時と4月1日でどのように変わったか。(資料要求・・予算編制時と4月1日時の職員の配置)
  2. 今春自己都合で退職した職員が多くいるが市の見解は。業務執行への影響は。(超過や事業の進捗)
  3. 中途採用をおこなうべき。また来年度の職員採用計画はどのように検対していますか。
  4. ニート対策について相談窓口の設置を。関係部署及び、関係機関による「対策会議」設置を。
交通問題 1. シャトルバスについて継続すべきではないか。財源の投入についての見解は。
  2. 「こぶしの森」などの利用者の交通手段がなくなる方への対策は。
石島よう子議員 6月18日(月) 4番目
福祉問題 1. 乳幼児医療費の無料化年齢引き上げを。県内でも12市12町が入院、入通院で就学児以上無料です。
  2. 窓口払い撤廃を隣接する自治体まで広げる進捗状況は。(資料要求・・1乳幼児、小学校低学年、中学年、高学年、中学生ごとの入通院別の医療費2市民の受診の多い東京都の自治体の医療機関の受診者)
教育問題 1. 侵略戦争を美化したDVDを使っての委託事業はおこなうべきでない。教育長の見解を問う。
行政問題 1. 若者の就労条件が厳しい。労働者の権利や諸制度についての啓発パンフを成人式で配布を。
  2. バス停「栗原」(ひばりケ丘方面)の整備を。雨天時にはぬかるみになり整備の要望がある。
笠原すすむ議員 6月19日(火) 1番目
保育問題 1. 老朽化した公立保育所の建替えを急ぐべき。また、現場からの改善要望は実現しているか。(資料要求・・過去3年間の保育所ごとの要望事項と実施状況)
  2. 臨時職員の配置が増え、正規職員に過重な負担がかかっているのではないか。(資料要求・・各保育所ごとの正規、臨時、非常勤職員の人数。および臨時職員の分類ごとの人数)
  3. 職員の休憩時間が確保されていないのでは。
行政問題 1. 部長職の2年早い退職勧奨制度は廃止すべき。
  2. 今年10月からの信用保証制度の見直しで中小企業融資が後退する恐れがある。対応策の検討を。
教育問題 1. 学校長の学校運営が非民主的との声を聞くが実態をどのようにつかみ指導しているか。
  2. 学校行事は児童、生徒を中心に考えるべきと思うが、実際はそうなっていない学校が多いのでは。
  3. 教職員の休憩時間が確保されていないのでは。残業も多く病休者が増加している。(資料要求・・昨年文科省が実施した教職員の実態調査結果)
  4. 特別支援教育支援員などの配置についてどのように検討しているか。
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