日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.7.15  No.1223
日本共産党新座市委員会
住民税、国保税が払えない方は分割納付、減免申請を
 今週から国民健康保険税の納税通知書が発送されました。年金からの課税強化のため、国保税もドンドン上がっています。定率減税全廃で住民税が2倍3倍になったのに引き続き国保税も増税です。

 市税は7月2日、8月31日と納期が続くので、「昨年の2倍、3倍額はとても払えない」と相談が相次いでいます。

 市県民税、国保税は地方税法で様々な減免規定がありますが、市が市民にほとんど知らせていないため、申請者はごく少数です。失業や倒産で所得が激減した場合、本人や家族のケガや病気で医療費が多額になった場合など、減免が適用できる場合があります。ぜひご相談ください。

1分割納付
 月々払える額(一万円とか)を決めて振り込み用紙等で出張所や郵便局で支払う。(この場合延滞金をつけないよう市議団は要請しています)

2納税猶予
 決められた納期ではなく2年間で納税する計画を立てて納税する。(この場合、延滞金の利息は半分(7・3%)になる。納税猶予中は差押さえはされない。

3減免申請
 災害などのほか、失業、倒産、家族の病気など特別な事情でどうしても税金が払えない場合、理由を書いて減免申請を提出します。

 詳しくは日本共産党市議にご相談ください。
シャトルバス廃止後の対策を
 朝賀議員はシャトルバスが6月で廃止されることから、障がい者授産施設「こぶしの森」に通所している障がい者の交通手段を考えるべきと6月議会で質問し、市長は対策を取ると答弁しました。

 7月から県の生活サポート事業(障害者手帳を持っている方が移動支援、送迎、一時保護などで利用できる)を生かして移動支援をおこなう事業所に頼んで車で送迎をおこなっています。利用者負担があり9人が利用している状況です。
介護保険の利用料補助続けよ
 保坂議員は6月議会で市民から市議団のホームページヘの投稿を紹介しながら介護保険の改善を求めました。投稿した方は障がい者で、妻と認知症の母と三人暮しです。

 保坂議員は「この方は課税世帯になったために介護保険料が上がり、利用料補助もなくなって困っている。補助を続けるように」と質問。

 市長は「利用料補助は17万6820円。厳しい財政状況を勘案して平成19年7月から市県民税非課税の方のみを補助の対象とする予定だ」と冷たい答弁でした。
課税世帯になったために介護保険料など15万円増額

 2年前の老齢者控除の廃止などで、非課税だった妻が課税になり、介護保険料のランクが5段階に上がり、私と母と合わせて年間14万5587円、6万円以上増えました。
 それだけではありません。母の介護利用料が月2万6225円でしたが、課税世帯になったため補助金がなくなり年間9万4400円負担がふえ、介護保険料と合わせて15万円もの負担増がのしかかってきました。

(市議団ホームページヘの投稿から)
「憩いの森」制度を活用して雑木林の保全を
 小鹿議員は「市が4年間かけて策定した「緑の基本計画」に基づき、緑を保全創出する『憩いの森』を計画的、全市的に地主さんに知らせて増やしていくべきだ。新座二丁目の緑道の売却はやめ桜の木などを大事にせよ」と質問しました。

 市長は「『憩いの森』制度は引き続き活用していきます。今年は石神四丁目地内の山林2155平米(寄付採納)と隣接する雑木林の一部を借り、一帯として整備して市民に開放したいと協議している。また、野火止四丁目の家具店からこもれび通りにかけての雑木林も了解いただければ『憩いの森』として整備したい。新座二丁目の緑道は売却の方針で予算化したがこの地域の緑地、空地のあり方などを含めて検討する」と答弁しました。

公園の使用受付は出張所で

 また、小鹿議員は「公園の使用受付は市庁舎に来て届出し、一週間後にまた許可書を取りに来なければならない。身近な出張所でできるようにせよ」と要求。市長は「出張所で許可書が受け取れるようただちに実施します」と答弁しました。
『憩いの森』制度
 東久留米市の「憩いの森」を日本共産党が新座市でもと提案。賃料平米/120円、固定資産税免除で10年間地主から雑木林を借りる。現在7ケ所で整備され散歩や森のコンサートなどを実施。市民の憩いの場となっています。
核兵器のない平和な世界を
第50回国民平和大行進
第50回国民平和大行進
 7月1日 三軒屋公園において今年第50回を迎える原水爆禁止国民平和大行進埼玉県東コースの出発式がおこなわれ、市内の10団体約140名が参加しました。

 前日の「原爆投下はしょうがなかった」との久間元防衛相の発言に各団体から抗議の決意表明がつづきました。

 日本共産党からは、桜井はる子衆議院埼玉4区国政対策委員長が「私も長崎出身。今なお後遺症に苦しむ被爆者が多数いるのに許せない。平和行進など国民の運動が世界の非核の流れをつくってきた。」と連帯の挨拶。

 志木駅までパレード後、核兵器廃絶を求める国際署名に取組み1時間で111筆が集まりました。
侵略戦争を美化したDVD
アニメーション『誇り』を授業で使うな
 石島議員は6月議会で「日本青年会議所が作製したアニメーションDVD『誇り』は、日本の過去の侵略戦争を美化している。これを使用した教育事業を新座市がおこなわないように」と一般質問しました。

 教育長は「DVDを視聴していない」等と答弁。

 石島議員は「ストーリーが書かれたパンフを事前に渡したのに読んでいないのか」としてDVDの内容は、過去から現れた青年が「太平洋戦争は東アジアを白人から解放した大東亜戦争だ」などと語り、「日本の教育は日本人から自信と誇りを奪っている」とする内容だと紹介しました。

 石島議員は教科書検定や学校教育にあたっての政府見解は「侵略戦争がアジア諸国民に多大の苦痛と損害を与えたことの自覚と反省を重視する」(官房長官談話)としている。この立場に照らしても青年会議所などから働きかけがあっても新座市で実施すべきでないと再度、教育長と教育委員長の見解を問いました。

 教育長は「働きかけはなく、見解を申し上げる必要はないと思う。歴史教育については学習指導要領にもとづいて今後も実施してまいりたい」と見解を明らかにしませんでした。

 このDVDを使った教育事業は韓国のテレビニュースが「日本文科省戦争美化の授業を委託」と報道。教育関係者をはじめ国内外の世論の批判を受け6月20日青年会議所は文科省との委託契約を辞退しました。
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