日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2016.6.26  No.1671
日本共産党新座市委員会
「バス待機所は危険」場所の変更を求める
野火止浄水所跡地・東1丁目
辻みき議員
辻みき議員

 野火止浄水場水道タンク跡地に建設予定の西武バス待機所に関連して、辻実樹議員は「市民の安全性を守るために計画を見直し、代替地を」など住民の声をとりあげて一般質問しました。

 市長は「代替地を探す予定はない。志木駅周辺整備で南口ロータリーに大型バス待機スペース4台分を確保するので、実際に待機所にはあまりバスは来ないと考えている」「市民の安全対策として、歩道幅を変えないで車幅を広くする」「現地付近を通る児童については、2中前の信号を渡り2中の校庭内を通るよう通学路の変更をする。道路面に赤色の塗装をする」と答えました。

「バス待機所」予定地(野火止浄水所)は小中学生が多く往来
「バス待機所」予定地(野火止浄水所)は小中学生が多く往来

 辻市議は「市民の調査では現地は約1時間半の間に13台もの出入りがある。またこの道路は幼稚園バスも多く、子どもたちが遊びや部活で往来する。6年前に人身事故もあり、バスの待機所は移してほしい」という交通指導員や市民からの手紙を読み上げ、「住民に誠意ある態度を」と説明会開催を強く要求しました。

「野党が増えたほうがいい」
 最新の世論調査で、参院選で野党の議席増への期待が強いことが明らかになりました。

 「毎日」の世論調査(20日付)では「野党が増えたほうがいい」が46%と「与党が増えたほうがいい」の34%を上回っています。中でも無党派層では57%が「野党が増えたほうがいい」と回答。与党の議席増20%を倍以上、上回っています。
 「読売」(20日付)では、野党の統一候補擁立を「評価する」40%で「評価しない」36%。「朝日」(20日付)の調査では、野党が自民党に対抗できる勢力になることに「期待」が59%、「期待しない」32%でした。
「野党が増えたほうがいい」

 安倍首相が「争点」とする「アベノミクス」の評価は軒並み下落。「共同」(19日付)ではアベノミクスで「景気がよくなると思う」が37・5%で、「よくなると思わない」は62・5%と半数以下でした。

 (6月21日付 しんぶん赤旗)

発達障がい
早期の気づきと、障がいのない児童・生徒への啓発強化を
あしの修議員
あしの修議員

 あしの修議員は、6月市議会の一般質問で、「発達障がいの早期の気づきの強化」「障がいのない児童・生徒への啓発と学習の強化」「保護者への啓発と伝え方」について質問しました。
 先天性の脳機能障がいが原因で乳幼児期に起こる発達の遅れでおこる障がいを「発達障がい」と言い、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)といった障がいを指します。
 国が本格的な対策を始めて約10年が経ち、今年5月に発達障害支援法が10年ぶりに改正されました。この発達障がいは、とりわけ早期の気づきが重要です。

 あしの修議員は、「発達障がいの児童・生徒は基本的に通常学級に在籍し、特別の支援を行うもので、障がいのない児童・生徒に対してしっかりとした啓発を行わなければ、障がいのある児童・生徒は辛い思いをしなくてはならない。しっかりと啓発・学習を行うべき」と質しました。
 
 教育長は、「このような障がいはなかなか目に見えないものでしっかりと理解しないと対応できない。障がいのない児童・生徒に対する啓発は極めて大事な事と思う。取り組みを進めていきたい」と答弁しました。
 あしの議員は、「通常のクラスで過ごし、周りから理解されない事は障がいのある子どもが一番苦しい。早急に取り組みを進めてほしい」と強く要請しました。

学童保育指導員の待遇改善を
国の「処遇改善手当」を活用せよ
16名も欠員 深刻な事態つづく
石島よう子議員
石島よう子議員

 新座市の学童保育では数年前から指導員の欠員状態が続き、今年は6月1日時点で、嘱託職員6名、臨時職員10名、計16名も欠員という深刻な状況です。石島市議は欠員解消のため、「指導員の処遇改善を」と一般質問で求めました。

 石島市議は「野火止保育室(障がい児5人を含め児童数128人)は10人の指導員が必要なところ3人も欠員だ。指導員は『大規模な保育室では安全確保に精いっぱいで子ども一人ひとりに目を配る余裕すらできない状況。遅番の回数の増加、休暇の取得困難など現場にしわ寄せ。早急な改善を』と求めている」と指導員の声を紹介。学童保育の質の向上のため、「子ども・子育て支援法」に合わせてつくられた、国の処遇改善補助金制度を活用した処遇改善を提案しました。

 市長は「指定管理者の社協と様々協議してきた。広報で12月から毎月指導員を募集している。応募は主婦層が中心で、夜7時までなので家庭と仕事の両立に勤務時間が合わないのが確保できない要因のひとつ」と答弁。

和光市、志木市は初任給19万円に改善

 石島市議は「勤務時間の問題ではない。欠員が埋まらない根本的な要因は保育士と同様、社会的責任に見合う処遇ではないからだ」「勤続25年目で超過勤務がないと手取り20万円にもいかないと聞いている。近隣の和光市の指導員は社協の正規職員で補助金を活用して大卒の初任給を19万円に上げた。志木市の指導員も社協の正規職員で初任給は19万2800円。新座市はなぜ補助金を全額申請して処遇改善しないのか」と追及。

 市長は「処遇改善します」と答弁しました。

近隣市でも最低 新座市指導員の給与
元気に「にいざ脱原発ウォーキング」
元気に「にいざ脱原発ウォーキング」
 6月19日(日)東北コミセン隣の三軒屋公園で脱原発にいざ市民の会主催の第23回「にいざ脱原発ウォーキング」が行われました。

 雨をものともせず55名が参加。ジョニーHさんの替え歌に笑顔が広がりその後、みんなで、「原発いらない」「再稼働するな」「川内原発再稼働反対」などシュプレヒコールを上げて市内を歩きました。2回目の参加になる学生が初めてシュプレヒコール。初々しいコールが町にこだましました。
 次回のウォーキングは、8月21日(日)4年目の節目です。ご参加下さい
アンテナ群を強化
「米軍大和田通信基地」をウォッチング
「米軍大和田通信基地」をウォッチング
 埼玉県平和委員会は16日、米軍大和田通信基地(新座・清瀬両市)をウオッチングした。時おり小雨がぱらつくなか新座、清瀬両市の住民ら31人が参加した。

 アニメーター有原誠治さんの説明を聞きながら、参加者は二時間余、同基地の周辺を歩いて調査。基地の中にはスパイラルループ、ディスコ?ンアンテナなど様々なアンテナが立ち並んでいる。

 同基地は「119・6ヘクタールあり東京ドームの約25・5倍」との説明には驚きの声があがった。一帯は北関東防衛局が管理。豊かな自然が残る新座・清瀬の市境で私有地もあり、「農家66軒が畑作業をしている」という。

 有原さんは、最近になってループ型のアンテナを新設したり、周辺整備が行われていたと説明。参加者は、今は立ち入り禁止にされた草地を金網ごしに見ながら「昔はこの金網はなく、自由に出入りできたのに」「子どもを連れてよくピクニックに来た」と憤慨していた。

 ウオッチング後は室内で交流。有原さんが海軍時代から米軍通信所への変遷の歴史を貴重な映像を上映しながら解説した。

 参加者は「戦前は日本海軍の通信所として海外無線の傍受をつかさどっていた。戦後は横田、所沢通信所と連動して核攻撃指令を出すなど米軍の重要な役割を担っていると分かった」「最近、上空をヘリコプターが頻繁に低空飛行してうるさい。落ちるのではと不安だ」と訴える参加者もいた。
 最後に今後、専門家を含めた調査・研究や基地撤去の運動を行政区を超えて行うことが強調された。

(寄稿・あやべ)
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