日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.12.17  No.1746
日本共産党新座市委員会
汚水の逆流 原因究明と対策を
新座ハイツ6―13号棟付近で汚水が噴出
 小野大輔議員は12月議会の一般質問で「新座団地の汚水が逆流した問題」を取り上げ、被害状況、原因と対策について質問しました。
小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

 10月22日、23日に関東で猛威を振るった台風21号の影響で、新座ハイツ6―13号棟付近では道路がひび割れ汚水が噴出。自動車5台が破損するなど大きな被害が生じました。
 汚水管は新座団地内道路から柳瀬川の下を通って富士見市へ流れていきます。この柳瀬川をくぐる「ふせごし施設」とその周辺で汚水の逆流が起こりました。
 小野議員は、「原因は何か?」と質問。上下水道部長は「逆流の原因は汚水管に雨水が流れ込み、汚水管がいっぱいになったことが原因と考えている。汚水管に雨水を入れないよう大規模集合団地などで周知を図っていく」と答弁しました。

 小野議員は、「新座3丁目地域では汚水管をポンプから自然流下で流す工事も行われた。こうした工事の影響で汚水管にかかる圧力が増して逆流の一因になったのでないか」と質問。部長は「それも含めて調査していく」と答弁しました。
 小野議員は「汚水の逆流は衛生上も絶対に起こってはいけないことです。原因究明の徹底と対策をしっかり図るように」と求めました。

汚水氾濫が起こった新座団地6―13号棟周辺
汚水氾濫が起こった新座団地6―13号棟周辺
党名を変えない三つの理由
志位さん語る
「まるごと共産党」で質問に答える志位さん
「まるごと共産党」で質問に答える志位さん

「なぜ党名を変えないの?」
志位和夫委員長は千葉市内で開いた「ナマ志位トーク・まるごと日本共産党」の集いで、党名を変えない「三つの理由」―理念・歴史・語源について語りました。

「共産の名前は、資本主義が抱える矛盾を乗り越え、搾取がない、すべての人間の自由で全面的な発達を保障する社会へ進む理念・理想が刻まれた名前です」「党名には、95年の反戦平和と民主主義の歴史がギュッとつまっています」「共産主義の語源はラテン語で『コムニス=共同』の意味で、支え合い協力していく社会をめざしています」と説明。参加した高校生は「共産党は最後の砦のような存在だと思っています。社会の大きな仕組みについて考えを持つ党なんだと分かりました」と話しました。

「新座市民アンケート」過去最高1300通
あふれる市民の願い
「新座市民アンケート」過去最高1300通 あふれる市民の願い


 たくさんのご回答ありがとうございます。市民アンケートの「困っていること」には市民の切実な声が寄せられています。

 その一部をご紹介します。

一強のため、勝手なことばかりしたい放題です。野党一丸となり何とか一矢報いてください。
〇安心して暮らせること、争いを起こさない。
〇税金の無駄遣いを無くしてほしい。日本自体が良い国でないのであまり興味はありませんが、せめて自分の暮らす市ぐらいはまともであって欲しい。
市役所、病院、銀行、郵便局の窓口が土日は締まっていること。せめて土日どちらかを開けて平日一日閉めるやり方でも問題ないのでは。*本当に困っている!どうにかして!
労働法の改正で雇止めにされてしまう。このままでは子どもの学費を捻出できず諦めてもらうしかない。長年非常勤で働いて来て、この年で新たな職探しはひどすぎる。
道路の補修は小さい傷のうちに手当出来ないのですか。道路点検補修に力を入れて下さい。
妻が視覚障害で全盲となり私(夫)が介護・家事を行っていますが認定が要支援2から逆に要支援1に引き下げられました。不思議。トイレ、風呂、食事も一人で出来ない状態。本来ならば要介護認定であろうと思っています。
安倍はすべてを私物化している。すぐにでも議員をやめさせよう。米軍基地をすべて山口県に移動させる事を希望する。
銀行、買物で志木まで行くとバス代がばかにならない。にいバスは市役所が終点なので一度乗り換えないとならないので時間もかかり遠回りするので大変です。
今はなんとか働いて家賃を支払うことが出来ていますが、いずれ蓄えが無くなるのが目に見えています。高齢者のホームが欲しいです。
市内循環バス見直しで、交通不便地域の解消を
共産党以外の賛成多数で廃止を決定
 工藤かおる市議は「市役所に行っても帰りのバスがない」など、市民の声を紹介し、市内循環バスの増便と路線を新設し交通不便地域を無くせと一般質問しました。
工藤かおる議員
工藤かおる議員

 「バス停から300m以内を〇で囲った地図」が資料として市から提出されました。(下図)
 工藤市議は「これを見てもどこが交通空白地域かわかるのでは?」と質問。市民環境部長は「石神、馬場、菅沢、中野地域などが白くなっています」と答えました。

 工藤市議は「循環バスは比較的路線バスが通っている所を走っている。川越街道や水道道路など路線バスが運行しなところを通すべきではないか」「大和田一丁目の市民から新座駅も志木駅も歩くのは遠くしかも坂道だ。大学が休校の時は路線バスまで無くなってしまう」という声を紹介し「路線を増やすように検討を」と主張。市は「路線を増やすことも含めて検討する」と答えました。
 工藤市議はまた「地域公共交通会議に公募市民を入れよ」と提案。
 部長は「所沢市、朝霞市、西東京市が公募市民を入れています」「バス会社を一社減らし、交通安全母の会を入れること」を明らかにしました。
 市長は「公募市民に代わるものとしてパブリックコメントを有効に活用します」と答弁しました。

〇印=路線バスのバス停、にいバスのバス停から300m以内の地域
〇印=路線バスのバス停、にいバスのバス停から300m以内の地域
学校給食に補助金支給を
第3子以降無料化すぐ実現を
 「学校給食費の無料化及び補助金の支給を実施する自治体が増加しています。新座市も実施すべきではありませんか。当面、来年度から一人あたり毎月1000円の補助金を支給してはどうですか」笠原進市議は12月11日の一般質問で提案しました。
笠原すすむ議員
笠原すすむ議員

 昨年3月に決定した『新座市地方創生総合戦略』で第三子以降の給食費の原則無料化に向けた検討をするとしたのに未だに実施していない。これも直ちに実地すべきだ」と提案しました。
 金子教育長は、「須田市長(当時)が笠原市議の質問に答えて第3子無料化と言った時には驚いた」と述べ、「学校給食費への補助金を支給している自治体は子育て支援策として実施しているものと思うが、財政の厳しい新座市としては難しい。月1000円の補助を実施するには約1億4219万円、第3子以降無料化には2559万円が必要だ。給食調理器具も十分に買いそろえられない財政の中では困難」と答弁しました。

 笠原市議は、「学校給食の無料化、補助金の支給はどの自治体でも首長の決断によるものだ。教育長の言うように子育て支援策として実施している。教育予算の枠内ではなく市長の決断による特別ワクとして実施すべきだ。市長が交代したから実行しないのは許されない」と発言。
 並木市長は、「昨年3月には私は市議ではなかったのでその経過は詳しく承知していないが財政が大変なのですぐには決断できない」と答弁。

 笠原市議は「この12月議会で大和田2・3丁目土地区画整理事業は約96億円の事業費を106億円に拡大した。『財政が大変だから約2600万円の第3子以降の給食費無料化は実現できない』と言いながら大和田の土地区画整理事業は10億円も増やす。お金の使い方を間違えている。改善すべきだ」と指摘しました。

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