日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2011.9.4  No.1430
日本共産党新座市委員会
地方交付税など約25億円増収だが、
18億円をそっくり積み立てる 9月議会はじまる
 新座市議会第3回定例会は、9月1日から27日までの会期で始まりました。(日程表は下記)

 市長提出議案は、条例の一部改正7件(栄5丁目集会所や大和田運動場の用途にフットサルの利用を加える等)、規約変更2件、今年度の補正予算6件、昨年度の各会計の決算認定9件、市道認定2件の合計26件です。

 一般会計補正予算は、地方交付税と臨時財政対策債が約15億6600万円の増額、前年度繰越金が4億4600万円の増額、野寺小の校舎大規模改修工事を見送ったため約5億円の減額などで合計、約25億円の新たな財源ができました。しかしその25億円のうち、約18億7000万円を財政調整基金に積み立てる(貯金する)としています。
 したがって、補正額16億5147万円は、見かけ上は近年にない大規模補正ですが、実質は大きな事業はありません。

 補正予算の主な内容は、
1道路拡幅用地取得(平林寺大門通り等)の約 5千万円、
2道路工事費9200万円(水道道路歩道整備等)
3志木駅南口駅前広場に 大屋根設置等の設計費 600万円、
4市民会館・中央図書館の耐震改修工事の設計委託料3379万円、
5小中学校や保育園などの建築基準法に基づく定期検査委託料3345万円、
6公園施設整備費1708万円(史跡公園のトイレ新設等)
7小中学校の施設整備費8629万円(防球ネットやテニスコート、プール濾過装置改修など)

 日本共産党市議団6名は全員が一般質問します。議会傍聴もお願いします。( 質問項目はこちら
9月議会の日程表
ノーモア被爆者「東野・憲法九条の会」が講演会
長崎の被爆者、”福島原発事故”を語る
13歳の時の被爆体験を語る田中てる巳氏
 13歳の時の被爆体験を語る田中てる巳氏

 東野・憲法九条の会は、8月27日、にいざほっとぷらざで「核兵器と原子力発電・被爆者からみた福島第一原発事故」について講演会をおこない、会場いっぱいの46名が熱心に耳を傾けました。

 講演は13歳の時、長崎で被爆した田中てる巳さん(日本被爆者団体協議会事務局長)

「私は8月9日、爆心地から3・2キロの自宅二階で一瞬真っ白な閃光につつまれ気を失った。衝撃波が家のガラス戸を吹き飛ばし、自分の体に覆いかぶさり、幸いにもガラスが割れず奇跡的に助かった」「熱症や原爆症で5人の身内が亡くなり、荼毘(火葬)に付した」と体験を語り、「原爆は人道に反し国際法にも反する。人類とは共存できない」と訴えました。
 
 福島原発事故については、「想定外ではなく、最悪を想定することを拒んだ人災で、”安全神話”を吹き流し世論を誘導した結果だ」「放射能被害は甚大で、未完成の原発の危険性」を語りました。
 田中氏の講演から地球上に存在する2万発もの核兵器は一刻も早くなくさなければならないこと、被爆国日本が原発を廃止し、自然エネルギーへの転換を世界に先駆けて進めるべきと強く感じました。

(記・原田齋)

9月議会で質問します!
日本共産党市議会議員の一般質問項目と質問日
石島よう子議員 9月14日(水) 5番目
石島陽子議員
1. 交通費補助の改善について 障がい者のバスカード申請の簡素化を。
2. 中高校生の居場所づくりを。福祉の里児童センターや公民館ロビー等を利用した居場所づくりを。
3. 被災者支援について。被災者世帯や親戚世帯の水道料金の減免をおこなうべき。
4. 改定介護保険法について。介護予防日常生活支援総合事業はサービス取り上げの危険性がある。
新座市高齢者福祉計画・介護保険事業計画第5期計画策定のスケジュールは。
日常生活圏ニーズ調査で、8割の方が「介護保険料引き下げ」を希望している。第5期保険料の見通しは。
工藤かおる議員 9月15日(木) 5番目
工藤薫議員
1. 放射能への対応を拡充することについて。学校や保育園、公園の放射線量測定は、排水溝など、ホットスポットになりやすい場所もきめ細かく測定を。また、肉類、野菜、魚介類、牛乳、土壌などの測定ができる高性能の検査機器、専門職員の増員を県に要請すること。市の測定器(6台)を増やし希望する市民に貸出しを。
2. 災害用井戸(なまずマーク)は80か所中、44か所が飲料用に適する。災害時指定井戸として活用を視野に助成を。
3. 被災者、避難者支援を。避難者の方々の相談会、交流会の開催。商工祭りなどで支援イベントや冬物募集を。
4. 放課後児童保育室の入室基準について。「週4日、1日6時間程度の勤務」という基準を柔軟にすべきでは。
5. 中央図書館に、市民から強い要望のある「勉強のできる自習室」の設置を。
笠原すすむ議員 9月16日(金) 1番目
笠原進議員
1. 米軍大和田通信基地の騒音について。ヘリコプターの夜間離着陸の騒音への対応を。
2. 道路上の交通安全標示(止まれなど)が消え、危険な個所が多い。改善を。
3. 教職員の異常な「多忙化」解消について。勤務時間の軽減、事務処理の軽減、行事や研究発表の精選の改善策はどう進んだか。労働時間の把握をしているか、残業時間は減ったか。労働安全衛生法は具体化されたか。
4. 国民健康保険一部負担金(窓口で払う医療費)の減免を進めよ。減免要綱は作成できたか。
5. 介護保険・高齢者福祉について。6月の公聴会の内容をどう反映させるのか。低所得者が介護保険を利用できるよう負担軽減を。通所リハビリの不足、介護労働者の処遇改善、ケアマネージャーの要望聴取を。
朝賀ひでよし議員 9月16日(金) 2番目
朝賀英義議員
1. 原発への市長の見解を問う。放射能汚染を止める技術を人類はもたない。原発から撤退すべきでは。
2. ボランティア対策の充実について。540団体と言われるボランティア団体の交流や研修がおこなえる協議会を。ボランティアをやってみたい市民の掘り起し、育成を進めるための担当部署の人的強化を。
3. 県道の整備について。さいたま東村山線、新座・和光線、川越・新座線、保谷・志木線など、県道の歩道が狭くて危険な所が多く、市民から多くの要望が寄せられている。歩道整備を強く県に働きかけよ。
4. 市内循環バス「にいバス」をコミュニティーバスとして充実させるため、市民の意見をくみ上げ改善を。
5. 小学校の体育館改修を。第四次新座市基本計画総合振興計画の前期基本計画の中で前倒しして進めよ。
こじか伸衛議員 9月16日(金) 3番目
小鹿伸衛議員
1. 道路改良10カ年計画パートIIIの初年度の進捗状況を問う。学生が増え混雑が著しい恵山通り等特別な対策を。
2. 道路維持補修費の増額を。ここ数年予算が抑えられ、市道の傷みが激しい。
3. 地産地消を進めるためコーディネーター配置を。遊休農地などの有効活用をはかる「農地バンク」設立を。
4. 野火止四丁目集会所の場所の確定と、開設に向けたタイムスケジュールは。
5. 指名競争入札で2件、極端に入札不参加があったが、設計価格のチェックなど検証を。
6. 大和田2〜3丁目地域の区画整理問題の進捗状況と今後の見通しは。財政規模、事業期間など。
7. 交通安全問題。こもれび通り、野火止公民館交差点の安全対策。市道12−13号線の大型車規制を。
小野だいすけ議員 9月18日(日) 3番目(休日議会)
小野大輔議員
1. 平和への取り組みを充実させよ。「非核平和都市宣言」をすべき。新座市平和展のさらなる充実を。
2. 旧新座小の跡地利用について。もっとも人口密度の高い現地に、防災倉庫の設置を。跡地利用の説明会の際に地域住民の声を聞くべき。
3. 震災支援ボランティアについて。市長は東松島市の現地をみて、新座の施策に何を生かすべきと感じたか。
町内会や自主防災会のボランティアや、市民ボランティアとの交流を。
4. 青年の貧困対策を。パソコンなどの資格講座は青年が参加できる時間帯に。相生市に学び家賃助成制度を。
5. 精神障がい者への食事助成を。生活支援センターの調理室の充実やスタッフ配置で昼食援助を。
大きな市民の力で脱原発を!
さよなら 原発集会
さよなら 原発集会 9月19日(祝)PM1:30〜 東京・明治公園
← 前号  |  インデックス  |  次号 →